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なぜ商売がたきのタイタニック号を救助したのですか?
タイタニック号が1912年4月14日から翌日にかけて沈没したとき、救助にかけつけたのはカルパチア号で、そのときのカルパチア号のアーサー・ロストロン船長は非常に称賛されています。 しかし、タイタニック号はホワイト・スター・ライン社の船で、カルパチア号はキュナード・ライン社の船であって、ホワイト・スター・ライン社とキュナード・ライン社はイギリス海運業界で激しい競争をしていた商売がたきだったはずです。 どうしてカルパチア号のロストロン船長は、商売がたきの会社の船であるタイタニック号を救助しに行ったのでしょうか?
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- yaasan
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他の回答にもありますが、ざっくりとしたルールなんだと思います。どんな相手でも助けが必要な時は助けられるなら助ける。お互い様の精神なんだと思いますよ。
・助けなければ外聞わるい。 ・今後は助けた顧客が自分の顧客になるであろう。 ・ライバル沈んだし、もうライバルじゃない。 ・それより何より、そこに救える命があったら助けるのが 人道ってもんだろう
- watanabe04
- ベストアンサー率18% (295/1598)
JRと私鉄が同じ路線で客の取り合いをしていますよね。 どちらかに事故があって不通の場合、もう一方が助けることが よくあります。 お互い様ですからね。次は我が身かもしれない中で 助けなかったら次は助けてもらえないでしょう?
- pri_tama
- ベストアンサー率47% (678/1421)
まあ、法律で可能な限り救助するようにとの努力義務(自身も遭難の危険が有った場合などであれば、免責の余地は有った)が課せらています。 助けに行かなかったら、その後の批判で客船業務を続けるのは…。 なお、一番近くて救助に行かなかったカリフォルニア号は、米・英国から告訴も視野に入れた査問対応(告訴だけは何とか避けられたが、事ある事に避難されるのは避けられなかった。)、とその後の名誉維持に膨大な労力を割かれることに成ります。 なお、カルパチア号が助けたのは、商売敵のホワイト・スター・ライン社ではなく、将来の顧客候補です。 想像して貰えば分かるとは思いますが、次に船に乗るとして、氷山に激突して沈んだ船の会社と、その危険を承知で助けに来て多くの人を救った船の会社のどちらを選びますか? (なお、ホワイト・スター・ライン社は、その後にキュナード・ライン社に吸収され、その後実質的には消滅してしまいました。)
- oska2
- ベストアンサー率44% (2300/5115)
>どうしてカルパチア号のロストロン船長は、商売がたきの会社の船であるタイタニック号を救助しに行ったのでしょうか? 確かに、至極不思議な対応ですよね。 が、海・山では一般的な事なのです。 浪花節ではありませんが、海男・山男の常識なんですね。 単純な事で、「助けを求めている者がいれば助ける」これだけの事。 今は救助側でも、明日は救助要請側になるかも知れません。 第二次大戦でも、「敵国の軍艦が沈んでも、乗組員は助ける」事を行っていました。 捕虜として、扱いました。(ジュネーブ協定) 旧日本軍でも、攻撃した軍船の乗組員を救助している事例もあるのです。 ※救助活動中に、アメリカ潜水艦魚雷によって撃沈した艦船もあります。 今でも、小型船舶職員養成所・商船高等専門学校・海洋大学(旧商船大学)・水産大学校・で同じ教育を行っています。 商売敵の漁師間でも、助けますよ。^^;
お礼
1958年のイギリス映画『SOSタイタニック/忘れえぬ夜(A Night to Remember)』には、タイタニック号のすぐ近くにいながら沈没に気が付かなかったカリフォルニアン号の船長と船員たちの無能ぶりが辛辣に描かれていました。同時にタイタニック号に乗っていて事故の責任がありながら救命ボートに乗って生き延びたホワイト・スター・ライン社社長のブルース・イズメイ氏の卑劣さも描かれていました。 ホワイト・スター・ライン社がキュナード・ライン社に吸収合併されたことは知っていますよ。