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VITROPERM 500Fというトロイダルコアの特徴と使い方について
- VITROPERM 500Fというトロイダルコアは、昇圧チョッパのコイルやインダクタに適していますか?
- VITROPERM 500Fトロイダルコアを使用して作成する1mHぐらいのトロイダルコイルについて調べました。
- 詳細なデータは以下のリンクからデータシートを参照してください。
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- ohkawa3
- ベストアンサー率59% (1509/2539)
結論:昇圧チョッパ用には適していません。 理由:トロイダルコアなので、ギャップを設けることができません。所要のインダクタンスを得るためには巻数を調整する手段しかなく、適切な磁束密度で利用することが困難です。 また、ノイズ抑制を目的としているため比較的コア損失が大きく、昇圧チョッパの効率を高くすることが困難です。
- kimamaoyaji
- ベストアンサー率26% (2801/10379)
>VITROPERM 500Fというトロイダルコアがあるのですがこれは昇圧チョッパのコイル、インダクタに適していますか? コモンモード、いわゆるノイズ対策用に特化したコアなので、適しているかは不明ですが、特性上問題が起きる可能性はあります。 >またこのコアで1mHぐらいのトロイダルコイルを作った場合どうなりますか? 1mHで作るので1mHであることには代わりありません、ただし電力特性、周波数特性が標準的ない電力用チョークコイルとは異なります。 もっとも電力用でさえいろいろな種類のコア材があるので特性は違います、パーマロイコア、アモルファスコア、フェライトコア、その他数種類で特性は違いますし、そもそもそれが謳い文句になっています。 それをどうなのと質問されても、実測データーを取らないと、なにもわかりませんが、コモンモードノイズフィルターのコアを、電力用に使う設計者は居ないので、そんなん物を試してデーターを取る人はいません(良い結果が得られないのは予測できるからです) コモンモードノイズはほぼMHz帯ですからそこでなるべく大きなインダクターである、逆にKHz帯では電力ロスを抑えるためになるべく小さなインダクタンスが求められるわけです、そしてスイッチングレギュレターは動作効率などから20KHzから200KHz位になります、MHz帯域も不可能ではないですが変換効率が極端に落ちるのと、非常に高価なパワー半導体などが必要になります。 10数年某電源メーカーで設計をしていた時の経験上ですが、「違う用途の部品を使うべきではない」どうしても使うのであれば、多角的に多くの試験を行う必要があるが、ろくな結果にならないのは予想できる、と言うことです。