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神棚の社の退色、色あせ、変色について
神棚の社の変色についてお尋ね致します。 社の色が白色から赤茶けた色に経年変化しています。 サンドペーパー等で社の木の表面を研磨して、白色の木地を出すことは、してはいけないことでしょうか? ご存知の方がいれば、教えていただけたら幸いです。
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宗教上の Taboo は様々あるので細かくは指摘できませんが、常識的に神棚を Sand Paper で磨く事は拙いでしょうね……神様の居住まいを削るのですから……。 一方、化学的には赤茶けた白木を Sand Paper で磨いても白木には戻りません。 赤茶けた色は外気の汚れが染み付いてしまったものだけでなく、樹木自体が持つ樹液 (アク) が内部から染み出してきて紫外線で飴色に変色する事により表面を変色させていますので、白木の色が出てくるまで削るのは大変だろうと思います。 変色した白板の洗浄は白木洗浄専用の洗剤を塗って汚れが表面に浮き出てくるのを待ってから清潔な水濡布で拭き取り、乾かしながら何度も濡布で拭き取ります。 水洗いすると樹板に水が染み込んで再た樹液を表面に出してくる原因になりますし、生乾きの状態が続くと板が腐りますので、できるだけ水が染み込まないように注意しながら洗浄します。 充分に乾いたら 100% Ethanol (または Methanol) を染み込ませた布で拭いて表面に残った洗剤を拭き取っても良いと思います……Ethanol の方が酒精ですのでバチは当たらないでしょうね(^^;)。……Lacquer 処理していな白木でないと Alcohol で Lacquer が剥がれますので注意してください。 白木専用洗浄剤で神棚を洗浄するというのは業者が神棚等の清掃に用いるものですので、専門家がどのようにしているのかを調べれば出てくると思います。 また、作業中は神棚を決して床には置かず、白布を敷いた Table の上に置いて作業し、神棚には絶対に息を吹きかけない、汚れた手で触らないよう白手を付けて作業するといった宗教上の作法があったりしますので、そのどれにも抵触しそうな「Sand Paper で磨く (絶対、フゥッと木屑粉を息で吹き飛ばしそうですよね)」なんてのは非常識でしょうね(^^;)。 以上、神棚の清掃修理はした事がないのですが、愛煙家なので毎年 Lacquer 処理していない化粧板のヤニ取り清掃に苦労している経験から(^^;)……。
お礼
ご回答を有り難うございます。 サンドペーパーによる研磨は方法としてはあまり好ましくない。そして、白木用洗剤というものがあるということが分かりました。 御神酒を水で薄めて拭くというのは知っていたのですが、それだけでは今一つ白さが戻らないので、お尋ねした次第です。 大変、参考になりました。