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人生のやり直しがきかない日本社会とは
- なぜ日本では人生のやり直しがきかないのでしょうか。日本で働き、生活をするにあたって重要なポイントは大学進学と就職だと思われます。
- 大学は浪人もできますが、浪人生というレッテルを貼られ、それだけで現役生と比べて就職にはだいぶ不利になるようです。次に就職です。大学3年生の頃から就職活動を始めてなんとしても内定をとらなければならない。就職浪人ともなれば大学受験と同様に不利な扱いを受けることになります。
- なぜこのようなしばりが日本にはあるのでしょうか。何年遅れたっていいじゃないですか。22歳で就職しようって人と、40で就職をしようって人となにが違うのでしょうか。今の時代すぐに会社を辞める人なんていくらでもいますし、年は関係ないはずです。22歳と同じ能力の40歳、50歳の人だって採用したらいいじゃないですか。なぜ中途採用はキャリアがないといけないのですか?あの有名なドラマ、故田村正和さん演じる古畑任三郎もこんなメッセージを残しています。
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森鴎外の100年以上昔の作品「青年」の主人公は、日記にこう書いています。(以下引用) 一体日本人は生きるということを知っているだろうか。小学校の門を潜(くぐ)ってからというものは、一しょう懸命にこの学校時代を駈け抜けようとする。その先きには生活があると思うのである。学校というものを離れて職業にあり附くと、その職業を為(な)し遂げてしまおうとする。その先きには生活があると思うのである。そしてその先には生活はないのである。 現在は過去と未来との間に劃(かく)した一線である。この線の上に生活がなくては、生活はどこにもないのである。(引用終わり) この鴎外の文章の本当の意味を理解できるようになったのは定年後でした。日本でも「人生のやり直し」はできますし、実際に行った知人・友人もいます。普通の勤め人をしていた大学時代の同級生で、医学部に行きなおして50歳を過ぎてから開業した者もいます。 「人生のやり直し」が可能な人は、鴎外流の言い方をすれば「駈け抜けよう」とせず、「為(な)し遂げてしまおう」としなかった人でしょう。「人生のやり直しができるかどうか」が「社会のありよう」に制約されることは当然で、その点日本の社会にこれを妨げる面があることは確かですが、それよりも「個人の信条(何を優先させるか)」が効いてくる問題だと思います。 「一体日本人は生きるということを知っているだろうか」という鴎外の問いかけに、100年以上たった現在、どう答えたらよいでしょうか。
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- dolce0000
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どこでも私企業は違法でない限り自由に採用することが許されているので、どうしても納得いかないなら自分で経営するか、好きな国や企業に飛ぶかですね。 私は数か国在住して、確かに日本の方が細かく形式主義的な色は濃いとは思うけど、さすがに20代と40代で同列比較はありえませんよ。 それが誰でもできて体力もいらない単純作業なら別ですが、ある程度が求められるポジションなら、年齢と実績のバランスは当然見られるし、長い時間かけて何の実績も持ち合わせない人より、早く実績が積み上げられた人の方が有利になるのはどこの国でも同じです。 たとえば私が生死のかかった大手術を依頼するなら、医師国家試験を何十年も受からなかった人より、そんなものさっさとクリアして手術件数が多い人を希望します。 医療に詳しい人には知られたことですが、手術件数が多いことって非常に重要です。 あと国連が長年統計発表していますが、40歳人口がどれだけ多いかでその国のイノベーションは左右されるので、それを基に政府や経済界では方針が決められたりします。 平均をとると人は40歳時にもっとも職業能力が高くなるそうで。 なので良し悪しはともかく、20~30代で職業について専門性を磨くのがもっとも効率的ってことは一般的に言えます。 日本以外の特に西洋社会では、多民族や移民との軋轢のせいでポリコレには早くからナーバスですが、採用の際に直接年齢を聞いたり書いたりするのが違法なだけで、何年にどこを卒業して、誰と同級生で、で大体わかるのです。 それに日本らしさと対極にある、IT大手のグーグルなんか平均年齢が極端に若いですよ。 なのでなんで日本だけ~とか言うのかちょっと不思議です。
- kuni-chan
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人生のやり直しをする気があればできる可能性があります。 できないと諦めたらそこで終わりですし、永遠にできません。 世の中がダメと思うなら改めようと思わないのですか? あなたは選ばれるのですから選ばれたくなるものが必要です。 見る目の無い会社もありますが、何も無い人が選ばれないのは当然です。 努力をしないで世の中がダメだからと思っているなら既にチャンスを放棄しています。
- citizen_S
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ほかの回答への補足として短くなります。 欧米社会は日本からは想像できないような 階級社会 が根強く残っています。西洋の階級と聞いてイギリスがわかりやすく取り上げられやすい例で思い浮かぶかもしれないですが、もともと今でも貧富の差が激しい国を除いてイギリス以外の先進国(フランス、ドイツ等)など階級差というものが部外者や日本人には一見わからなさそうでも一般人の意識にも社会にも乗り越えられない厚い壁(別世界レベル)が実存しています。 日本とは壁の種類がちがう、という部分的なお返事でした。
- KoalaGold
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年功主義、年齢の上のものを敬う習慣が悪い方向でに出ていると思います。 欧米では社長でさえ「スティーブ」と名前で呼びます。社長、でもありません。敬語で話すこともありません。ですから上司が年下であろうとお構いなし。 ところで自分の年齢も正確に覚えていない人もいるくらいです。生年月日は書けるけど何歳って聞くとえーっととその場で指を数えて年齢をはじき出す人が少なくありません。年功序列なし、ってことです。 そういう国なら実力主義で中途採用はできます。 しかし日本は一律に新卒を訓練して育成するので、5歳上の人が入るとどうなると思いますか。新卒担当者は新人より年下になってしまいます。そこで健気に1から学ぼうという態度を出すのは勝手ですが、訓練担当者にはやりにくくてたまりません。 また社外でも飲みに行こうか、という時にグループ意識が一つになりにくいという体育会系的絆が作りにくい。面倒臭い要素を抱えるより、一律にどう年齢を雇用した方が早い、ということです。 欧米の会社でも「若さで一丸となってエネルギッシュな会社です」とうりにしている場所もあります。こういう所に中途採用で入るには専門職で突出していることが条件です。 逆に年齢が高くないと通じにくい職種もあるので、やり直しを狙うにはそういう方向で行ったらいいのではないでしょうか。
- eroero4649
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これでもだいぶやり直しがきくようになったほうですよ。 それこそ平成になるまでは今でいう「不登校」は「登校拒否」と呼ばれて不良以上のとんでもない不良扱いでした。ビーバップハイスクールみたいな不良も学校には来ていた時代だったんですよ。だから登校拒否になったらもうそれでかなり未来は絶望的。 高校中退も「素行不良の生徒がなるもの」だったので、学校に馴染めなくて中退なんてしようものなら「高校もちゃんといけない子」の烙印を押されました。 就職氷河期世代は、企業が採用を絞ったのでそもそも新卒就職できず。しかも今と違って「第二新卒」なんて言葉もないから、翌年に就職することもできず。そのままフリーター人生を強いられた人は決して少なくありません。 そういう時代を知っている世代からすれば、今はやり直せないことはない、でも君たちの世代はやり直そうという気力がずいぶん足りないね、と見えてしまいます。
- FattyBear
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日本でも人生をやり直している人、何人もいますよ。 どこの国でも教育、進学、就職と一般的な路線を進む人は多くいますが独自な人生設計をして進む人もいます。そうする際はいろんな壁を超える必要もあるかと思いますが、一般的な路線を進む人にも別な障害が多々あり得ます。進学、就職はしばりでは無く一般的な区切りであり一様ではありません。中卒で就職、高卒で就職、大卒で就職(一番多いかも)大学院卒で就職、一旦、努めてから転職で就職、しばらくニートしてから再就職、どの場合も歳相応の職場はあります。でも企業の都合も当然あります。キャリアが無くとも中途採用はあります。再就職の際、前職のキャリアを生かそうとして就活しても逆に選択範囲が狭まることも多いです。ハローワークの相談員も過去の職歴にこだわると職は 見つけにくいですよと皆いいます。人生、誰かの決め事で進むのではなく自分で決めて先に進みます。これ、ほとんどの人が実行してます。 世の中の仕組みのせいで自分の人生が決められているなどといじけている人がいたらその人は”落ちこぼれ”です。人生は自分で切り開かなければ!
それは、あなたが固定概念として持っている事です。 まぁ、どうでもいい事ですけど、私自身は大学に入っていませんけど、会社を三つほど持っています。 一つは譲り受けて買ったものですが、2つは自分で設立したものです。 あなたの考えからいけは、私は、やり直しのできない落ちこぼれになるわけですよね。 >22歳で就職しようって人と、40で就職をしようって人となにが違うのでしょうか。 これは、 1つは日本の終身雇用制度に問題がある事です。 年齢が高ければそれなりに給料は高くする。これがあるから、それに見合った内容でなければ採用できないという話。 もう一つは、労働者側が仕事を選んでいるからですね。きつい汚いは嫌だとか、そんなことで仕事を選んでいるから仕事はない。という事。 土木系の仕事なんて見てごらんなさい。 40代でもいくらでも求人があります。 40代前半でも、現場じゃ若者と呼ばれるくらいです。 ぬくぬくと楽な仕事をしかやろうとしない人は、きついから嫌だ。と選んでいるから仕事がないと喚いている。 土木系なんて人がいなくて工事が止まっているくらい人手不足に陥っている。 金を稼ぐための仕事なんていくらでもある。 でもきついから嫌だと逃げて仕事が無い無いと言っている。 土木の様な肉体的なきつさでなければ、頭脳労働での仕事。 でも、そっちは当たり前だけど経験と知識が必要になる。 で、それが足りないからと断られると、 「だって、そんなこと教えてもらってないもん!」 と言う。 実社会での仕事や知識を学校のお勉強の様に、口を開けてれば放り込んでくれると勘違いしている人が結構いる。 学校は金を払ってるんだから、そう言うことは最低限やってくれる。 実社会での知識や経験は、自分から取りにいかなければ得ることはできない。だって、働くと言うのは、会社から金を取るための労働や知識の提供の対価。なんで会社が金を払ってまでお勉強をさせてあげなければならないのか? たまに書きますが。良い言葉と思っているもので。 金がある奴は金を出せ。 頭の良いやつは知恵を出せ。 何も無いやつは汗を出せ。(労働力を提供しろ。) と言う言葉があります。 非常に基本的で理にかなった言葉なので好きな言葉ですが。 あなたは会社に対価の給料として、何を提供てきますか? それに合わない仕事が無いと言っても、そりゃ無理な話というだけの話です。 はっきり言って、学歴なんて卒業して数年で効果は大して無くなります。下手すれば逆に足枷になります。 そんなものを崇めても仕方ないですよ。
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
はっきり言えば年齢で区別する習慣が染みついているから。 兄、姉、弟、妹、伯父、叔父、伯母、叔母、従兄、従弟といった具合に、「年齢が上か下か」で相手に対する態度や言葉遣いが違うのは普通ですし、義務教育では留年や落第が無く、全員一斉に進級します。こういう社会では「外れた」人をどう扱っていいかはっきりせず、結局「落伍者」として扱われることが多くなってしまいます。履歴書でも年齢を記入することが義務付けられ、採用に当たっては年齢制限が平然と行われています。「年齢で区別してはいけない」などと役所は言いますが、公務員の採用だって年齢制限を設けていますから説得力がまるでないのです。