• 締切済み

戦前~高度経済成長期までの大学進学の実態について

「戦前~60年代初頭までの大学進学率とそのエリート文化が、大卒優遇文化を生み出し、その流れが現在まで続いている」という内容を考えているものです。戦前~60年代までの進学率の統計は確認できますが、その背景としての、「エリート層や旧貴族、豪農の出が大半であった」や「お金に恵まれたごく一部の家庭の人だけが通えるため、大学に行けるだけで優秀な人材だともてはやされいた」(複数サイトから引用)とする掲示板や個人ブログに書かれている主張に対して、論文やデータなどの出典が挙げられているものは殆どありません。これらの意見の補足となる統計や研究をお知りの方にご教授願いたいです。また、大卒優遇文化に対するご意見もお聞かせくださると幸いです。

みんなの回答

  • Nakay702
  • ベストアンサー率79% (10082/12630)
回答No.2

お知らせすべき情報源があるわけではありませんので、ご参考にならないかも知れませんが、たまたまお書きの「戦前~60年代初頭までの大学進学」者の最後の時期に属する「生き残り」として、経験したことや体験によって知り得たことを申しあげます。 明治期以来、学生は「書生」と呼ばれ、「末は博士か大臣か」などともてはやされて社会が大事にしてくれたことは確かのようですね。そこまで行かないとしても、我々の頃でもいろいろ優遇していただいた記憶はあります。例えば、学内の施設、例えば、学食や散髪屋の利用料などは世間の半額が常識でした。ただ、「エリート」などとは縁もゆかりもないというのが実感で、自分をはじめ周囲の同学連中は貧乏人ばかりでした。当時、国立大の授業料は私立大の半額以下だったことと、返済を免除してくれる奨学金制度があったので、それで何とか生き延びられたという感じです。もっぱら、そういう大学での就学が安く上るという利点を求めて必死に国立大を目指す貧乏人の何と多かったことか! したがって、入試の競争倍率はやたら高く、(私の受けたのは16倍強くらいでしたが)30倍を超える大学・学部もざらでした。しかし、白状すると、各種恩恵に浴してなお、一日三度のメシもろくに食べられない状況でした。幸運だったのは、当時社会全体が高度経済成長期にあったことでした。ですから、大学入学の2年後くらいから、いろいろなアルバイトがありつけました。特に、院生時代には高校・新設大学・政府の外郭団体などでの非常勤講師という有難い仕事では、分不相応なほどの高額報酬をいただけて大いに助かった記憶があります。ここに至ってはじめて「小金持ち」気分さえ味わえたような気がします。振り返るに、「過ぎ去りし日々はなべてよかりき」の感ひとしおで、いい時代を過ごさせてもらったように思います。まして、コロナ禍や地球温暖化、世界各地で強まる独裁色などを鑑みるに、一層当時の貧しくも心豊かな昔日が偲ばれると同時に、相対的に今後の社会の行く末が案じられる心地です…。おっと、すっかり自慢話風に長々逸脱してしまいました。 ご所望の「統計や研究」の類で唯一考えられるのは、当時の総務庁あたりから「大学・高等教育関係の実態」や「経済状況の実地調査」などに関する統計が発刊されていると推測されますので、国立国会図書館などで当ってみられたらいかがでしょう。

bakadaigakusei2
質問者

お礼

ご貴重な体験談をありがとうございます。大正デモクラシー期の小説にも同様の苦労した大学生活についての記述が見られるため、実情はボンボンばかりでは無かったのでしょうか...?提案して頂いた内閣府の統計データの方も調べてみます。

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

1。「戦前~60年代初頭までの大学進学率とそのエリート文化が、大卒優遇文化を生み出し、その流れが現在まで続いている」という内容を考えているものです。  そうだと思います。 2。戦前~60年代までの進学率の統計は確認できますが、その背景としての、「エリート層や旧貴族、豪農の出が大半であった」や「お金に恵まれたごく一部の家庭の人だけが通えるため、大学に行けるだけで優秀な人材だともてはやされいた」(複数サイトから引用)とする掲示板や個人ブログに書かれている主張に対して、論文やデータなどの出典が挙げられているものは殆どありません。  それはそうでしょう。 3。これらの意見の補足となる統計や研究をお知りの方にご教授願いたいです。  そのような資料は、家柄やお金で、情報源を抑えているわけですから、自縄自縛になるものは残っていないと思います。自分は〇〇の出だから〇〇は、ダメだという論文を〇〇大学に出しても出ないでしょう。 4。また、大卒優遇文化に対するご意見もお聞かせくださると幸いです。  あまりいいとは言えないように思います。

bakadaigakusei2
質問者

お礼

ご意見ありがとうございます。確かに自分も実態はそうであるとは思うのですが、何事も証拠が重要ですので...もう少し探してみます。

すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A