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自家栽培いちご、変な匂いがする!原因は?
- 自宅で育てているいちごに変な匂いがすることに気づきました。肥料や環境の変化を考えましたが、特に問題は見つかりません。匂いの原因や対策について教えてください。
- 自家栽培のいちごが臭くなった原因は何でしょうか?虫や肥料の影響、環境の変化など考えられる要素を調べましたが、明確な原因は見つかりませんでした。匂いの対策について教えてください。
- 自宅で育てているいちごに気になる匂いがするようになりました。肥料や水やりの方法、環境などに変化はありませんが、匂いの原因がわかりません。いちごの臭いについて詳しい方、教えてください。
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おそらく砂糖水が原因です。そもそも土に砂糖水を与える根拠や目的は何なのでしょうか・・・。 土を介在せずになら植物に糖分を与える方法はありますが(水耕栽培・点滴法による古木の治療やジャンボカボチャの実の肥大)、切り花を長持ちさせる目的で生ける水に砂糖を少量混ぜても、その水を毎日取り替えないと空気中に浮遊していた雑菌が水に混ざって水中に雑菌が湧き数日経てば花瓶内部にヌメリが付着するくらいですから(水に糖分を混ぜるなら、毎日同じく作った新しい水に替え花瓶は毎日洗浄しなければなりません)微生物や菌やカビがどっさりと住んでいる土へ砂糖水なぞ与えてしまえば、土や植物には有害な自然酵母や腐敗菌などの増殖に繋がり、土が匂ってきて段々土環境が植物に合わなくなり根腐れに繋がります。簡単に言えば土が腐りはじめているのです。 確認するには、まずは鉢から抜いて土から匂ってないか確かめ匂っていれば速やかに植え替えするしかありません。 古い土を出来るだけ取り除き、通気性の良い素材の鉢に替え肥料分や堆肥がほとんど含まれない新たな土で植え替えるしかありません(入っていると根が余計傷んで株が弱ります)。本来の植え替え時期ではないのと、既に根の細い部分が傷んでいる恐れがあるので付いている実や花は摘み葉が多ければ半分ほど取り除いて植え替え後は1週間ほど薄暗い場所で養生させ、新たに出てくる蕾も摘んで徐々に回復させてください。なので今後は四季成り性の品種以外はもう今年中の実の収穫は望めません。それでも徐々に弱り枯れてしまう可能性は大きいのですが、対処方法はこれしかありません。 湧いた虫と言うのが飛ぶ類であればイチゴ肥料を鉢植えの株に与えていたのも誘因になります。本来イチゴ肥料は畑など多量の土に対して使う事が想定されているので限られた容量しかない鉢内の土に使えば成分がかなり過剰になりがちですし、以前私が使った物だと有機物が多い見かけだったので、もし同じ様な物なら肥料の有機物をエサに虫が繁殖し殖えたと思われます。鉢植えの場合イチゴ専用肥料は使わず園芸花用の有機物が少ない肥料を使った方が虫は湧きにくいです。他には鉢植えに使われている土に有機物が多い堆肥が多く使われている可能性も考えられます。有機物は土内の生き物のエサでもあり、土の保水性を高める性質もあります。最近は室内鉢栽培でも虫が湧きにくい・有機物少なめな配合の室内栽培専用土も売られています。 水やり方法を誤って過湿気味の土になってませんか?水やりのタイミングを誤れば鉢の中心部が常に過湿に成り根腐れが起こり土が匂ってくることも。水やりは「何日に一度」と言う様な機械的水やりでは無く土が結構乾いているのを確認してから与えて下さい。水やり時は朝の10時までに鉢へタップリと与え底穴から多く流れ出るくらいに、鉢底皿を使っているなら溜まった水は速やかに捨てて少しも残さない様に。溜まっている水がまた土に再吸収されると土内の交換された新鮮な空気が再吸収された水分に押されて抜けてしまって、嫌気性である腐敗菌が好んで殖える土環境になってしまいます。 水やりは庭に鉢を置いているなら基本雨任せで大丈夫で(梅雨時は雨が続くなら適度に雨を避けて)、マンションなどのベランダの様な雨が当たりにくい場所なら水やりのタイミングは鉢を持ち上げて結構軽く感じてから与えるか、土に深く割りばしや竹串などを挿しておいて水やり前に抜いてみて湿り具合を見てから判断しましょう。 鉢の素材によってはどうしても過湿に成りがちな事もあります。プラスチック鉢など人工素材は通気性が良く無いので水やり具合によっては根腐れに陥り易く、素焼き鉢や駄温鉢やテラコッタ素材の内側に釉薬が塗られていない物、木製のプランターなどは鉢表面からも空気交換が行われるので土が過湿に成りにくいです。これらは空気交換が盛んな分、土の乾きも早いので乾かし過ぎないよう注意して下さい。 ともかく砂糖水を与えるのはもう絶対行わないでください。これを続ければ悪化させる一方ですから・・・。