本当に大きな失言をした時は、その失言以上に大きなリアクションが返ってくる。本当にやらかしてしまった失言は直ぐに分かる。相手も大人だよ。音信不通という形で相手を閉ざすような子供対応はしない。取引先の相手にとっても、突然相手を音信不通にするメリットは無い。勿論言葉選びによっては、スムーズなやり取りが滞ってしまうことはある。確認作業が重複してしまったり、相手が意図していたことが上手く伝わらなかったり。一旦流れが滞ったやり取りが、他の作業や他のやり取りにその優先順位を譲り渡してしまう事はある。そのタイムラグにそこまで怯える必要はないんだと思う。取引先にも取引先のペースがあるから。過去の失言という不本意な経験値を有しているあなた。それがあるからこそ、しっかりコミュニケーションに臨もう。今度は失言をしないように丁寧に対応しよう。あなたはそう考えてるはず。それは全然間違っていない。間違ってはいないけれど、失言ばかりを意識し過ぎてしまうと···あなたのコミュニケーションスタイルは最初からマイナス封じになってしまう。本来円滑なやりとりを通じてお互いにプラスを得ていくはずのコミュニケーションが、先にマイナス(失言)を意識してしまうことで結果として滞ってしまう事はある。失言を防ぐ事にばかりエネルギーが割かれ過ぎて、相手の伝えてきた内容やメッセージを心に丁寧に留めておけず、上の空で聞いてしまっている場合もある。それは気をつけた方が良いよね?失言ケアの目線も大事だけれど、そればかりに囚わ過ぎない事も大事。失言を防ぎたいなら、目先を見つつ同時に全体を見ていく俯瞰も必要になる。あなたのコミュニケーションの目的は失言を防ぐ事じゃない。お互いに円滑なコミュニケーションを担っていけるようにする事。その為に必要なのは、目先の言葉選びに対する繊細な配慮と同時に、今までの流れや全体を見て行く大きな目線。零細という弱い立場ゆえに、一つの躓きやすれ違いが大きな悪影響を及ぼしてしまうという怖さや不安はよく分かるけれど、木を見て森を見れなくようになるのではなくて、木を見ながら同時に森も見ていける広い目線。それはとても大事な事なのかもしれない。ドギマギしやすいのは、少し目線が木(目前の変化)に囚われ過ぎている証。言葉単体の失言よりも、取引先はあなたの態度も含めて言葉を受け止めている。あなたの態度や対応が誠実なら、ひとつのことば選びミス(失言)だけで判断したり、極端な決めつけをする事は無いから。それはあなたも信じてみること。信じた上で、相手の懐の深さに甘えずにあなたもあなたなりに出来る範囲のケアはしていく。その姿勢は、これからもあなたの健やかな仕事ぶりにも繋がっていくんだと思うからね。
お礼
救われます。森を見る経験や視野がないので、目の前のことで一杯ですが、本質的なことで間違わない様に気をつけていきたいと思います。ありがとうございます。