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将棋 名人戦 順位戦
名人戦は、その年のA級順位戦の勝者が前年からの名人と7番勝負をしてその年の名人を決めると理解しているのですが(正しいでしょうか)、B級C級の順位戦は何のために行っているのでしょうか。そもそも、何をもって、その年のA,BおよびC級に割り振られているのでしょうか。
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「その年」の名人というと「暦年」を思わせるので、「その期の」と言い換えて貰えば、名人についてはご理解の通りでいいと思います。 今は囲碁の影響か、例外がたくさんでて来て一概にそうだとは言えなくなっているのですが、基本は、三段戦に勝ち抜いた年間2人くらいが4段になってプロ棋士と認められると、まずC級2組に所属します。 但し、「女流棋士」は別です。ほかにもう1つ別枠の級があります。 C級2組の棋士による「順位戦」をやって、上位の勝ち数をあげた年間2名くらいが5段になってC級1組に所属します。C級1組に昇格して5段になる、と表現すべきかもしれませんが。 さらに1組の順位戦で上位勝ち数をあげるとB級2組に昇格して6段に、B級2組の順位戦でよい成績を取るとさらにB級1組に昇格して7段になるわけで…した(過去形)。 B級1組の順位戦でよい成績を取るとA級になって8段になりました。 A級より高いクラスはないので、A級順位戦で最高の勝ち数をあげても昇級・昇段はありませんが、代わりに「名人」に挑戦する権利が与えられました。 というわけで、昔は将棋界に九段はいなかったんです。名誉9段はいたかもしれませんし、十段戦というタイトルを取って10段になる人はいましたが、十段はタイトル戦で負ければまた8段でした。 囲碁界では昔から9段がゴロゴロいましたし、最近は将棋界でも9段がたくさんいますね。 それぞれの級での順位戦で降格点(勝数が下から2名?)を取ると級が下がります。昇級者と交代になるわけですが、1度取った段位は変わりません。 しかし今は、例えば「タイトルに2度?挑戦すると〇段」「タイトルを2つ取ったら●段」という感じで昇段特例がいくつかあり、藤井さんもこの特例で段位をあげてしまいました。 本来は、どんなに強くても順位戦で1年に1段しか上がらないはずなので、藤井さんも今頃5段か6段くらいのはずだったのですが。 因みに、「神武以来の天才」と呼ばれたひふみんは、14歳で4段になり、毎年順位戦で勝ち続けて昇段して18歳で8段になりました。
お礼
将棋界が少しだけ読めてきました。 ありがとうございます。