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【登山で遭難時にやってはいけないこと】登山で遭難時
【登山で遭難時にやってはいけないこと】登山で遭難時にやってはいけないことに「沢を下ってはいけない」というのがあるそうですがそれはなぜですか? 沢を下れば、確実に水分は確保出来ると思うのですが、なぜ駄目なのか教えて下さい。
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何十日も遭難するつもりではないので、水の確保は必須ではありません。他の方も指摘するように生水は危険です。そもそも山登りの鉄則として「水は余裕をもって持つ」「安全に下山し終わるまで水や食料を使い切らない」というのがあります。 沢ではなくても川でも、山の上流はものすごく険しくて危険な場所が沢山あります。普段は水が流れない沢というのはもっと険しくて危険なのが普通です。 それに加えて沢は「普段は水がない」ところです。しかし雨が降ればそこは川になります。つまり天候が悪化して雨が降ればそこが川になるわけですから、それもまた危険であります。だから沢に近づくメリットは正直なにもないのです。 また沢は谷地ですから、転落したら危険なだけでなく、発見や救出が困難となります。谷だとヘリコプターも近づくのは危険ですから、足でも折って動けなくなったら救出もできなくなりかねません。 尾根筋にいれば自分自身も周囲を広く見渡せますし、自分が広い場所から見渡せるという事は、見渡せた場所からも見えるという意味でもあります。自分が他の人や集落を発見しやすくなりますし、捜索隊やヘリコプターなどからも発見しやすくなります。 なので「遭難したら尾根に登れ」といわれるのです。 なお、遭難したときに脱水で死ぬというのはあまり聞きません。多くの場合が疲労と低体温症だと思います。沢筋は低い場所ですから、日当たりも悪く気温も低いですね。低体温症になりやすい要因が揃っていると思います。 昔は夏山の木陰でうたた寝してそのまま低体温症で亡くなるなんてことがしばしばありました。有名な登山家が夏の八ヶ岳でそれで亡くなることなんかもあったんですよ。昔は綿の下着だったので、かいた汗を下着が吸ってそれが冷えて体温を奪って低体温症になってしまうのです。今の化学繊維の下着はそれはないので大丈夫なのですけどね。
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- dragon-man
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どんな山でも沢筋が最も険しく危険。普通の登山者は絶対に歩けない。一度降りると引き返すのも大変。下手すると滝壺に落ちて溺死する。視界が効かないから捜索隊が見つけるのも大変難しい。死にに行くようなもの。一度沢歩きをすればその危険さがよく分かります。遭難したら、じっとしているか、とにかく尾根筋の上の方に上がること。絶対下がってはいけない。鉄則です。
- kon555
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理由は幾つもありますので箇条書きにでも。 1.基本的に沢は地形が悪い 当然ですが、沢というのは水の流れで削られている地形ですから、歩くのに向かない地形です。継続して下りられるとは限りませんし、転落その他の危険性も高い。途中に滝などがある可能性もあります。 無理矢理下ろうとして怪我すれば終わりですし、立ち往生する可能性も高くなります。 2.衣服が濡れると体温と体力を削られる 山に限った話ではないですが、濡れた衣服というのは重くなり、また動く抵抗にもなり体力の消耗を加速させます。 また気化熱を奪われてしまい体温も下がり、乾燥されるのも実質ほぼ不可能なため、衣服が濡れてしまうのは非常に危険です。 つまり大量の水があり、足場が悪い沢は危険、という事になります。 3.道に迷ったら分かるところまで戻る。道が分からないなら動かない。いっそ登ってしまう。 上の3つは登山のセオリーです。戻る。動かない。登る。無理に下るのはどんどん誤ったルートに入り込んでしまう可能性が高いので、沢がなくとも危険な行為です。 沢では視界が悪いため現在地の確認もやりにくいですから、輪をかけて危険です。 水の確保というメリットはたしかにあるでしょうが、そのリターンに対してリスクが大きすぎるから、やってはいけない行為としてセオリー化しているわけです。 (そもそも水も生水なので、そのまま飲用するのは危険ですし)
- agehage
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登山をします これは登山をしないと誰もが悩む事のひとつだと思います ダメな理由は「下ったら後戻りできない沢が結構あるから」だと思います 日本のほとんどが沢は河川につながり、河川は集落につながります なので一見良さそうに見えるのですが、ごく稀に後戻りできない状況になりえます 自力で遭難を回避したいならばこの状況は不味いです 身動きできないくらいに疲労してあるならば、水辺にいるのはよいかもしれませんが、体力がないくらいな状況ならばその場から動くのは得策ではありません ただ考察通り沢を下った方が生還確率が高い状況は間違いなくあるのですが、それがわからない状況を遭難というのです
- terepoisi
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必ず降りられるような沢だとは限りませんし滑って落ちたら溺れるという事になりかねません。迷ったら尾根道へと教えられました。 それに水を探さなければならないのは準備不足だと思います。 こちらの解説がわかりやすいかと。 地形図の話 ~道に迷ったら何故沢を下ってはいけないのか~ https://blog.goo.ne.jp/tokoronosato/e/6c4723708a035d8b93cd41696c42e9f4 私は登山にはど素人なのでもっと詳しい方の回答をお待ちください。
お礼
みんなありがとう