昔、中国でスズメが米を食ってしまうので農民たちが困っていると聞いた毛沢東が大号令をかけて、スズメを徹底的に駆除したのだそうです。
その結果、米が増産できたかというと、スズメに食われなくなった虫が大発生して、かえって減産となり、何万とか何十万とかの農民が餓死したみたいな話を聞いたことがあります。
どこに影響が出るのか、わかったものではありません。
いまほどの数ではなかったと思いますが、江戸時代から猫はいて、そのほとんどはノラ猫同然の生活(たまに人間から餌をもらう程度)だったと思われます。
つまり、ノラ猫の存在を前提にした生物体系がすでにできているものと思います。
なので、去勢してもう猫が増えないようにして、元々いた所に放す程度ならば、猫からしたら「飼ってくれたらよかったのにニャー」「広い所で幸せになってね、は犯罪者のセリフだニャー」と恨むでしょうが、生態系からは問題ない程度なんじゃないか、と思います。
もちろん、近くに猫とライバルになったり猫に食べられたりする貴重種がいるなら、猫は減らしたほうがいいと思いますが、通常、そんな生物はいないでしょうから。
我が家の近くでは、ハクビシンが闊歩しだして、野良猫が寄りつかなくなったらネズミが増えました。そんな気がします。
先日、免許を持った人にハクビシンを2匹(たぶん雌雄)を捕まえて貰ったので、これからノラ猫とネズミがどうなるかと興味津々です。
お礼
ありがとうございます。 奄美の希少種や生態系の問題は聞いたことがあります。 奄美以外の本土でも地域猫やTNRで放された猫によっての生態系が崩れる問題もあるのでしょうか?