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形容動詞「同じ」について
形容動詞の「同じ」について、理解が足りませんのでご教示ください。 例えば名詞の「服」を修飾する場合、通常の形容動詞でしたら「きれいな服」「素敵な服」などのように「な」を付加するかと思います。 一方で「同じ」の場合は「同じな服」とならずに「同じ服」となり「な」が脱落しているのでは、どうしてでしょうか。 どうぞよろしくお願いします。
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日本語学習者なら単に特殊な活用をする形容動詞と覚えればよい。 理由を言えば他の形容動詞とは出自が違うのです。もともと同じはシク活用の形容詞でした。それが途中から形容動詞に変化したために特殊な活用になってしまったのです。文語形容詞としての連用形が現代語でも同じくとして残っています。
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- kzsIV
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「おなじ」は形容詞と形容動詞の語尾を持つ混合活用の語です。 おなじ オナジ。 オナジイ。 おなじなり オナジダ。 おなじ(ヒト) オナジ(ヒト) おなじき(ヒト) おなじなる オナジナ おなじければ おなじなれば オナジナノデ おなじけれど おなじなれど オナジダケレド おなじからむ おなじならむ おなじくは おなじならば オナジナラ(バ) おなじく おなじに オナジク オナジニ おなじう オナジデ おなじかりき オナジダッタ おなじかれ 現代語の辞典では、オナジイ は形容詞 オナジク は副詞 類似の語に「オオキナ(大)」があります。 (おほし) おほき・うみ オオ・ウミ おほきなり オオキイ おほいなり おほいなる オオキイ オオキナ おほきければ オオキイカラ オオキイノデ おほきからば おほいならば オオキケレバ オオキイナラ おほきからむ オオキカロウ おほきからず おほいならず おほきかりき おほいなりき オオキカッタ おほきく おほきに オオキク オオイニ おほきかれ 形容詞の語尾「き」が音便で「い」に変化したことと、「き」「し」の特殊なアクセントとが絡んで形容動詞が出来たようです。
お礼
ご回答をありがとうございます。 少々難しくてあまりよくわかりませんでしたが、ご親切に感謝致します。
- f272
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終止形こんなだ,連体形こんな-とき なんていうものあります。これは同じとはまた違った出自です。 他にも,そんなだ,あんなだ,どんなだ,が当てはまるでしょう。
お礼
度々ありがとうございます。 勉強になりました。 どうもありがとうございました!
お礼
早速のご回答をありがとうございました。 「同じ」のように形容動詞でありながら名詞の前の「な」が脱落する例が他にありましたら 後学のために教えてください(日常的に使用頻度が高いものですと助かります)。 特に思い当たらないようでしたら、構いません。 ありがとうございました。