大学でポーランド語を専攻していたものです。
東欧でロシア語を使うとなると、文法や言葉は結構似ていることもあり、通じるかもしれませんが、ソ連時代のイヤな記憶があり、不快がられる国が多いでしょうね。しかし、全て完璧に通じるかというと、そうでもなさそうです。
東欧語という区切りは言語学的にはなされません。
スラヴ語族という区切りです。
ロシア語と同じグループ(東スラヴ語)がウクライナ語、ベラルーシ語ですので、この2国は割とロシア語でも通じそうです。
西スラヴ語族はポーランド語、チェコ語、スロヴァキア語、そしてその他の弱小言語があります。
南スラヴ語族はスロベニア語、セルボ・クロアチア語、マケドニア語、ブルガリア語があります。
ルーマニア語はロマンス諸語に含まれ、イタリア語やフランス語と同系列です。東欧語という括りには入るかもしれませんが。
ロシア語と文法体系が似ていることから、スラヴ語族の言語はロシア語を習得すると、わかりやすいです。ただし、ポーランド語やチェコ語など、キリル文字を使わないものもありますし、ドイツ語の語彙が強いものもあります。また、ポーランド語に関して言えば、格などの構造がロシア語よりも厳密なので、より難しいと言われています。
お礼
詳細なご回答ありがとうございました。 大変参考になりました。