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古代ギリシア劇の音楽性はどの程度か
古代ギリシア劇の音楽性についてお尋ねします。 ・「コロス」の言葉に、メロディーはあったのでしょうか? ・伴奏する楽器等の音を出す器物があったのでしょうか?
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現代の楽器の祖となる物は全てこの時代に生まれています。 それまでの文明でもありましたが、明確に精密に作られたのはこの時代からでした。 音階や音なども今より複雑で自然に近いものでした。 楽譜という物もこの時代の物が残っていますし、絵も沢山あります。 コロッセウムでの観劇は娯楽として重要でした。 さて。 コロスは合唱若しくは大人数でストーリーを語るという役割でした。ハモリがあるとのことからある程度の共鳴はあるようです。しかしユニゾンで行われるともあるので、仮面共鳴以外の音の構成は積極的では無かったようです。 伴奏するというのは音楽としてではなく、効果音的な使い方だったようです。 複数人の役者が舞台にあがるようになってからは、聴衆の気持ちを代弁する、もしくは「ここからは悲しむように!」などの誘導も行っていたようです。 発声発音は明確にとあるので、ある程度以上の音楽性のある通晿だったようです。
お礼
本格的な楽器がこの時代に出てきて楽譜まであったとは驚きです。 ある程度のハモリはあったが積極的ではなかったのですね。 伴奏はSE的なものだったと理解しました。今のドラマや映画と同じく悲しいシーンは悲しいSEを流したのでしょうか。