• ベストアンサー

お腹が減ると、お腹が鳴るのは何故ですか?

お腹が減ると、お腹が鳴るのは何故ですか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • 4017B
  • ベストアンサー率73% (1336/1814)
回答No.2

いわゆるお腹が鳴る事を専門用語では「腹鳴 (ふくめい)」と言います。 人間の胃袋は意識とは別に独立した動きを行う内蔵です。心臓などもそうですね。胃袋は食べ物が口から入って来ると、それに自動的に反応して消化液(胃酸)を分泌させながらゆっくりと上から下に歯磨き粉のチューブをぎゅ~と絞る様な感じで動き、この動きによって中の食べ物を消化液とよく混ぜてドロドロに溶かして栄養を吸収しやすくしてから、次の消化器官である腸の方へ少しずつ送り出して行きます。 食べた量にもよりますがこの動きが大体、食後から6時間くらいで終わり胃袋の中がほぼ空になります。しかし胃袋の動き自体はこれで終わる事は無く、すぐに次の食べ物が入って来ても良い様に準備をしようとします。この時に前述の様な上下に胃袋が大きくうねる様に動きます。こうする事によって胃袋の中に残っている食べ物を完全に腸の方へ送り出そうします。この胃の動きの事を「空腹期収縮 (くうふくきしゅうれん)」と言います。この動きによって体内の消化器官の内部に残った食べ物をきれいにする清掃作業の効果があります。 この時は食後と違い胃袋の中はほぼ空っぽであるため、胃袋が動く際に中のガスが胃袋の中で共鳴して大きな音を立てて鳴り響きます。これが体の外まで伝わって鳴り響くのが「お腹が鳴る」という訳です。実はこの時、小腸でも同じ様に次の食事に備えて食べ物を速やかに大腸の方へ送り出し、中を空にして次に備える動きが行われています。そしてこの時にも音がするのですが…胃袋の時ほどは大きく鳴り響かないので余り気付きません。この様に胃袋から次の小腸へと動きが伝わって行く事を「伝播性消化管収縮運動 (でんぱんせいしょうかかんしゅうしゅくうんどう)」と言います。 P.S. これら「伝播性消化管収縮運動」は空腹時にモリチンというホルモン物質によって引き起こされます。また普通の感覚だと「お腹が鳴る=空腹→食べなきゃ!(使命感」と考えがちですが…医学的にはお腹が鳴ってからこれらの収縮運動が一段落するまで待ってから次の食事を行うのが良いとされています。胃袋で収縮運動が起きてから腸へ伝わり一連の消化管内の清掃作業が一段落するまで大体、1時間半~2時間くらいかかるとされています。 なので理想は「お腹が鳴って」から2時間後くらいに食事を行うが良い訳ですが…現実だとちょっと難しそうですね。よく「寝る4時間前には物を食べるな」というのはこの伝播性消化管収縮運動を速やかに行い、ぐっすりと眠っている間に消化器官の掃除を済ませて準備を整え、万全になった頃にちょうど朝が来て目が覚めたらすぐに朝食を食べられる様にタイミングを合わせるという意味もあります。

sizuka2020
質問者

お礼

とても詳細に解説して下さりまして、ありがとうございました^ ^

その他の回答 (1)

noname#243631
noname#243631
回答No.1

「早く、何でもいいから食べ物入れてください、準備はOKよ」のリクエスト

sizuka2020
質問者

お礼

ありがとうございます^ ^

関連するQ&A