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原子力関係の用語について

原子力発電の用語って、なんかおかしくないですか?  冷却材・・・すごそうな液体だけどただの水(きれいにはしてるんでしょうけど)  除染・・・・ただ土や葉っぱを集めて袋に入れて保管するだけ  原子炉の冷却・・・ただ水をいれて燃料にかけるだけ 原子力は積ん電関係の用語って、「俺たち、お前たちには分からないとても難しいことしてるんだぞ」とでもいいたげで、中身はただの土木工事や火消しみたいなもんじゃ。そんなプライドが過酷事故を招いた気がしませんか?

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回答No.3

技術者のカタワレとして申すと、そんな「プライド」なんかは関係なくて、実際にそう呼ばざるを得ないだけです。 個々に説明すると、 冷却材:原子炉によっては水以外のものを「冷却材」とするものもあるのと、軽水炉の場合、原子炉で使う水(軽水)には原子炉内の冷却に使う「冷却材」以外にも、外部から冷却する「冷却水」があり、これらを区別する必要があるので「冷却材」と言う。ただの「水」だと、どっちだかわからなくて困る。 除染:葉っぱを集めるのは「除染」の一手段でしかなく、他にも多種多様な「除染」がある。それに、「保管するだけ」と言っても、それが台風で流されただけでニュースになるくらいで、実際にもそんな気軽なもんじゃない。 原子炉の冷却:そうとしか言い様はない。それに、自動車でも「エンジンの冷却」(あなたの言い方なら「エンジンに水を通しているだけ」)とか、電車でも「モーターの冷却」(同じく「モーターに風を当ててるだけ」)とか、原子力に限らず使っている、技術的には普通すぎる表現で「プライド」なんて微塵も感じない。 ご参考まで、私は過酷事故を起こした一番の原因は、はっきり言えば原子力を市場原理主義に乗せてしまったことと思っています。具体的には安全も含めて開発を見守っていた科学技術庁から行政の監督を移管するとき、本来はボイラーやクレーンなどの安全を担保する、厚労省のような組織に移管すべきものを、経済や産業の発展を第一の目的とする経済産業省管下の原子力安全保安院に移してしまったことが最初の間違いだったと。その結果、原子力行政が電力会社の都合を優先した、完全な馴れ合い体質になり、古い炉の運転延長や危険性の評価などが甘くもなり、結果、事前に知られていた危険性が過小評価されてあのような結果を招いたということです。 現時点でも原子炉は地球温暖化対策を主管している(基本的には原子力を推進する立場の)環境省が主管していることは、無視し得ない危険要素だとは思います。

1976toshimasa
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 参考に、と書いていただいたところがとても興味深く読ませていただきました。 監督官庁を誤った。確かに。

その他の回答 (2)

  • skp026
  • ベストアンサー率45% (1010/2238)
回答No.2

そうですね、おっしゃる通り分かりにくいと思います。 原因としては、核分裂や放射能や放射線など、実生活とはかかわりにくいものであることや、原子力を安全に管理する上で、どうしても明確な言葉を使わざるを得ず、結果分かりにくいことに、なっているようです。実際、私はシーベルトという単位はよく分かりません。 原子力関連はとくに、デマや陰謀論が飛び交いますから、私は科学雑誌などから、まとまった情報を確認するようにしています。以下は良さそうです。 http://www.nikkei-science.com/page/sci_book/bessatu/51183.html とはいえ、政府や電力会社や原子力関連機関は、質問主さんも感じていらっしゃるかもしれませんが、うさん臭さがでます。これは原子力技術が、欧米と対立する国に渡ることを防ぐため、秘密にする部分がある、という事情が影響しています。311で大きく変わりましたが、今でも非公開なところはあります。 日本人は、効率的をお題目に効率化をはかろうとしますが、狭い考えや逃げたい気持ちなどが混ざると、かえって非効率なものになりやすい傾向があります。原子力界隈ですと、「効率的に秘密にする」ということが実行されてる感があります。そんなこと効率化したらいけないんですけどね。 ※ 私てきには、原子力発電は条件付きで認める方向です。リスクが低めの高温小規模タイプ、リアルタイムに施設内をウェブカメラで公開、SPEEDIの復活、定期的な全国民参加の原子炉過酷事故想定の避難訓練、訓練中の休業補償、これらができてテロ対策も両立ができたら、というのが条件です。ただ、これらを行う費用や、311での廃炉費用、通常の廃炉の費用を含めて計算したら、原子力発電は割の合わない非効率な発電方法になるはずなんですけどね。そして中国や韓国や北朝鮮が、この先に原子炉過酷事故を起こす覚悟はすべきです。つまり、日本を守るためには、原子力の研究はもっとしたほうが良いはずです。(と、まあ、ご案内しましたが、ご案内した通り実現することはないと思います。リスクが高めの大規模原子力発電にこだわるか、原子力は研究含めて全てやめる、どちらかになるでしょう。) 以上、参考にならなかったらごめんなさい。

1976toshimasa
質問者

お礼

回答ありがとうございます。同意できる点が多いです。 次は中国で大きな原子力事故が起きそうな気が。

  • roadhead
  • ベストアンサー率22% (852/3790)
回答No.1

貴方の言われるどれも原子力の用語ではありません。 単なる物や作業、工程、状態などを表す言葉です。

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