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続、ボアアップキットを組みかえ 回転が上がりません
先日この質問をした者です。 https://okwave.jp/qa/q9645363.html 昨日バラしてみたら、シリンダーに 縦線がありました。変なアタリとは これでしょうか?ピストンに傷は ありませんでした。 ホーニング済みだったのですが、私が やるのより荒いのですがこれは問題 ないでしょうか? ノーマルに戻したところ、吹け上がり は良好なので、駆動系、吸気系は問題 ありません。
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ホーニングの表面粗度は問題ないと思いますが、気になるのでしたら#1000の水ペーパーにエンジンオイルを付けて『円周方向』にまんべんなく研磨して粗度を調整して下さい。 ストローク方向に発生しているキズは#600の水ペーパーにエンジンオイルを付けて、軽く『ストローク方向・円周方向』交互に研磨してキズのかえりが取れたら、次に#1000ペーパーで同様に研磨して周囲の粗度と同程度にして下さい。 写真を拝見したところ、シリンダー下部のスカート縦端面と同一線上にキズが発生している様なので、シリンダーのスカート縦端面のシリンダー内面辺りをR面取りするように#600ペーパーで当たりをとってあげた方がいいかもしれません。 ピストンの当たりも同様です。 どちらもスカート縦端面付近を起点とするキズが当たりがつくまでは出やすいと思います。 ノーマルでの吹け上がりは問題ないが、シリンダー(ピストン)を替えると吹けないとのことですが、ジェットやニードルのセッティングはどうなっているのでしょうか? なんとなくですが中域が薄すぎる気がします。 例えば 標準のMJが#80でニードルスナップ3段目 を MJ#85 ニードルスナップを2段目に スロースクリューを少し濃い目にした などのセッティング内容を教えていただけると、アドバイスがつきやすくなるかもです。 あと、シリンダー(ピストン)交換後は基本的に新車状態なので、ある程度は『慣らし』的な配慮をしてあげた方がいいと思います。 まだシリンダーが温まっていない時はクリアランスや内面の当たりも安定してない(局圧=カジリリスク大)ので、回転を上げてみるときも徐々に不活性爆発の変化を感じながらセッティングしていくのが、堂々巡りになりにくいと思います。 シリンダーを組み付けするときも、研磨後は灯油などで『完全に』研磨粉末を除去しないとカジリの起爆剤になりますし、シリンダーボルト締め込み時は、素手で仮締後、何度かピストンをストロークしてから本締していく方が当たりが安定しやすい気がします。 2ストロークエンジンは基本的に濃い目のセッティングにしないとトルク感が出にくいというのもありますが、初期焼き付きを防ぐ意味でも計算上の空燃比より少し濃い目から薄く調整していくのがいいかもしれません。 余談ですが、全体バランスが整って数十キロメートル程の慣らし運転が済んだら再度バラしてみてシリンダー内の当たりを確認・研磨修正した後、ピストンスカート部分の下から上に向かってゆるくR状に#600⇒#1000で研磨してピストンを動きやすくしてあげると、負荷をかけたときに吹け上がりやすくなり加速感が向上するかもです。 カットアンドトライに余裕があれば、お試し下さい。
お礼
詳しく教えて頂きありがとうございます。 息子の通学用のバイクでして、夏休みが 終わってしまうと、私の休日中にセッティング が出せないと翌日から通学に使えない、という タイムリミットがあるので、ボアアップは しばらく組まないと思いますが、傷取りは ちょっとした時間があればできるので、 やっておこうと思います。