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虫を食べない理由とは?
- 人間が虫を食べない理由について考えてみましょう。
- 虫は栄養価が高く食料として有用なのになぜ食べないのか疑問です。
- ゴキブリに対する生理的嫌悪感が虫を食べない理由に関わっているのかもしれません。
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質問者が選んだベストアンサー
>私が聞きたいのはなぜ人類が虫を食べる選択をしなかったのかということです。 ああ、そういうことか。道理で会話が噛み合わないと思いました。 それは「ヒトが元々昆虫を食べる動物ではなかったからだ」で説明できると思います。元々サルがあんまり昆虫を食べないですよね。 ヒトのご先祖は、東アフリカで誕生しました。ヒトとチンパンジー以外の類人猿は果実しか食べません。だからヒトが本来一番食べたい食材は果実(のはず)なのです。 所が何らかの理由で森を離れ、サバンナに出ました。サバンナに果実はほとんど存在しません。そこでヒトのご先祖は、芋や根菜類を食べ始めました。本当は果実が食べたいから果実を探し回るのですが、手に入らないときは食べられる木の根を食べていたのです。なかなか見つからないものですから、歩く能力に特化しました。一日中サバンナを歩き回って、食べ物を探すのです。 その後、ヒトは肉の味を覚えました。最初は腐肉を食べていたのではないかといわれています。ライオンなどが食べ終わった後の残った肉を食べていたんですね。なぜ肉を食べたのかについては気候変動で根や果実が手に入りづらく、そこに肉があったからではないかと推測されています。 おそらく質問者さんがいいたいのは「なぜそこで肉なんだ。虫がいただろう、虫が」ってことではないかなと思います。 ほんでですね、ちょっといろんな人のHPやブログを見て調べてみたのですが、どうも東アフリカに行った人たちの話を総合すると、東アフリカには蛾とハエとアリとバッタくらいしかいないようです。しかも標高が高い場所でね。確かに動物番組を見てもサバンナにはハエとシロアリくらいしかいないイメージですし、昆虫といったらやっぱりジャングルも含めて森林地帯のイメージですよね。調べ切れてはいませんが、東アフリカのサバンナには食指が湧くような虫がいなかったのだと思います。 そして肉の味を覚えたヒトは、狩猟能力を身につけて肉食道に邁進します。肉食をする前のヒトが動物をスルーしたように、現代でもヒトは虫を無視しているわけです。おっと今面白いことをいったぜ。 「なぜ食わなかった議論」では、こんなことを提示したいと思います。かつて北アフリカから中東、ヨーロッパにかけて分布していたネアンデルタール人は、ご存知のように絶滅しました。そのネアンデルタール人、どうも魚は食べなかったようです。絶滅の原因は気候変動で思ったように狩りができなくなったから(ネアンデルタール人は狩猟能力に特化していたようです)と推測されています。現生人類は魚も食べることで絶滅を逃れたようですが、ネアンデルタール人はなぜか魚を食べず、絶滅しました(魚を食べなかったから絶滅したわけではないです。絶滅を逃れるために魚を食べることを最後までしなかったということです)。 なぜ、ネアンデルタール人は魚を食べようとしなかったのか。その理由は分かっていません。それこそ虫を食べてりゃ生き残れたのかもしれない。 そういえばここまで回答を書いてきて、飢餓に苦しんだ太平洋戦争の兵隊さんも、虫を食った話は出てこないことに気づきました。南方のジャングルなのにね。食えるものは植物であれ動物であれなんでも姿を消したと生き残った元日本兵がよく書き残しているんですよ。でも虫を捕まえて焼いて食ったとかが出てこない。死んだ仲間の肉も食べるほどの極限状態なのですから、食って美味かったら皆さん捕まえて食ったと思うんですよね。 我々が野菜を食べるからといっても、植物ならなんでも食えるわけではないですよね。それと同じで、虫ならなんでも食えるってわけでもないと思いますよ。 まーなんとなく言わんとしていることも分からなくはないけれど、でも質問者さんも庭にいるカマキリを捕まえて唐揚げにして食ったとかはやっていないわけでしょ。自分がやろうとしないことをなぜ他のみんなはやらないんだろうと思っても、それはたぶん「お前と同じ理由だよ」ってことになるのだと思います。
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- qwe2010
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美味しくないからでしょう。
虫を食べる食べないではなく、食べ慣れないものを食べる食べないで考える必要があります。 写真のように福島県白河市ではスーパーで昆虫が売っています。私は鹿児島の育ちですが鹿児島で昆虫を食べると言う話を聞いたことがありません。貧しいからとか、食べ物がないからではなく、単に食文化と言うものです。 知人の宮城県の小学校教師は秋には生徒たちとイナゴを集めて炒ってみんなで食べると言っています。鹿児島で同じことをやったら保護者から訴えられるところです。鹿児島のスーパーにイナゴを並べたら保健所が呼ばれるでしょう。 アフリカで飢饉があり毎日何十人もの子供が餓死した時、日本の援助団体が魚の缶詰を送りました。彼らは魚が気持ち悪くて食えなかったそうです。こんなゲテモノを食うくらいなら死を選ぶというわけです。 カエルの味は鶏と同じですよ、と言われても日本人には食べられない人もいるでしょう。フランス料理のカエルやでんでんむしはグルメで、中国料理のはゲテモノなのか? 実は単に慣れと言うものに過ぎません。 人間がもし口に入るものを何でも食べるようなら、毒キノコやフグをたべて死ぬ人も多いでしょう。慣れたものしか食べない性質は安全の道でもあります。東北の人は昆虫を食べるし、韓国の人は犬を食べる、中国の広東では夏に猫のスープを飲むと健康にいいと言っています。そんなのはクジラを食うよりマシだよね、という人も世界にはいるのです。 中国の広東地方では、四つ足のものは机以外は食べる、飛ぶものは飛行機以外は食べる、と言われていますが、ハクビシンの刺身からSARSに感染するなど事故も起きています。 つまり、人間は慣れないものは簡単に食わない、また慣れないものは食わないほうが無難だ、ということが結論です。タイの食材メンダーを喜んで食べる日本人も居るでしょう。わたしは御免をこうむりますが。 ゴキブリに関しては私も思い出があります。我が家には昔カニクイザルが居ました。カナブンやトンボを手渡すとよく見ないで食べるのに、檻にゴキブリが出ると触ることも出来ずに大騒ぎして、紙をかぶせて捕まえようとしました。ゴキブリが怖いのは人間もサルも同じだなと感心したものです。
補足
>虫を食べる食べないではなく、食べ慣れないものを食べる食べないで考える必要があります。 なぜ食べ慣れるに至っていないのかという質問なのですが。 >貧しいからとか、食べ物がないからではなく、単に食文化と言うものです。 自分が死にかけている状況で好悪感情で食べ物を選ぶというのはそういうことを経験していない人の感覚のように思います。少なくとも自分にはちょっと考えられないですね。 >アフリカで飢饉があり毎日何十人もの子供が餓死した時、日本の援助団体が魚の缶詰を送りました。 いつの話か知りませんが、アフリカ人は伝統的に川魚を食べますし、今アフリカでは鯖の缶詰が馬鹿みたいに売れていますよ。
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
小さくて効率が悪いからです。何より、家畜を飼育するようになってからもっとうまいものが簡単に手に入るようになったことが大きい。多くの昆虫は季節性があるので、年間を通して食べることは困難ですし。
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補足
>なかなか見つからないものですから、歩く能力に特化しました。 例えばここで食べ物としての虫を見つけても良さそうなものですが。まあそうならなかったんだからしょうがないと言われればそれまでですが。あとメガネザルとかは昆虫食に進化してますよね。そうなるとやはり人間にもある程度その道もあったんじゃないかなとか思ってしまいます。 >「なぜそこで肉なんだ。虫がいただろう、虫が」 そうなんですけど、正確には虫もあってよかったんじゃないかなと。肉、魚、虫の三本柱になってもよさそうなものです。 フンコロガシとかいますよね、あれとか結構手頃なんじゃないかと思いますが。 >植物ならなんでも食えるわけではないですよね。 極端な話、そこらの木の葉っぱだって集めて食べればかなりの腹の足しになると思うんですよね。飢餓のとき人がそういうことをしたとう言う話も聞かないのも不思議です、これは余談ですが。 >自分がやろうとしないことをなぜ他のみんなはやらないんだろうと思っても、それはたぶん「お前と同じ理由だよ」ってことになるのだと思います。 ああ、ここが違うんですね。だから、自分がカマキリを食べようと思わない現状が不思議なわけです。どうして私はカマキリを食べようと思わないんだろう、食材としては優秀そうなのに。 虫の唐揚げはエビのからあげとほとんど変わらないと言われるように、不味いという理論にもどうも懐疑的です。やはりイメージ先行なんじゃないかと。とするとなぜそんなイメージなのか、という主題に戻ってきます。 色々調べていただいたようでありがとうございました。 いなかったから食べる機会がなかったという説明をもらったあとでアレなのですが、逆にいすぎて食べなかったのかなと言うのがありそうな気がしました。食べているものでわざわざ育てなくてもそこら中にあるものってあまりないですね。木の葉っぱと同じで身近にありすぎるものは食べようと思わない習性でもあるのかなとか。