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schmeckenを使った「おいしい」について
Das Brot schmeckt gut. Das Brot schmeckt (mir?). 辞書を見ると、どちらも同じく「おいしい」の意味になるようなんですが、何か使い分けはあるのでしょうか? よろしくお願いいたします。
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辞書では、schmecken の用法としては一応区別してありますが、 形容詞が gut だと、結果的には同じような意味になってしまいます。 第一の用法は、「何か特定の味がする」という意味です。 Das Brot schmeckt gut. の文では、形容詞が gut のため、 「おいしい」となってしまって意味の違いが感じられませんが、 Die Suppe schmeckt nach gar nichts. このスープは何の味もしない。 のように、どんな味がするかの描写に使う動詞です。 なので、Das Brot schmeckt gut. という文が本来単独で意味するのは、 「そのパンそのものが美味である」、ということであって、 「誰にとって美味であるか」は、基本的には関係ありません。 とはいっても、パンを実際に食べている人が、 「自分にはおいしい」という意味でこのように言うこともごく普通で、 その場合、mir を省略することも多いので、文のみでは区別できません。 話されている状況次第です。 第二の用法は、schmeckt という動詞のみで、 「ある人にとって心地よい味である」、 つまり口に合う、という意味です。 この場合も mir などの人称代名詞を省略することが多く、 食事中に、相手に Schmeckt’s? と尋ねる場合がありますが、 まあ、日本語で言えば「おいしい?」ですから、 結局、第一の用法と意味は同じと言えば同じです。 この場合は、あえて言うなら、 gut が入っているかいないかの差ぐらいでしょう。 口に合ったからおいしい(schmeckt)、という程度か、 食べ物そのものが美味(schmeckt gut)なのか、 というニュアンスが多少ないとは言いきれないものの、 その境界は非常にあいまいだと思います。
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