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なぜ多くの政治家が靖国神社を参拝したがる?

素朴な疑問です。 靖国神社は庶民はあまり行かない所と思います。 良い悪いは置いといて、議員や閣僚がこぞって靖国神社を参拝する理由は何でしょうか? 政治家だけが特に神道の信仰者の比率が高いということはないと思うのですが。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.6

まず、回答そのものでは無いですが、この問題を考える上での基本的な事実の認識が必要と思いますので、書きます。 伊勢神宮を始めとする、神社神道(神社を持たない神道として教派神道がある)は、日本の民族宗教、原始宗教として、伝統のあるものです。 しかし、靖国神社、全国の護国神社、忠魂碑は、全然異質のものです。 国民を戦争に駆り立てるために、国家があえて作った神社です。 また、国家(現代的意味での国家)のために死んでいった軍人を英霊として祭る、という発想は、明かにこの時代の国家による新興宗教です。 民族主義=国家主義=ナショナリズム、国粋主義、帝国主義、覇権主義、全体主義、を正当化する、ハードウエアとして、機能していたのです。 教派神道である大本教などは弾圧され、 戦争に反対した、無教会主義キリスト教の内村鑑三、創価教育学会(創価学会の前身)の牧口常三郎などが、弾圧された歴史があります。 占領地域、韓国、台湾、サイパンその他多数に神社を作りました。 また、神社の神官たちは、公務員でした。 日本の憲法(20条、89条)が信教の自由の条文だけでなく、あえて、徹底した政教分離(国家と宗教団体の分離(separation of charch and state))を規程したのは、この民主主義の敵を解体し、復活させないため、です。 過言では有りませんし、事実と言って間違いでは有りません。 ポツダム宣言に、日本に精神的自由権(表現の自由、信教の自由、学問の自由など)を保障し、民主主義的な国家を作る、というようなことが書いてありますが(戦勝国を弁護する気はさらさら有りません)、その趣旨の延長からです。 あらためて、書きますが、 つまり、従来の神社神道と靖国神社などはイコールでは括れない、ということです。 外国の(一応、何らかの伝統的な宗教の形式を整えている)戦没者墓地と、日本の靖国神社とでは、成立の背景が違います。 また、慰霊と、英霊を拝むのは、違います。 日本では、よく勘違いされていますが、仏教も拝むのは本尊であり、死人ではないのです。 上に書いたことを踏まえて 一応、回答っぽいことを 一部の政治家が、靖国神社を国営化する法案を、年中、しょっちゅう、国会に提出しています。そのたび、廃案になってますが。 そういう政治家たちが、靖国神社に参拝したがるのは当然ではないでしょうか? 日本に侵略された歴史を持つ、国々が、政治家が靖国神社を参拝することに懸念若しくは反対の感情を持つ理由は、東条英機などを英霊として祭ることもさる事ながら、日本の帝国主義に関し、反省が無い、侵略戦争に反省が無い、もしくは、単に自己の反省と言うことだけでなく、不幸な歴史について、考察が無い、と受け取っているからでしょう。

trombravo
質問者

お礼

回答をありがとうございます。 神道にもいろいろ宗派があり、その中の靖国神社や護国神社が属する宗派がかつて国家施設として扱われたということですね。 例えば靖国神社を無宗教化しておけば批判の対象とならないでしょうか?

その他の回答 (18)

回答No.19

危ない、危ない! 岩波書店は多くの全集や装丁の立派な本をたくさん発行しているけれども、赤波書店と言われるほどあるイデオロギーに固まっている本屋さんです。このような偏りのある雑誌を紹介するのはいかがなものだろうか。 ・・・と思い投稿させていただきました。

trombravo
質問者

お礼

良い回答がたくさん集まりました。 ひとつひとつきちんとお礼を述べるつもりでしたが、私の文章力の限界で、まとめお礼とさせていただきます。 しばらく質問を開けておこうと思いましたが、飛躍して荒れてくると直感して、この辺で閉めさせていただきます。 いちおう良回答は「為になった」という基準で選ばせていただきます。 皆さん回答をありがとうございました。

回答No.18

いろいろな方が回答されているので 少し違う角度から簡単に。  岩波書店の世界という雑誌で 「靖国問題とは何か」という特集がされています。 その中で「靖国神社を参拝する理由」などに触れられていますし、より深く 靖国の思想とは何か?また戦没者の追悼はどうあるべきか などが検討されており、小泉首相の公的参拝が違憲であるなどの記事があります。 http://www.iwanami.co.jp/sekai/2004/09/directory.html では要約だけ簡単に紹介されています。 ちょっと質問の回答とは異なるかもしれませんが もし興味があれば本屋さんでどうぞ。

参考URL:
http://www.iwanami.co.jp/sekai/2004/09/directory.html
  • bike55
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回答No.17

何よりも大切なのは日本のために亡くなった私たちの祖先の気持ちだと思います。 靖国神社は第二次世界大戦で亡くなった人たちだけでなく、それまでの戦争でなくなった人たちもお祀りしています。 彼らは自分のお骨が家族のもとに帰ることがないことを理解し、またいろいろな土地から集まり隊で知り合った友達とは「靖国で会おう」とそれを拠り所に散っていったのです。 「日本のために」と亡くなった我々祖先に敬意を示し国民を代表する人々が参拝することは当然のことだと思いませんか。 また、そのことを他国から文句言われる筋合いもないし、別の施設を造ってお祀りするというのも彼らの意思をまったく無視したものになってしまうと思います。 国単位で考えるから分からなくなりやすいですが、日本がひとつの家族だと考えると、当たり前のことですよね。 私なりにいろいろ調べた結果、結局とてもシンプルな答えにたどり着いたと思います。 相手の気持ちを考えない現代人の気持ちばかりで話が進みすぎてるような気がします。

  • torauma
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回答No.16

明治維新以後”東京天皇、日本国家”の設立について、日本人がやってきたことについてはどうしても否定したい人は否定をするのでしょうけれど、当時の国際情勢から見れば”御先祖さんは良くやった”と思う一般国民は多いと思いますよ。 講和条約以後”請求権の放棄”を好い事に、支離滅裂な事をいって”馬鹿な大衆(日本国民)”を困らせては利己的権益を図って喜ぶエリート達の性格も、”中国式漢字勝手解釈、主観主義”を蔓延させて、拉致被害者まで出してきた人達の罪も、さっぱり問われない国ですから。 統治エリートの性格を嫌って、大衆迎合で人気を得るには、結局都合良いと考える政治家は多いと思います。

回答No.15

下の不備を補足 正式名称:財団法人 日本遺族会 下に日本遺族会サイトのURL

参考URL:
http://www.nippon-izokukai.jp/
回答No.14

戦没者遺族会について 本来は、戦争で死んだ軍人の家族の、福祉厚生が目的で、戦後作られたもの。 今も、その性質は、もちろんあるが、 さらに、実質、国家公認の右翼団体で、自民党議員の票田。靖国嫌いの遺族は無視。

回答No.13

>訓練中や災害救助で命を落とされてもですか? >自衛官だけでなく、警察・消防・国際協力事業団・NPO、いろいろリスキーな職業があると思いますが、どの範囲でしょうか? >現在でも自衛官が国のために殉職すれば無条件に靖国神社に合祀されるのでしょうか? 昔は軍人だけ、今は自衛官だけです。 無条件ではないようですが、殉職の理由は関係無いです。 例に挙げた事件当時は、まだ、PKOさえ無い時代です。 要は、実質的に国のために死んだかどうかではなく、軍人で死んだ人=英霊→神という発想です。 それから、説明が足りませんでしたが、靖国神社だけでなく 護国神社、忠魂碑もあります。 >外国の元首や高官が靖国神社を表敬参拝している事実を初めて知りました。 ここ以外の場所に行っても、軍人の墓地は無いので、靖国神社などに行くようです。 (戦没者一般ではないことに注意) ちなみに、千鳥ヶ淵戦没者墓苑という、国立の、軍人・軍属・一般人の、戦争犠牲者の、氏名不詳の人々の国立の墓地があります。 ただ、どこの国の元首なども参拝するわけではなく、近隣アジア諸国への配慮や、日本の歴史にかんがみ、参拝しない人も多くいるはずです。 私は、具体的に、どこの国の誰が参拝したのか知りませんが 、たとえばアメリカの大統領が靖国参拝をすれば、アメリカと、今は仲の良い、中国・韓国・フィリピンとの関係に、決定的にヒビが入るでしょう。 また、アメリカ国内でも、批判されると思います。 >神道にもいろいろ宗派があり、その中の靖国神社や護国神社が属する宗派がかつて国家施設として扱われたということですね。 微妙に違います。そして、重要な事実の認識が欠けています。 神道には基本的に、2つが有り、 各種教義の有る教派神道と、特に教義らしい教義は無いが、全国の神社と、そこにまつられている神を信仰する神社神道とあります。 教派神道は、文字通り、各種宗派(大本教、天理教など多数)があります。 これに対して、神社神道は八百万(やおよろず)の神(早い話しが、ものすごくたくさんの神)の存在を信じ、信仰するので、特に教義らしい教義はありません。 一つ一つの神社は、通常、仏教の宗派の一つ一つの寺のように、宗教法人になっています。 また、仏教やキリスト教の各宗派は全国の寺や教会施設を包括する宗教法人がありますが、 現在、全国8万の神社(ほぼ全ての神社)宗教法人を包括する宗教法人として、神社本庁があります(下に書く、戦後、神道指令の後、全国の神社の意思で作られました)下に神社本庁のサイトのURLを示します。 明治政府は、この日本の伝統的な神道を国家的に利用し、事実上の国教にしました。 もともと、地域地域の神の信仰なので、キリスト教、仏教、イスラム教のような世界宗教に見られる普遍性はありません。 明治政府の政策により、伊勢神宮(天皇の先祖である女神=天照大神(あまてらすおおみかみ=てんしょうだいじん)=太陽神をまつる)を中心とした、国教として、民族宗教としての体裁を徐々に整えたのです。国家神道といいます (明治より前にも、日本は神である天皇を中心とする国家、という思想は、かなり、ありました。有名なところでは水戸黄門。) つまり、靖国神社、護国神社、は、神道の一宗派ではなく、日本の神社神道を国教である国家神道として運営するのに重要な役割を果たした施設。 そして、あえて、明治政府が作った、あるいは組織しなおしたもので、英霊をまつるということに特化したものです。 数は、靖国神社<護国神社<忠魂碑。 日本、都道府県、町村。 最初から、国が作った(または組織しなおした)のです。 >例えば靖国神社を無宗教化しておけば批判の対象とならないでしょうか? 以前から、いくつかの政党が、言っていますが、特に最近で目立つのをいうと、公明党と民主党の一部(この党はいろいろな人がいるので。もろ靖国大好きもいっぱいいます)が、戦死者の墓地を、靖国神社とは別に作る、という政策を掲げています。 憲法で政教分離が明確に定められましたが、それ以前に、GHQの指令(神道指令)により、全国の神社は、国家と財政的、組織的に、分離させられています。 (その後、神社本庁(当然、私的な団体、宗教法人法による宗教法人)ができました。) 政教分離を定める現憲法の下で、靖国神社、護国神社などは、当然、私的な(公的なものは当然無い)宗教団体なので、国の力で、靖国神社そのものの組織や成り立ちに、手を加えるのは、信教の自由の侵害になりかねません。 他に墓地を作ったときに、遺族などの承諾を元に、遺骨を移すことはできるでしょう。 ちなみに、公式参拝も、いわゆる私的参拝も(公人の公務以外の行動が、常に私的と言えるかどうかはともかく)、憲法上、憲法違反として、訴えるのが難しいです。 これは、大臣などの参拝が、憲法上好ましくない、違憲の疑いがある、ということを否定するものではありません。 日本の裁判所が有する違憲審査権(憲法81条)は、裁判所が行使する司法権に付随して行使できる権利です。 ですので、ただ「憲法違反だ」という訴えは認められず、「違憲の法令や、行政の執行により、 ~という不利益を受けた」と言わなければなりませんので。 ちなみに、以前から、地方自治体が靖国神社、護国神社、忠魂碑などに玉串料(明かに、神道の宗教的儀礼向けのお金)などとして、公金を支出をすることが問題になっていましたが、愛媛県が靖国神社に玉串料を支出したことが、憲法違反であるとの訴えを、愛媛県の住民が住民訴訟という形で起こし、今から十年近く前、最高裁判所で違憲判決(憲法20条、89条違反)が出ています。 参考にして下さい。 まとめ 戦争で死んだ人々を慰霊する、というのは、日本人、また、日本と友好を深めたいと思っている国の人は、当然すべき、良いことでしょう。 軍人を英霊→神として拝む、っていう思想・宗教がまずく、そのまずいのを国が作ったのがまずく、不幸な歴史を持つその特定宗教団体・施設を公的な人が積極的に評価するのがまずく、一議員とかならともかく行政・司法の公務員が参拝することは、不幸な歴史と相俟って、憲法上、望ましくない(すぐに、違憲と言えるかはともかく) しかし、特定宗教団体の施設でする、公務員(一般の公務員はもちろん、総理大臣、大臣、議員、裁判官も)による公式参拝は、(その宗教が靖国神社のような不幸な歴史を持たず、人類の幸福に寄与する優れた宗教であっても)公金を支出しなくても違憲(20条違反)でしょう(違憲の訴えができるかはともかく)

参考URL:
http://www.jinjahoncho.or.jp/
回答No.12

>故人はすべて神道を信仰していたのでしょうか? 現在、自衛官で殉職された方も、みなさんと一緒に祀られています(合祀)。 以前、自衛官の妻のキリスト教徒が、自衛官合祀に反対し、自衛官合祀を運営する団体(政府の機関ではないが、準ずる公的な団体)を、信教の自由を理由に、裁判所に訴えたことがあります。 訴えは認められませんでした。 この背景には、亡くなった自衛官の両親が合祀に積極的だったいうのがあります。 いずれにしても、必ずしも、神道の信者でなく、また、靖国神社に祀られることを良しとしない人もそれなりにいるのでは。 様々な宗教団体に入っている自衛官もいるでしょうし。

trombravo
質問者

お礼

回答をありがとうございます。 現在でも自衛官が国のために殉職すれば無条件に靖国神社に合祀されるのでしょうか? 訓練中や災害救助で命を落とされてもですか? 自衛官だけでなく、警察・消防・国際協力事業団・NPO、いろいろリスキーな職業があると思いますが、どの範囲でしょうか?

trombravo
質問者

補足

訂正します。 ×NPO(非営利団体) ○NGO(非政府組織) いつも間違えちゃいます。

回答No.11

戦没者遺族会の力でしょう。 ご質問の「数値」は回答できませんが。 小泉首相は、その力を(も?)借りて自民党総裁選を勝ち抜いたので、その際の約束である「参拝」を、辞める訳に行かない訳です。時期をずらすのが精一杯のようですね。

trombravo
質問者

お礼

回答をありがとうございます。 米国大統領がユダヤ人の票を当てにするようですね。

回答No.10

 靖国神社は明治維新に至る薩長方のみの戦死者を英霊として祀ることにより、新選組や奥羽列藩同盟等の戦死者は非国民として扱われ国民の祖先を2分するルーツを持つ神社です。  現代日本の総意を形成する全国民の祖先を「英雄」と「非国民」に2分する神社であるにもかかわらず、歴代自民党政権が国威をあらわす神社として祭りあげていること自体が問題であり政治的に滑稽な話です。  ちなみに、朝廷が2つに割れた南北朝時代については南朝を正統政権として総括しているにもかかわらず、北朝側の天皇を非国民扱いにしていません。

参考URL:
http://www1.odn.ne.jp/hyakuman-chbaich/yasukuni-siryou/yasukutoha1.html
trombravo
質問者

お礼

回答をありがとうございます。 なるほど成立過程は非常に滑稽で偏っていますね。

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