- 締切済み
ベトナム戦争の本質とは?
ベトナム戦争の本質は、アメリカ帝国主義に対する民族解放闘争ではなく、北ベトナムによる南ベトナムへの統一戦争だったのでしょうか? また、当時の欧米や日本にあったベトナム反戦運動は共 産主義陣営によるプロパガンダだったのですか??
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- lolipop-sapporo
- ベストアンサー率23% (760/3195)
ベトナム戦争は、もともとベトナムとフランスとの間の「独立戦争」でした。北ベトナムに当時のソ連の影響を受けた社会主義政権が誕生して、フランスも最初は戦っていましたが、途中で手を引いてアメリカが「ドミノ理論」を持ち出して乗り込んできたのです。 そのため、当初からアメリカ世論にはベトナム戦争に批判的な声も多く、マスコミがベトナムの戦場の様子を詳細に報じていたため、世界的に「ベトナム反戦運動」が盛り上がっていったのです。
- koncha108
- ベストアンサー率49% (1313/2666)
経緯は1800年代からの海外帝国主義や日本軍による独立と日本の敗戦とその後の連合国の動きと綿々と続いていますが、北ベトナムが出来た時も南ではそれまでのベトナム帝国、その後のアメリカ帝国主義と戦うベトコンが存在して北と共同戦線を張った事からしても帝国主義に対する民族解放戦線と考えるのが正しいと思います。 ベトナムだけでなく東南アジアや中南米で資本主義の名を借りた帝国主義に戦う民族闘争が共産主義と結びついてアメリカと戦い、それをソ連、中国が支援すると言う流れが多く見られました。 ベトナム戦争反対の動きは、長引く他国での戦争がアメリカで問題になって時の政権が終戦を約束しながらズルズルと戦争を続けるうちに現地からの残虐行為の報道で戦争の大義が失われたことに対するアメリカ市民の抗議で、それが平和と人類愛を求める運動として世界に広がったもの。当然共産主義国は便乗しようとしたでしょうが、それよりもずっと強い市民の声だったと感じています。
- nagata2017
- ベストアンサー率33% (6888/20370)
当時は ドミノ理論というものがあって 世界はドミノ倒しのように共産化するという危機感があった。 そこでアメリカは 共産化を阻止するために南ベトナムに肩入れした。 というのが基本的なところです。 反戦運動は ベトナムに限らず 平和を求める人権運動です。
- dragon-man
- ベストアンサー率19% (2711/13693)
そうですね。元々は北ベトナムの南ベトナムに対する統一戦争です。それを許すとドミノ倒しのようにアジア一帯が共産化される事(これをドミノ理論と言います)を恐れたアメリカが介入してアメリカとベトナムの大戦争になってしまいました。そういう意味で朝鮮戦争に似ています。違うのは金日成の北朝鮮がアメリカにコテンパンにやっつけられたのに、ホーチミンの北ベトナムはアメリカを追い出して赤化統一できたことです。朝鮮人とベトナム人の資質の違いでしょう。孫の金正恩はいまだに隅っこでこそこそママゴト遊びをやっています。 世界中で起きたベトナム反戦運動はコミンテルン(ソビエト共産主義の司令塔)の影響を受けています。日本の場合、日本共産党を通じてコミンテルンから多額の運動資金が渡っていました。そうでなければ他国の戦争にあれほどの規模の反対運動が起きるはずがない。当時のソ連は金があったのです。おそらく欧米も同じだったでしょう。