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発泡ウレタンに電線埋め込む場合の許容電流
6月に購入した新築戸建てで、配線した後に発泡ウレタンを吹き付け、電線が完全に覆われた状態になっています。購入時に工務店に確認すると、電気屋さん、断熱メーカー共に問題ないとおっしゃっていましたが、最近改めて調べる機会があり見つけたのですが、日本電線工業会の技術資料で、「各種断熱材による、電線ケーブルへの影響」というものに、発泡ウレタンにケーブルを直接埋め込んで配線する場合は、許容電流が約60%に落ちることを考慮して選定しなければならない。とありました。 木造住宅で専用回路は2×2cを、分岐回路では1.6×2cで配線してしまっている場合、 1.6×2cでは10.8Aで2×2cでは13.8Aになり、共にケーブル<家庭用コンセント15A<ブレーカー20Aとなりますが、これは省令14条に違反することにはならないのでしょうか? 工務店側には、違反ではないし、家庭では1kwを超えるものを長時間使うことはないので、火事になることは考えにくいし、今までこの施工で火事になったことはないと言われています。 工務店側の言う通り問題ない施工なのでしょうか? ながくなりましたが宜しくお願いします。
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- 兼元 謙任(@kanekaneto)
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専門家ではありません。 断熱効果を高めるために、配線周りに発砲ウレタンを入れることは良くあることのようです。 ウレタンの耐熱性、防火、火災時の有害ガスの提言など、素材に対してどれだけの配慮がされているかという観点で見られてもいいかもしれません・・・ 細かくいうと、電力の低下などの影響はあるようですが、防音、断熱とのトレードオフになるのかもしれません。 ↓配線と断熱材との関係について ”電線)ケーブルが断熱材に覆われた状態の場合、ケーブルの許容温度( 60°C以上 )となり、 許容電流値の低下が見られる。 また、絶縁体、シースに脱塩酸反応で化学的劣化が促進され 絶縁抵抗の低下を招くことがあり注意を要する。 ※5 (内線規程JEAC 8001-2011 1340節 許容電流)に係わる (解説 電気設備の技術基準 第11版 第172条 低圧屋内配線の許容電流)に抵触する恐れが有る。 ※6 断熱材と電線の接触による影響については、(社)日本電線工業会 技術資料 技資 第121号A 「各種断熱材による電線・ケーブルへの影響及び対策」にて検証がなされたので、参照のこと。” https://www.nikkenren.com/kenchiku/setsubi/setsubidata/info/contents/1cons/1e01.pdf ”各種断熱材による電線・ケーブルへの影響及び対策” https://www.jcma2.jp/files/gijutsu/Shiryo/121A.pdf ↓配線+発砲ウレタンの施工の様子です。 ”切込みの中心に穴を開け、そこに電線を通します。 線を通したら、現場発泡ウレタンを充填しアルミテープ処理をします。” https://blog.goo.ne.jp/assetfor/e/4cfae2420f7d90036b48c3287b30d548 ↓ウレタンフォームを削って配線したりしていたり・・・ ”施工後の断熱材を削って配線通すとか、ありえへんやろ! ヽ(`д´;)/” zhttps://casagarage.exblog.jp/tags/%E6%96%AD%E7%86%B1%E6%9D%90/ ↓断熱防音の場合は、配線、排水をウレタンフォームで覆う加工はよく見られるものであるかと・・・ ”通常は1本1本結束していかなければなりませんが、 ユニット化することによって工期短縮・コスト削減になっています。” http://www.sou-c.jp/diary/%EF%BD%93%E9%82%B8-%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88%E9%85%8D%E7%B7%9A%E3%83%BB%E9%85%8D%E6%B0%B4%E7%AE%A1%EF%BC%88%E6%96%AD%E7%86%B1%E9%98%B2%E9%9F%B3%E4%BB%95%E6%A7%98%EF%BC%89/ ”現場発泡ウレタンフォーム(アクアフォーム)をふきつけました。” http://www.sou-c.jp/diary/%ef%bd%93%e9%82%b8%e3%80%80%e7%8f%be%e5%a0%b4%e7%99%ba%e6%b3%a1%e3%82%a6%e3%83%ac%e3%82%bf%e3%83%b3%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%a0%ef%bc%88%e3%82%a2%e3%82%af%e3%82%a2%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc/ ”発泡ウレタンの吹き付け断熱が完了” http://onakacyan.com/spraying kennsetugennba15-min-728x546.jpg ”発泡ウレタン吹付け前の電気配線確認!” https://believenoie.hamazo.tv/e5768438.html ↓こちらは職人さんの募集のページですが、配線後の壁に、ウレタンフォームを吹き付けているような・・・ ”戸建住宅で断熱材を吹付ける仕事です。 https://jmty.jp/saitama/job-con/article-kqit ”発泡ウレタンでの断熱リフォーム施工風景” https://www.youtube.com/watch?v=P-IwZETrcFg ”R屋根とR壁の家、現場発泡ウレタン施工風景.mov2 https://www.youtube.com/watch?v=ycSffPZKmYo こちらも参考に! 「発砲ウレタン」「施工」に関する質問と回答 https://okwave.jp/searchkeyword?word=%E7%99%BA%E7%A0%B2%E3%82%A6%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%80%80%E6%96%BD%E5%B7%A5 良い報告に進みますように! 参考になれば幸いです。
お礼
回答ありがとうございます。 質問後にも色んなところに問い合わせしたりしてるのですが、保護管にいれたり、ウレタン施工後に表面にはわすのは問題ないのですが、VVFケーブルを直接埋め込んでしまっている場合は、許容電流が約60%に落ちることを考慮しなければいけないので、VVFの2×2cではケーブル容量>ブレーカー容量を満たさないので、内線規定違反となり、他に明確に安全だといえる基準がないのであれば、電気設備の技術基準に違反してしまっている可能性は高いということでした。 現場発泡ウレタンのメーカーの説明をみても保護管いれるか、ウレタン施工後に表面にはわすか、許容電流が低下することを考慮してケーブルを選定するかと書いてあるメーカーが多いのですが、URLをあげていただいたように、私が購入した物件と同じようにそれが行われていない現場が多々ありますね。