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カテ違いかもですが医師に質問
なぜ医師を目指したのか? (2)医師になり、目的、目標の変化はないですか? (3)必要なプライドと不必要なプライドがあると思うのですが、患者のためにプライドを捨てることができますか? (4)手術に絶対はないが、不安を捨てきれない手術でも執刀しますか? 自分より執刀数が多い経験豊富な医師を紹介しますか? (5)医療制度が根本的にかわり、いずれ保険適応外で、高所得者しか手術が受けれない、薬価制限撤廃により、必要な薬を買えない人が出てくることが予想されていますが、医師としてどう考えていますか? (6)アメリカの医療や医療保険会社をどう思いますか? (7)医療を根本的にかえるTPPやFTAをどう思いますか? (8)TPPFTAにより、事実すでに製薬会社、病院、医師でも、すでに動いていますが、国民に広報せずに実行されていますが、どう思いますか? 回答お願い致します。
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- kurione
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1)尊敬できる医師に出会ったから。自分もそうなりたいと思った。 2)それは変化する物ではないでしょうか。だってどの業種も自分が本当になりたい物というのはある程度熟練してきて見つかる物。むしろ2~3年やって向かないという判断の方がおかしい。 3)プライドにも良い物と悪い物がある。人命を預かる職業としてこの道を選んだ以上より高見を目指すプライドは持つべき。 たぶんあなたの言われている患者のためにプライドを捨てれるかというのはこういう事だと思いますが、失敗を失敗と認めないプライドはただただ悪ですが、不条理な要求に対しては断固プライドは持つべき。あと高学歴だからというプライドも最低 4)不安は当たり前。でも不安があるが故に慎重になれる。そして不安を克服するために患者さんの情報を何度も確認し、イメージトレーニングを何回もする。外科医は手洗いだけでも10分近くする。手洗いをしながらイメージトレーニングをずっとしている。一番怖いのは怖い物知らず、慢心。こういった人は外科医どころか本当に医者に向かない。慣れも要注意。手術はどれだけ経験するかという事は本を読んでも得られない。自分が執刀する患者さんに対して自信ありませんのでもっと達者な人にしてもらいますと言われたら患者は喜びますか?多分違う。手術以外の治療に対しても 信頼を失う。それほど難しい場合は執刀医以外に熟練医、サポート医で手術に入ります。だから外科と標榜している所もサポート医のいない所は今はほとんど手術しなくなっています。そして一番問題なのがこのところの手術失敗(ほとんどは慢心が生んだもの)により、手術は熟練者ばかりがおこなうようになった為外科医が育たなくなってきており、20年後は熟練外科医が少ないというまずい状況が予測されています。 5)多分ご存じないと思われますが、今は癌の治療、手術など成績を出さないと認可を取り消されます。ここから先は私見です。じゃあどうするか、治る確率が高い。助かる確率が高い症例しか治療しなくなる。もっとも国はそう言う事を口には出さないが仕向けているとしか思えないですが。以前は10%はゼロではない賭けてみましょう!でした。でも今は30%しかないのですが、どうされますと言われる。 切り捨てです。 私自身、18年前に母の事で思い知らされました。 だから今病院の半数は赤字なのです。最新医療をしなければならない為に専門医を雇い、設備を充実したためです。私が思うに必要な薬を買えない人が出てくることが予想される事より、治療やっても無駄になるなら治療するなという考えの方が怖い。 6)カナダ国境近くのアメリカ人はカナダ側の病院に行くそうです。バカ高い保険料。バカ高い医療費。心臓移植でさえ1週間で退院。病院隣接のホテルにうつり通院する。アメリカの医療制度は自由診療が原則、現に6人に一人が無保険(15.7%)。 オバマケアーで少しでも保険加入者(特に65歳以上)を増やそうとしたしたが約2200~2300万人が無保険者として取り残されてしまう。国民皆保険(公的保険)を何度も目指しても国民の猛反発に遭ってから持ち出す人はいなくなった。 アメリカ人は全てでは無いけれど。親は自分の財産は基本自分の医療費と老後のために使う代わりに子供には負担をかけないようにする。子供も親の財産を当てにはしない。日本人のように子供に財産を残す。だから面倒みてもらうという風土には やはり海外の保険会社は日本では活用出来ない。 7)日本では、健康保険が適用された「保険診療」と、保険適用前の「自由診療」を並行して使うことを原則的に禁止している。いわゆる「混合診療の禁止」がある。実はこれによって出来るだけ平等に医療を享受できたと言える。TPPの問題はいろいろあるがアメリカの思惑は混合診療の規制の全廃。 実際日本の医療保険制度の崩壊を招くと言われているが、アメリカ側の主張を全面的に受けられる状況ではない。何故ならアメリカ人は病気に関して予防に重点を置くが日本人は予防が苦手。出たとこ勝負的な民族性がある。そのため自由診療は自己責任で実費となりいきなり高額となる。それを実現できるほど日本人は割り切れないし国もおそらく妥協しない。骨抜きになると思う。先ほども言ったようにカナダまで数百キロ通院する国民ですから。アメリカの思惑通りにはならない。 8)以前は強力な保護政策で国内製薬企業を優先していましたが、何社が外資系に吸収されたか。製薬会社、病院、医師でも、すでに動いています。?? 集中治療室でフルの治療を受けて1週間いただけで900万かかるのです。1割負担や 色々な控除があるから15~30万程度で済むのです。いきなり900万の請求がきたらどうします?日本人にはそこまでかかる発想がないのです。病院に対して20万床削減、30万人の入院数削減を求めています。国の発想は1県大学病院1 主幹病院2 リハビリ病院3、救急病院1です。それ以外は在宅医療、通院にするつもりです。 病院にも医師にもTPPFTAを考える余裕はないはずです。 今毎年約5件のペースで病院が閉院に追い込まれています。また赤字が6割の国公立病院に対して税金よりの助成は毎年500億円にのぼるのですよ。これらの事を国民に広報されていない事がおかしい。
- nagata2017
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質問は外科医専門になってるみたいですが 私の友人の医者の中で ちょっと異色の人を紹介します。 麻酔医です。 妹さんを 医療ミスで若くして亡くした人です。 普通に大学を出て就職していたのですが そういうことがあって仕事をやめ 医大に入りなおして医者になりました。 その間 奥様が生活を支えられていました。 医学部を出ると どの科目も名乗ることができるのですが 麻酔医だけは別です。専門の過程の単位を取らないとなれません。 大学病院で麻酔医として働いています。 医者も優秀な人材はこき使われているみたいで なかなか質問に書かれているようなことまで 気が回らないという感じです。 心臓外科で著名だった友人も 早逝されました。 神戸大地震でボランティア診療をしていた人も こちらは大学葬に。 いわゆる専門馬鹿と呼ばれる人が多いです。 この専門馬鹿というのは 優秀な頭脳を持っている人は その優秀な頭脳を無駄なことには使いたくない。という意味だそうです。 全てを医療に注ぎこみ その他のことには目を向けない。 だからこういう質問にも答えない。 そんなところです。