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発達障害者って侮れません。それぞれが、起業家や投資
発達障害者って侮れません。それぞれが、起業家や投資家としての才能を持っている、webデザイナーやイラストレーターなどIT関連の技術系の才能を持っているとされています。 発達障害者の持つ才能について、どのような考えを持っているのか、お聞かせ願いますか?
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家松代 信人(@sainou) 知的発達障がい児教育の専門家
こんにちは。 私は発達障害は「脳の個性」という考え方を持っています。 シリコンバレーのIT専門職の40%が発達障害の範疇にあるとされており、個人主義の米国の特性が非常に生かされているのが分ります。全体主義の日本においては、人と同じことを喜び、人と違うことを嫌がりますが、欧米は真逆なのです。教育の考え方も真逆です。 発達障害者の持つ才能についてよく知られている話は、アインシュタインやエジソンが発達障害であった可能性が極めて高いということです。アインシュタインは7歳まで言葉がしゃべれず、人と全く異なった発達過程をたどったと推測されます。 日本のITやAIが国際ランキングで劣っているのは、文化や教育がそれなりに影響していると考えられます。ちなみに日本のトップクラス大学のAI国際ランキングは、欧米や中国のそれよりかなり下に位置づけられています。中国では、日本で尊重されていない教育メソッドも尊重されており国も支援しています。 「webデザイナーやイラストレーターなどIT関連の技術系の才能を持っている」ということについてですが、これらの職種は学校成績とあまり相関が高くない場合も多く、独特な才能の仕事領域のような言われ方をする場合もかなり以前からありましたが、むしろ、これらの仕事領域への才能と学校教育がむすびついていなかった、ともいえるのではないかと考えます。 発達障害でなければ才能がないという逆は言えませんが、 発達傾向が平均と違う人たちに含まれている、人と違う才能をこれまで以上に生かしていくことが、日本の将来にプラスになることであり、それがゆえに、発達障害傾向をもった人たちをむしろつぶす傾向のある日本の全体主義教育を、変革していく必要があると考えます。 そもそも発達障害という用語自体も適切ではなく、”発達傾向・発達特性が平均ではない”、といった用語を使用すべきであると考えます。
松代 信人(@sainou) プロフィール
◆注力分野:知能改善、普通学級へ進路開発 幼児の知能改善、発達障がいの早期予防、知的・発達障がい・学習障害の治療教育 ◆対応分野 学習能力開発、進路開発、受験うつ、ネット依存 メンタル支援(脅...
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