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民訴。 予備試験 平成25年 32問目。

Xが,Zに対する売買代金債権を被保全債権として,ZのYに対する貸金債権を代位行使し て,Yに対して提起した貸金返還請求訴訟。 この具体例を教えて下さいm(__)m

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noname#235638
noname#235638
回答No.1

女優が声優に500万円を貸付していて 声優もアイドルに1,000万円を貸付している。 しばらくして 声優が資金繰りに困って自己破産寸前になった。 女優としては 声優がアイドルから1,000万円を回収して 自分に返してほしい。 しかし 声優は、なかなかアイドルから債権を回収しようとせずに このままでは 債権が 消滅時効 にかかる可能性もある。 そこで 女優が声優のアイドルに対する 1,000万円 の債権を 声優に代わって行使し 直接アイドルから債権回収したい。 声優の持っているアイドルに対する債権は 本来声優が行使するもの。 でも 声優にしてみれば、せっかく債権を回収しても 女優に持っていかれるだけだから ガチでアイドルからの回収をしようとは、考えない。 債権者女優としては、債権者声優からアイドルに対する 債権を譲り受けたり 債権を回収することについての代理権を授与してもらったり という方法でも 声優のアイドルに対する債権を行使することができる。 しかしながら これらの行為をするには 債権者からの何らかの意味で同意が必要です。 また 声優のアイドルに対する債権を差し押さえてしまえば 取立訴訟や転付命令によって 直接アイドルに対する債権を回収るることも可能。 しかし 差押えのためのは、ああかじめ裁判で勝訴するなど 債務名義をなければあんらず、めんどうです。 そこで 声優からの同意も債務名義もないままに 債権者女優が自己の名において 直接アイドルに対して、声優の持っている債権を 裁判外でも行使できる、としたのが 債権者代位権。 これによって 債権者は、責任財産を保全することができる。 時効によって債務者の有する債権が消滅するのを防ぐため 時効の中断をする場合のほかに 債務者が土地を買ったのに、登記を移転しないまま 放置しているとき、なんかは 債権者に代わって登記を移転するように請求する場合もある。 ※債権者代位権によって、回収できない危険を免れた  債権者女優の声優に対する債権を被保全債権  という。