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温度測定器の値がばらつく
- 温度測定の値がばらつく原因を解決しようとしてご相談にあがりました。
- 庫内の温度表示が制御盤と事務所で異なるバラつきがあり、原因が分からない状況です。
- 20分程度で値が同じになり、以降は同じ現象は起きていません。原因の特定をお願いします。
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弊社では乾燥炉の重油燃焼出力制御にPID温調を使い、補償導線分岐で10mほど先に表示器を設定しています。 15年ほど前のシステム構築時以降問題は発生しませんでしたが、盤内INVの交換によりPID温調の温度感知に大きな誤差が現れ、また、その値が急激に変化するため、制御される側のコントロールモータがハンチングを起こし、操業できない状況にもなりました。 原因は補償導線へノイズが乗ることであり、INV出力へのノイズフィルタ等ハード部品設置、キャリア周波数下げ(モータの磁気ノイズ:キーン音は上がります)、INV本体のスイッチ切り替えによる操作(接地コンデンサ切り離しやコンデンサ容量の変更が可能)を行い、発生は格段に減少。 加えて補償導線を後付けのシールドで隔離することでほぼ皆無という状況になりました(INV東芝 温調チノー 表示器横河 ノイズフィルタ東芝 シールドTKK、TC不明)。 皆さんの言われる補償導線の分岐の有無(表示器への伝送方法)、ノイズが乗るような条件等の有無を補足してくれれば考えやすいと思います。 弊社事例は参考まで。 以上
常識的なシステム構成例 (1)温度センサは1個 [温度センサ]-----------[温調器]----------[事務所表示器] (2)温度センサはそれぞれに付いて合計2個 [温度センサ1]-----------[温調器] [温度センサ2]---------------------------[事務所表示器] (3)温度センサは1個 [温度センサ]-------+----[温調器] | | +----------------------[事務所表示器] (1)と(2)の違いは説明不要であろう (1)と(3)の違いは少々説明を要するかも? 温調器には伝送出力機能付きオプションがあります 本例のように別の所にデータ伝送する為の機能が付いてるのが(1) http://www.fa.omron.co.jp/products/family/3157/specification.html (正確にはアナログ伝送とデジタル伝送とがあるが取り敢えず後回し) 伝送機能の無い温調器で無理やり伝送させるのが(3) (3)の場合は温度センサの線を分岐して表示させる 基本的にこの配線はやってはイケナイ 必ずしも絶対にやってはイケナイ事でもなく法律違反でもない 温調器のすぐ横に記録計を付けたりするが 多くの場合、(3)の配線で済ます事例は多い <配線距離が短いと問題とはならない でも、本事例の如く配線距離が長くなる場合は問題が発生し易い (憶測ですが最低でも20m以上かな?) 概ね50m引っ張ると実用にならなくなる事例は多い 10m以下ならそれなりに使えてしまう (温調器と事務所表示器までのケーブル長)
回答(1)さんの言われてるように どのようにして事務所の表示がされているか ということです。 そこにもんだいがあります。
謎を解き明かすには、システム構成を明確にする必要があると思います。 1) 冷蔵庫内の測定器とは、熱電対や測温抵抗体などのセンサー部分だけ で構成されているものでしょうか?プリアンプ、温度補償回路、リニア ライザーなどを含むものでしょうか? 2) 前期内容と重複しますが、制御盤にプリアンプ、温度補償回路、リニア ライザーなどの機能を含むものでしょうか? 3) 制御盤の表示は、アナログのメーターですか/ディジタル表示ですか? 4) 事務所の表示は、アナログのメーターですか/ディジタル表示ですか? 5) プリアンプ、温度補償回路、リニアライザーなどの機能が、事務所側 にもあるのでしょうか?それとも、事務所側は、制御盤の値を再現する だけの機能を持つ設計でしょうか? 6) 制御盤と事務所の間の信号伝送は、アナログですか/ディジタルですか? 上記のような仕様を明確にできれば、不具合現象の原因を絞り込めると 思います。