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アルミ材の切削性について
- アルミ材の切削性について調査しています。
- A6061T-6とA6061T-8の切削性の比較を知りたいです。
- インターネットでの情報収集が不十分で困っています。
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アルミ合金の加工で切削工具の摩耗に特に影響を及ぼすのは Siの含有量です。 A6061は0.4-0.8%であり、心配するようなレベルではありません。 あと、展伸性は刃先への溶着のしやすさに影響しますが、切削 抵抗が低く切れ味の良いアルミ加工用インサート+クーラントを 潤沢に供給すれば、A6061T-6とA6061T-8で切削性の優劣が顕著に なることは無いと考えます。 後から気が付いたのですが、丸棒→ターニング加工であると、 展伸性は切りくず処理(分断)にも影響するかもしれません。 おそらく、適切なクーラント供給で、大事には至らないとは 思いますが...
回答(2)さんは、柔らかくて伸びの大きい方が切削が厄介 回答(3)さんは、硬くて伸びの小さい方が被切削性が悪い と仰っています。 どちらが実態を表しているのでしょうか? 回答(1)さんがご指摘のとおり、両材のサンプルを予定の機械・切削条件で 削ってみれば明確になりますね。 いずれにしても、調質の僅かな違いなので、極端に被切削性異なることはな さそうと想像します。 WEBでちょっと検索した感触ですが、国内でT-8はあまり流通していないよう です。現実には、入手性で選ぶことになりそうな予感がします。 回答者の皆さんの回答内容を総合すると、T-6、T-8いずれであっても、切削 加工上処置できないほどの「困ってしまう」問題は発生しないと予想されま す。 回答者の皆さんの回答内容でご懸念が解消されないのであれば、予想する不 具を具体的に記載なさることをお勧め致します。
T-6:時効処理,T-8:冷間加工+時効処理の違いがあり、T-8の方が硬さが大き く、伸びは小さい。切削加工性についてT-6はCクラス、残留応力除去したT651 はBクラスとなっています。T-8の方が切削性が悪いと予想されます。 http://www.daikei-s.com/select/comparison.html http://www.zerocut-watanabe.co.jp/contents/handbook/hand015.html http://www.zerocut-watanabe.co.jp/contents/handbook/hand014.html
アルミの御本家アルコア社の資料 http://www.alcoa.com/adip/catalog/pdf/Cold_Finished_Alloy_6061.pdf 2頁冒頭の表 単位がインチ系なのも考えず値だけで比較 T8の方が引張強さ硬さが大きく、伸びは逆に小さい。 しかし差はさほど大きくはない。 アルミの切削性について、引張強さ硬さはあまり気にせず、伸びの大きいものほど厄介と思うから、私ならT8を選びます。 純アルミの柔らかさ伸び大なのと、A7075の硬さ大伸び小のものを削った経験あれば判るかと。 硬さが切削性と反比例する・・・散々議論し尽くした飽きたと思ったが・・・・ 湯流れを良くする為にシリコンを高配合したアルミ鋳物やアルミダイカストは硬い。 しかし伸び粘りがなく切削すると切粉はバラケてスカスカ削れる。 硬くとも伸び粘りが少ないと加工に要する動力も低い。 鋼ではある範囲で硬さと引張強さが比例すると言われるが、これも伸び粘りを考えない話で、切削性についてはこれが大きく影響する。 硬さが効くのは工具の摩耗。硬いものを削ると摩耗しやすい。 しかし超硬コーティングやダイヤモンドの性能が上がり安くなったからあまり気にしなくてすむようになった。 それと伸び粘りが大きいモノは必ずバリが大きくなり、作業性が悪い。 バリ取りは永遠の課題と言われ、万能となるような方策は無く、常に悩まなければならない。 総合的な見地で書いて欲しい。
アルミニウムハンドブック等でないと判らないと思いますよ。 参考まで。A6061T6の切削性A,B,C,DのCらしいですよ。 切削性が悪い。サンプル材でトライしては如何か。