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旋盤での切削時に加工物が先太りになる原因と修正方法
- 6尺汎用旋盤で芯押しをせずに50φ位のSS材を200mm程外形切削すると、0.06mm程芯押し側が太くなる問題が発生します。
- 芯押しをして同じ条件で切削すると、0.01mm程の先太りになります。
- チャックを直装タイプの新品に交換しましたが、状況は変わりません。調整すべき要素について教えてください。
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切削力に押しやられるから >0.06mm程芯押し側が太くなってしまいます 自然にそうなります。 無理に直すと >芯押しをして同じ条件で切削すると0.01mm程の先太り これが狂ってきます。 0.01は芯押し台の調整で直るが、普通はその程度で満足すべきでなぶりません。 機械のチェックとして、テストバーを掴み、往復台にダイヤルゲージを付けて走らせ振れを見ることが残ってます。 JISで検査方法が決まってますが、↓本にも出てます。 腕の発揮以前に 機械の(静的)精度は確認しておかないとダメです。 上記JISの精度検査では高精度級で300につき0.01、その他(並級)で同0.015の規格値。 外れてもレベルを確認する以外に対策は難しくて我慢になりますけど。 借りれればもちろん使うべきですが、センタレス掛けたバー材でもソコソコは測れます(しかやってない。。。) 汎用旋盤で何を加工するかを考えるに、300長を削って0.01(半径誤差)を要求するものはほぼ無いでしょう。旋盤だけで無理してもお仕事ははかどりません。精度得られるセンタレスに任せるのが普通。 量産ではアルミをそれ以上の精度が当り前として削ってます。汎用の出番に非ず。 >片持ちでもテーパーにならないような調整をされていますので・・・ どういう意味があるのでしょう? 無駄な努力と思います。形状、条件を特定しないと無理だし、それ以外には悪い作用になってしまう。NCならプログラムだけで補正できる。 >50φ程度の丸棒で片持ちだとやはりたわんでしまうのでしょうか 梁のたわみ計算。 http://rakutin.himegimi.jp/tawami-katamoti-01top.html すぐ計算できます。φ50×L200 50?掛けてたわみ0.021 実際は軸受けの剛性、スピンドル軸の曲がりが加算される。
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色んな方がご説明頂いておりますが 私からも一案を・・・ チャックした状態でワークがダレているのでは? (把握力が弱い or 主軸が上下方向にだれている) 芯押しをしていない状態で、0.06の先太はワークが逃げているだろうと思います 芯押し有で0.01は優秀な気もしますがこれ以上を求めるならそれぞれのガタを微調整で合わせていくしかないと思われます。
軽切削でワークの逃げがなくてもテーパになるのでしたら、 主軸中心とZ軸の平行が出ていないのでしょう。 ある程度はレベル調整用のジャッキボルトで調整できます。 下記が参考URLです。 ---------- http://sun.ap.teacup.com/umworks/9.html ---------- ジャッキボルトで調整しきれない場合は主軸を振ることになります。 参考URLでは「そうなったらメーカサービス任せ」と記してありますが… 旋盤の取説に方法が書いてないでしょうか。 参考になれば幸いです。 テーパの許容値について下記が参考になると思います。 ---------- JIS B6202 5.工作精度検査 ---------- 「テーパは先太であってはならない」と記してあります。 「JIS B6202」は下記より検索・閲覧できます。 ---------- http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html ---------- >ベッドをねじるのではなく 参考URLを見直してみて下さい。 ベッドをねじるのではなく、主軸台をねじるのです。 もちろん、見てのとおり主軸台とベッドはつながっているので、 主軸台をねじりすぎるとベッドもねじれてしまいます。 ジャッキボルトで調整できる量はわずかです。 ジャッキボルトで調整しきれない場合は、主軸台を振る(ずらす)必要があります。 主軸台を振るには、主軸台の固定ボルトを緩めて、 主軸台をわずかに回転させるわけですが、 回転支点があったりなかったり、 回転用の調整ボルトがあったりなかったりと、 調整方法やコツがメーカや機種によって違うので、 説明書に書いてあればそれをよく読み、 説明書に書いてない場合はメーカに訊く必要があると思います。
補足
回答くださりありがとうございます。 参考のページ拝見させていただきました。 切削物の材質がよくわかりませんが片持ちでテーパーにならないよう調整されていますね。 ただ私の考えではベッドが減っていると芯押しを使用してもテーパーになるような気がして、ベッドをねじるのではなく他に調整する場所がないか気になりました。 ありがとうございました。
旋盤では、あまり聞いたことはありませんが、切削力の撓みを考慮した加工が、 作業者でない職人の腕の見せ所と聞いております。
切削するバイトがワークを押す力で、ワークが逃げることで先太りになる ものと想像します。切れ味のよいバイトを使うことで先太りの程度を改善 することができる筈です。 使用するバイトを、仕上げ切削用の切れ味重視のタイプに変更してみて下さい。
お礼
回答くださりありがとうございます。 今度バイトをハイスの切れ味の良いもので試してみます。
お礼
回答頂きありがとうございます。 50φ程度の丸棒で片持ちだとやはりたわんでしまうのでしょうか? 他の回答していただいた方の参考ページを見ると材質は分かりませんが、 片持ちでもテーパーにならないような調整をされていますので・・・ 今度テストバーを借りることが出来そうなので、平行度を確認してみます。 機械の調整不良で先太りになるのか、それともきっちり調整された機械でも先太りになるか分からなくて質問させていただきました。 特に片持ちで精度を要求しようとかではありません。 たわみの計算非常に参考になりました。 ありがとうございました。