※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ケイ素鋼板の積層構造による磁束の低下について)
ケイ素鋼板の積層構造による磁束の低下について
このQ&Aのポイント
ケイ素鋼板の積層構造が磁束の弱さの原因となっている
シミュレーションで計算した吸引力と実際の値に大きな差がある
積層構造を考慮したシミュレーションの方法についてアドバイスを求めている
ケイ素鋼板をにコイルを巻いて電磁石を作っているのですが、その吸引力がシミュレーションの値と大きく違っています。その理由の一つにケイ素鋼板が何枚も重ねた積層構造からできているから磁束が弱くなっているのだと現在目をつけています。
そこでこれを踏まえたシミュレーションをし直したいと思っているのですが、どうやれば良いのか困っています。その前は装置を磁気回路に落とし込んでからMATLABによって磁束を計算し、そこから吸引力を計算したのですが、この積層構造はどう扱えば良いのかわかりません。何かアドバイスがあればお願いします。
他にこういう原因が考えられるというものがあればそれもお願いします。自分が考えていることはケイ素鋼板の他に、磁束の多少の漏れやケイ素鋼板の磁気抵抗を考えなかったこともあると思います。ただ磁気回路は閉じているので漏れはないもとし、また空気の透磁率に比べてケイ素鋼板の透磁率は充分大きいのでシミュレーションでは無視しました。
補足
詳しく丁寧にありがとうございます。 磁気回路はおそらくあっているかと…。磁気回路がそこまで複雑ではなかったので。 多少のずれは覚悟していたのですが、シミュレーションの値とこんなにずれるのは疑問に思い質問させていただきました。 シミュレーションでも実測でも線形性は取れていました。ただ値が極端に小さく傾きが小さいという結果でした。これは磁束が飽和しているからと考えるのはまちがいでしょうか?電磁石で電流を上げれば上げるほど磁束が無限に上がっていくことなんてないですよね?(飽和があるから)なら数%のずれでは済まない気もします。でも吸引力が半分以下まで落ちていたのでそれだけではないかもしれません。 また直流電流を与えているのでケイ素鋼板の渦電流の除去ができておらず渦電流損が出ている、すなわち磁束が落ちたという事でしょうか?そもそも直流なのに渦電流は起きるものなのでしょうか? すいません、電磁石で磁気軸受(磁気浮上)を行なっています。 >1)励磁電流はリップルがない直流電流である。 励磁電流は直流電流ですが、軸の位置をサンプリングしてPID制御しているので綺麗な直流ではなく多少のリップルは存在していると考えてもよいと思いますがそこまで気にするほどの大きさではないと今現在は考えるようになりました。 >2)励磁電流と吸引力の関係を実測した。 その通りです。電流を加えてその時の吸引力を測定しました。その時どれだけの質量を浮上できているかを計測し、それに重力加速度9.8をかけて吸引力を導出しました。 >3)実測結果、励磁電流が大きい領域では、シミュレーション(計算)で予想 した吸引力と、実測した吸引力は、納得できる誤差の範囲で合致した。 いえ、励磁電流が大きい領域でも小さい領域でも計算結果よりも大幅に小さいという結果になりました。計算結果である所では約70Nであるのに対して実測では約30Nであるなどです。 >4)実測結果、励磁電流が小さい領域で、励磁電流と吸引力の比例関係が保た れずに、吸引力が著しく低下した。 いえ、励磁電流が大きい領域でも小さい領域でも比例関係は保たれています。ただ3)のように数値に大きな差が見られたという事です。 5)積層鉄心とムクの鉄心の実機による比較は行っていない。 過去にその比較を行なっているらしくデータとしてしか知りませんが、透磁率がケイ素鋼板の方が大きいにも関わらず鉄の方が大きい吸引力を示しているという結果がありました。なのでケイ素鋼板の積層構造が問題であると目を付けました。 磁気軸受ですのである一定の距離の離れた物体を吸いつける力です。励磁電流により変わるのですが、2~4kgの物しか持ちあげられません。計算ではもう少し持ちあげられるはずなのですが。 もう少し情報が必要なら言ってください。 磁気回路にはケイ素鋼板なのか鉄なのかの物性を示すものが入っていません。空気の透磁率(ギャップ)しか考慮されていません。これを磁気回路にあてはめる場合はどうするのでしょうか?