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基材の繊維方向について知りたい
- ガラエポ基板に使用されているガラスクロスには繊維方向が存在し、繊維方向と90℃方向と比較して強度、反り、寸法変化量が優れていると聞きます。
- 繊維方向とは繊維本数が多い方向を指すのか、基板メーカに連絡せずに変更されると強度や反りが変わってしまうため、繊維方向の確認が重要です。
- 完成した基板状態で繊維方向を確認する方法や、基板に表示される記号については明確ではないため、確認方法を知りたいです。
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>通常、この繊維方向は繊維方向と90℃方向と比較して 強度、反り、寸法変化量が優れていると聞きます。 基板を正方形に切断し、両端を固定し、中央に荷重をかけみて、たわみが大きい方向が繊維方向と90°方向。たわみが少ない方向が繊維方向。これで調べられると思います。 納入仕様書、図面等に繊維方向を記載されることをお勧めします。 それにより基板メーカーが連絡なしで繊維方向を変更することが無くなると思います。 また、基板に繊維方向の表示を基板メーカーに依頼されてはいかがでしょうか?
回答1さんの言われるように、 Nマークは片面基板に使われる紙フェノールなどに表記される事が多いです。 プリプレグと共通化された最近のガラエポには表記が無いとおもいます。 完成した基板状態で繊維方向を確認する事は、プリプレグの成層構成をみる事で 可能な場合もありますが、実際の基板の特性はメーカーに確認するのが最善です。 http://www3.panasonic.biz/em/pcbm/ja/product/catalog/elepl_jpn/download/r1705.pdf あと基板メーカーが同じ型番で繊維方向を連絡なしに変更された事例は聞いたことが無いです。
お礼
資料ありがとうございます。 基板メーカは、海外なのですが連絡せずに進めることがよく あるので、我々の方で防御線を敷く必要があるのではないか という事で調査しておりました。ただ、専門のメーカではない ので、調べるには限界があるので対応に悩みます。 ありがとうございました。
貴殿又は貴社で使用しているガラスクロスのスペックを確認してみてください。 ガラスクロスは強度に方向性があります。縦横の繊維方向は強いが、間の方向は弱くなります。 45度ずらして積層すると、どの方向でもだいたい同じ強さになります。と、なるので 調べてみた方が良さそうです。 また、繊維方向に関しましては、URLを確認下さい。 (ガラス不織布の場合は、想像してください。) 方向性に関しては、必要がある場合に何らかの表示をしています。 貴殿記載の“N”とか、“矢印”とか、形状とかで。 表示していない場合は、強度、反り、寸法変化量が略同じとなっている仕様の物でしょう。 問い合わせ内容に関して、異なったアドバイスであったら御免なさい。
お礼
繊維状態がよくわかる説明資料ありがとうございます。 まず、この資料見て勉強します。 ありがとうございました。
ガラスクロスの商社(メーカは日東紡) http://www.kk-soyo.co.jp/glass.htm 縦横の密度が織り方で違い、それに応じて引張強さも違う。反りも同傾向。 しかし縦横同じのもあるのと、 基板設計会社 設計基準 http://www2s.biglobe.ne.jp/~pcdesign/kijyun/kiban-saizu.pdf ガラス系基材の場合はさほど繊維方向を気にしなくてもよい。 なので、パターン設計上考慮はするが違えることもある、製造では板取を長短と一致させる、これが普通だと思います。 Nマークも JISC6485 プリント配線板用銅張積層板-紙基材フェノール樹脂 では方向性を『矢印などで示す』とあるので、その部類でしょう。 FR4の詳細データ http://www.mgc.co.jp/seihin/h/btprint/lineup/fr4.html 熱膨張係数については(縦、横)変わらず厚み方向は別。 これぐらいの差なら、間違えても影響はないようにも思えます。 このメーカは樹脂材料でもデータが充実していて好き。 基板ではずっと大手のパナや日立化成もデータ開示が不満足。 昔のICは長方形が多かったが、最近は正方形なので、はんだ付で方向を問うこともないはず。アナログICは? 携帯機器などでは、ガラスクロスの方向で高周波特性が違うとなっており、それでは区別しなければならないが、↑メーカのBTレジンのような高級基板での話でしょう。
お礼
回答ありがとうございます。詳細データの所在まで教えて頂きすみません。 確かにそれほど値は、変わらないので気にすることは無さそうですね。 もし、この差が影響してくるような製品や使用環境状況など ご存じでしたら教えてください。
お礼
ありがとうございます。 確かに言われてみると、このような方法で確認することが 可能ですね。配線パターンの存在する基板では、この影響も 受けるので、簡単には確認できませんが一つの方法として 考えてみます。 ありがとうございました。