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液体シリコーンによる防水・防油シールからの切削油の侵入
- 海外で使用されているNC旋盤内の防水・防油LED照明器具に切削油が侵入しており、原因の特定ができていない。
- 製品は2種類のシリコーンを使用して防水機能を持っており、多くの油が侵入しているものでは外側のシリコーンが収縮し、内側のシリコーンは溶けている様子が見える。
- 5種類の切削油と手持ちの切削油の物質を分析した結果、一番侵入量が多い油は硫黄が95%程度であり、塩素系添加剤がある場合はシリコーンが膨潤し、溶解して機能を失い油が侵入した可能性があるが、特定できていない。
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シールのメーカーである“日本バルカー”さんや“ニチアス”さん、“NOK”さん、等々 に、シリコーン等の耐薬品性を確認してもらうか、耐薬品性表を提供してもらってから、 原因を確認してみてください。 また、シリコーン等より、硫黄や塩素が多く入ったものでも膨潤しない、テフロン系の シールの提案を受けてください。(物によっては、高価なシールもあるので要注意) 耐薬品性調査関係で参考になるURLを添付しておきますから、その要領で原因の確認と対策品 の選定をしてください。 尚、URLの“ゴムとエラストマーの関係”等を確認すれば、ゴムと樹脂の中間品や樹脂でも 膨潤等が発生することが確認できます。
- 参考URL:
- http://www.packing.co.jp/
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防水・防油タイプのLED照明器具の異物の侵入に対する保護の等級は 分かりますか? 工作機械用ですと、IP56と記憶しております。 それでも侵入したとなると厳しいですね。 小生も過去に色々と苦労しましたが、工作機械内部におけるクーラント の飛散による長期的な浸潤に対して、シリーコンシーラントだけでは 防ぎきれないと認識しています。 フッ素ゴムパッキン+ラビリンス構造など、機構的な工夫が必要かもし れません。 訂正) 誤 シリーコンシーラント 正 シリコーンシーラント
- 参考URL:
- http://www.takigen.co.jp/jp/contents/tech/tech_09.html http://tigers.jp/product/molding/m03.html
お礼
ご連絡いただきましてありがとうがとうございます。 因みにIP67fです。 現状は、1週間油につけても油の侵入はない状況です。 弊社の手持ちの切削油ですが、やはり1年程度経過しないと劣化もないようです。仕様を見直しOリングなどパッキンにて検討していと考えています。
ポッティング用シリコーンは信越シリコーン、東芝シリコーン → モメンティブ …ナントカ…、東レ・ダウ ポッティングはゴムとゲルの2タイプがあり、性状が全然違う印象があるけど、 信越シリコーン http://www.silicone.jp/j/catalog/pdf/rtv_j.pdf P.12■KE-3423の耐薬品性(体積膨張率) 23℃40H ガソリン エンジンオイル ギアオイル 490% 7.4% 17% ガソリンは論外として、切削油と同類のオイルに僅か2日曝すだけでこの膨潤。とても使える環境ではないでしょう。 切削油剤も油と水、その中間と様々ありますが、水系統なら弱アルカリ性になるが、これもシリコンゴムは強くないはず。 シリコンダムの耐薬品性 http://www.sk-co-ltd.com/menu/chemicals/chemicals_index.html ゲルタイプのポッティングは硬くて違うかもしれないが、(データ判然とせず)、いずれにしろ耐油性で引掛かるから、硫黄、塩素の添加物どうこう以前の話になろうかと思います。 信越の資料P.25 に自動車用途で耐油性あるとするフロロシリコーンが挙がってますが、これはどうなのか、、、
お礼
ご連絡ありがとうございます。 フロロシリコーンについては入手済みで、試験をする予定ですが。 現状のシリコーンでも1週間油につけていてもなんら変化は無いため、1年程度の時間がかからないと劣化も無いように思います。 因みに、IP67fです。
お礼
ご連絡ありがとうございます。参考にさせていただきます。 いずれにしろ、Oリングなどパッキンによる仕様に変更して検討します。