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始動リアクトル運転でのトラブル
- 始動リアクトル運転でのトラブルですが、起動と同時に51リレーが動作しVCBがトリップします。
- モータの絶縁抵抗値は100MΩ以上であり、モータ巻線に異常はありません。
- トランスの容量は以前は250KVAで起動しており、保全担当者は納得していません。
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トランス容量250KVAで起動問題なく、300KVAのトランスに更新したら 起動後1sec程度でトリップするならば、トランスのインピーダンスの 影響を疑います。 参考URLの三相標準変圧器の短絡インピーダンスを参照すると、以下の ような値が記載されており、更に、モータのVAである213.4kVAを基準に 換算した値を記載しておきます。 トランスの容量 短絡インピーダンス 213.4kVA換算インピーダンス 200kVA・・・・・・・・2.0~3.5%・・・・・・・・2.13~3.73% 300kVA・・・・・・・・2.6~4.1%・・・・・・・・1.85~2.92% 換算したインピーダンスの差は、0.28~0.81%大容量のトランスの方が低い という結果です。 トランスのインピーダンスも、始動リアクトルのインピーダンスに加わって 起動電流を低下させる作用があります。微妙な結果ではありますが、 大容量トランスにしたことで、起動時電流が増加してトリップした可能 性があるかもしれません。 微妙な電流増加ですので、トランスのインピーダンスだけでなく、電圧 タップの違いなども影響があるかもしれません。
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一次側の継電器の設定値(動作値)の検討が必要と考えます。 次のような内容を検討して補足して下さい。 1)高圧側のCT比はどのようになっていますか? 2)51の継電器にはどのような継電器を使用していますか? 3)この継電器の動作特性はどのようになっていますか? 4)この継電器の設定値(整定値)はどのようになっていますか? 5)一次側に計算した始動電流が流れたとき、CTの二次側は何Aに 相当しますか? 6)この時、設定値(整定値)の何倍になりますか? 7)この倍率の時、継電器は何秒で動作することになりますか? 上記を検討し設定値が小さいことが原因と判断した場合は、設定値 (整定値)を多少大きな値にしても良いと思います。 ただし、二次側(440V)にはモータ保護用としてサーマルリレー等を 使用する必要があります。 なお、一次側の継電器の設定値(整定値)はトランスが保護できる値 にします。
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回答戴きありがとうございます。 高圧側は当方の所掌範囲外のため、データはありません。 担当者側に当方の点検資料を提出しましたので、検討してもらう様要請しています。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 インピーダンスの影響があるとは想像しませんでした。 トランスタップの件も含めて過電流継電器の設定時間を変更が出来ないか主任技術者に話してみます。