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金型セット時にパンチがダイに入りすぎると問題がある?
- 金型をセットする際、ダイにパンチが適切にセットされていないと問題が発生する可能性があります。新聞用紙などの薄い素材を切る際に特に注意が必要で、パンチが下死点でわずかにダイに入り込むことがあります。
- パンチがダイに過度に入り込むと、下死点での振動などの影響でパンチとダイが当たり、損傷や痛みの原因となる可能性があります。通常、3ミリや4ミリ程度のパンチ刃先の入り込みが適切とされています。
- ただし、カス上がりを抑えるためにはパンチをより深く入れることが求められる場合もあります。その際は、どの程度の入り込みが十分かを考慮する必要があります。
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うちでは、材料厚によって多少異なりますが基本0.5の突っ込み量で調整しています。長くて問題があるとすれば、材料厚が薄くなるにつれ、突っ込み量が多すぎると、ダイス内でのカスの喰い付きがなくなった状態でパンチが抜ける事によるカス上がりが生じます。 カス上がり対策も10数年前まではパンチ側で対処していましたが、今はダイス側に対策を施しています。基本、ダイスに板厚分のスクラップが入った瞬間からパンチが抜ける瞬間まで(最低でも)喰い付きがしっかりできればカス上がりは生じないはずです。 パンチの突っ込み量が多すぎるからと言って、切刃が痛むとは通常の金型では考えにくいですね。ただ、突っ込み量が多いと、その分抜き加工の際、材料に擦ってパンチが通過する訳ですから磨耗する長さも多くなるため、少なく済ませた方がツール消耗から考えれば良いと思います。 ちょっと引っかかる位がカス上がりにくいということでしょうか? >いいえ、しっかり引っかかるのがベストと思っています。 仮にエアーで吹き付けて落ちる程度なら論外とも個人的に思っています。 製品の抜き落としの場合は別ですがね・・・
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金型にストロークエンドブロックをつけたら良いと 思います。 セットアップ時に毎回同じパンチ食い込み量で作業が できます。 また、毎回使われている先細りしたパンチをさらに深くいれると カスが発生しだ痕になります。 プレス剛性と金型精度によりますがブレークスルー時にパンチとダイが 接触する(クリアランスにもよりますが)時があります。 カス上がり対策は製品で無いところのダイ側にクロス溝または 部分逆テーパーをつけると効果的です。 弊社ではカス固着力2~3キロを目安に対策をしています。 ダイ切り刃より20°位(スクラップ逃がしと同基準)、幅2t、深さt4%の溝を研磨及びWEなどで 溝を入れます。溝角度を20°位つけることにより スクラップの固着力が上がります。溝は対角で2箇所の方が効果的です。 尚SUS等硬い材料への効果は薄いため、その時は部分逆テーパー又は 全周微少逆テーパーを施しては如何でしょうか。 材料厚、面積で固着力を決めて下さればと思います。 あまり喰い付き過ぎますと金型の異常磨耗、カス詰まり、プレス機への 悪影響などありますので、貴社で試行錯誤し標準化しては如何でしょうか。
補足
ありがとうございます。 カス固着力2から3キロというのは 2から3キロの力を与えるまではカスは落ちない状態ということですね。 クロス溝とはどのようなものでしょうか? ありがとうございます。 >ダイ切り刃より20°位(スクラップ逃がしと同基準)、幅2t、深さt4%の>溝を研磨及びWEなどで溝を入れます。溝角度を20°位つけることにより >その時は部分逆テーパー又は >全周微少逆テーパーを施しては如何でしょうか。 両方ちょっとイメージがわきにくいのですが、写真や絵などのリンクをご存知でしょうか? >尚SUS等硬い材料への効果は薄いため 硬いとひっかかりにくいということでしょうか。
回答(4)の 後の先、アフターユー さん に質問したい。 質問者の疑問に YES と答えられ、 『長い場合には逃がし用の溝を入れて対処したりします』 とされるが、これ、パンチ側ですね。ダイ側の話なら役割は違うし、その後の記述と通常行う対策が一致しないし、質問の趣旨とも違う。 実際に経験は有ります? 有るならどのような金型での話か具体的に教えて頂きたい。 また最初にどんな現象があって何故そういった原因と捉えたのか、改善策を発案したのかも なお、この質問の趣旨と異なる要件で実施例があるが、食い違いが大きすぎると思うので是非とも教えて欲しい。
Q1;パンチですが、ダイに例えば3.6mmとか4mmとか入りすぎているといいことはないので しょうか? A1;YESです。 隙間が少ない穴と軸の関係に良く似ていて、長い場合には逃がし用の溝を入れて対処 したりします。 円の公差的には隙間がありますが、円筒度や同軸度m軸芯の振れや倒れ等が関係し、 入口の均等な隙間が奥に入ると均等でなくなったり、片当たりする恐れがあるからです。 Q2;カス上がりを抑えるためにダイへパンチを深く入れる場合は、どのくらいで十分なので しょうか? A2;条件にもよりますが、0.5~1mmかな。 購入するダイは、数ミリの長さがその公差になっていて、それから若干のラッパ形状に してパンチカス等が落ち易くしていると聞いています。 岩魚内 さんへ 隙間が少ない穴と軸の関係に良く似ていて、長い場合には逃がし用の溝を入れて対処したり します、の内容はパンチとダイの内容でなく、一般的な隙間が少ない穴と軸の関係ですよ。 勘違いされているなら、言葉足らずでした。 さて、岩魚内 さんがこの森に復帰されて直ぐに、小生も疑問の内容を2案件程質問しました が、対応をしてくれていますでしょうか?????
お礼
ありがとうございます。
おっしゃるとおり、パンチをダイスに入れすぎることはよくありません。(パンチが痛みます。) 応急処置として、ハイトを下げることはあるかもしれませんが、恒久的には、ジェクターパンチ又はカス上がり対策ダイス等を使用するとかダイス下から吸引するとかがいいと思います。 ちなみに弊社ではパンチをダイスに1mm程度入れるようにしています。 下記のサイトにカス上がり対策ダイとバキュームユニットの説明があります。参考にしてください。 http://jp.misumi-ec.com/tech/press/
補足
ありがとうございます。 カス上がり対策ダイとはどのようなものでしょうか?
その製品によって異なるのではないでしょうか? 弊社は打ち抜きではなく、ダイを稼動させてそこで粉体を成形させてますから、上パンチがダイの中に入り込みます。 当然、キャビ(ダイの穴の部分)と上パンチのクリアランスはありますが、大きな物ではありません。 上パンチをセットする際は、パンチをキャビに入れてから上パンチをセットしますからパンチとキャビの平行は出ます。 その前に、通常下死点で振動は多少ありますが、パンチとダイが当たるほどの振動があるとすれば、プレスの方が問題ではないでしょうか。 振動が大きいようであれば、一度メーカに確認してもらった方が良いのではないでしょうか。 弊社は打ち抜きではなく、粉体の成形に使用しており、クリアランスは0.01~0.02mmぐらいで行なっています。(殆どが0.01mm) 形状が複雑なので、ダイには2~3mmぐらい入れてます。 当然、皆さんが言われるように磨耗は早いのかもしれませんが、ダイを3つの部品に分け、キャビの部分を小さくして磨耗したらその部分と上パンチを更新(新品を購入)することにしています。(金型費用を抑える為) また左右方向、前後方向(X軸、Y軸方向)のプレスのがたつきですが、確か0とか0.01mmですね。 (動力プレスには、がたつきの大きさで○級というランク付けがありますよね。) 弊社の場合、上にも書いてありますが段取方法が 先にキャビに上パンチを入れそこに上の取り付けベースを落として組付けますので、ある程度プレスのガタは吸収できていると思います。 あとは、定期的にプレスのガタをメーカに点検してもらう事ですね。 プレスのメーカに頼むか http://www.shinohara-press.co.jp/ 貴殿の会社が関東圏であれば、上記メーカで法定点検と一緒にガタの数値だけなら取れます。 (数値が大きい場合は、別途修理金額が発生しますが)
補足
ありがとうございます。 当たる程の振動があるのかどうかは知りませんが、 ふつうプレスの振動があるとしても 距離にしてどれくらいもものでしょうか? 今回のパンチダイのクリアランスは0.04ミリですが、 ふつうはふつうはあるとしてもこれよりずっと小さい振動なんでしょうか。 ありがとうございます。 プレスのがたのレベルは0.01とかそういうレベルなのですね。 となるとクリアランスが0.01ミリとかの金型の場合は プレスのがたによってはダイの中でパンチがダイと あたる可能性もあるのですね。
補足
ありがとうございます。 カスの食いつきとはカスがダイの中へ落ちていく中で、 壁面に対する食いつきということでしょうか? ちょっと引っかかる位がカス上がりにくいということでしょうか?