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ミルシートの板厚表現について
- 材料のミルシートに記載された板厚が要求と異なる
- 以前のミルシートと異なる板厚記載がある理由を知りたい
- 客先を納得させる回答を求めている
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現在は定かではありませんが、30年程前の話しです。 コイルの鋼板は、板厚は品質が維持できる下限値をできるだけねらい、板幅は品質が維持できる 最小値をできるだけねらい加工していました。 理由は、コイル重量ではなく、コイルの長さでの契約となっていて、**mので製品が###本加工 できるといった感じでの契約です。 また、同様の内容で、鋼管も同じ重量でできるだけ長く生産する事を主眼に置き、そのコスト ダウンでも米国を大きく上回っていて、数%も変わっていました。 さて、それが今回の内容に如何に関係しているかは??ですが、ミルシート作成先に前述内容 を頭に入れて問い合わせするしかないでしょうな。 直接の内容でなくて御免なさい。
どこのメーカーのミルシートか判りませんが、材料検査成績書の寸法記入欄には呼び寸法2.3,3.2と書くのが日本のメーカーなら一般的ではないでしょうか。 そもそも、検査成績書は化学成分が主体で記入されてますよね。 御社の客先も2.3、3.2と記載されていると思ってたとおもいますよ。 寸法許容差についてはJISに幅別で記載されてますので確認してください。
JISG3193を、じっとみてみたが、「標準厚さ」の既定の中には2.25も3.15も 無いですね。JIS規格外?一応、JISG3131と記載されているか確認して下さい 規格値・呼び寸法が違うと何だか、おかしいような気が私もしてしまいます (確かに現物は公差内に入っているという理屈は解かるのですがね)気になる 以前にJIS4305_SUS304のPLATEでt3.2x1,1219xL とSIZE欄に記載されたものを 見たことがあります。一般的には、無いSIZEの筈なのですが、JIS4305の規格の中の「標準厚さ」の欄外に、表以外の寸法は当事者間の協定によるっとある 従って、「有」だった。しかし、今回の場合は欄外にこのような記載は無いね 以前の記憶なの曖昧だが、SUS-t3.2の材料は、BA仕上げ品だった記憶がある 恐らく仕上げ代とかを見て、研磨前の素材自体は、厚めになっていたのかも 今回は逆にメッキを掛けるので、若干、薄い素材が必要だったのかもですが 何れも推測に過ぎませんので、ミルシート発行先に聞くのが一番早いですね
補足
回答有難う御座います。 ミルシートにはJIS G3131 SPHC Pと記載されています。 ちなみに寸法欄に2.25×1219×COIL,3.15×1219×COILと記載の鋼材検査証明書は東京製鐵株式会社様の物です。
回答(1)の方の言われるように、JISには厚さ許容差(公差)が明示され、その範囲内の厚さであればOKとなりますね。 一般流通品は殆どその許容差内で、なかなかセンタ-値ずばりを手にいれることは難しいと思います。 ただメ-カ-との相談での重量で、厚さ許容差の範囲を縮める事は可能ですが、そんなに要らないですよね。
- 参考URL:
- http://www.hbc-hokusei.co.jp
JISG3193にSPHCの寸法許容差が規定されています。幅1600mm以下ならt2.3 に対し±0.20,t3.2に対し±0.24です。したがってt2.3なら2~2.5の範囲が 許容値となり,規格内寸法となります。 板厚に対する仕様上の取り交わしがなければミルシート上の2.25と3.15は 実測寸法で,JIS規格内と言うことで納得できるのではないでしょうか?
どのような決まりでミルシートが作られるかはわかりませんが JIS規格では板材の厚みと幅によって許容差が設けられてます。 (知っておられたらすいません・・・) 2.3ですと最小幅で±0.17、3.2ですと最小幅で±0.21 つまりは2.3で2.13~2.47mm、3.2で2.99~3.41までは十分JIS規格の範囲で あると言えます。 (これも知っておられたらすいません・・・) お客さんを納得させる為に 1、JISでは十分規格に入っている。 2、t2.3とかt3.2というのは基準寸法であり必ず規格で 許容差というものがある。 と言うことを分かって頂く必要があると思います。 かくいう私も昔、ある燃料タンクを製作し消防署に 検査に来ていただいたときになにやら高度な機械で板圧を 正確に測られたことがあり、 『申請書には板圧4.5とありますが実際は4.35mmしかない』 と、言われたことがあります。 この時は 『これは(呼び寸法)と言うもので基準となる寸法ですから 当然範囲がありまして、十分JIS規格の範囲に収まっていますよ』 と言って納得していただきました。 よく似た経験で困っておられるのを見て少しでも参考になればと 思い回答いたしました。 貴殿が十分上記のようなことを周知しておられたらすいません。
お礼
今回製作を依頼した製缶(板金)工場の方も同様な事を言っておりました。 仰る通りミルシート作成先に確認するしかないと思います。 有難う御座いました。