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自動車部品の締結保証について
- 自動車部品の締結保証について御聞きしたい事があります。我社ではトランスファーの組立てを行っています。トルク保証については、いままでは増締めトルク検査で範囲内であればOKとしていました。
- しかし工程能力としてCp値を出したところ、ほとんどが1.33以上確保できませんでした。とくにトルク値が小さい部位では、公差範囲が狭いこともあり、ほとんど確保できていないのが現状です。
- 皆さんの中で、締結保証ついてどのような方法をとっているか教えて下さい。
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保証するための方策として一つあるのが、締結部の摩擦係数のばらつきを減らすことです。 (詳しくはねじ締結の理論書をご覧ください) そのためのグリスのようなものは売っています。 ただ、厳密なことを言うと条件が変わってしまうので、保証値を変更する必要が出てくると思います。 また、客先も安定化に苦労しているはずなので、上記の対策を実行する前に安定させる方法を客先に相談がてら了承を取ってはいかがでしょうか?
トルク検査機器等の変更を幾度なく実施しましたが、最終的には手動で トルクリミッター付きレンチでシンプルに行なう事に落ち着きそうな 経験をしました。 しかし、ねじ頭部座面からねじ勘合面までの長さを長くする事で緩み 難くなり、軸力のマージン(伸び代)も増し、締め付けトルクも 安定化してきました。 構造を見直す事は難しいですが、緩み難い構造にする事は、締め付け トルクも安定し、締結保証に関しても良い方向に向かいます。 あまり良きアドバイスでないですけど、参考にして下さい。
小生も過去に自動車部品(重要保安部品と言えば、ある程度どの部品か想像つくと思いますが…)の製造部門の管理者をしていました。 やはり顧客からは、Cpkで1.33以上(重要項目については、1.66以上)要求されてました。 弊社は抜取り検査だった為、たまに不良が発生したりしていました。 Cpkを確保できない事から、実際締結したn数より多く抜取って検査する事と、内部規格(通常規格より狭い範囲)で外れた物は、n増しや特性検査(通常出荷検査と異なる性能検査)を行なったりしていました。 貴殿の所は、増し締めトルク検査と言う事は、トルクレンチあたりで締付けを行なっていると思われ、全数検査(締付け時に数値を確認するような)ではないですか。 全数検査であれば、規格内や内部規格を設けてその数値内で締付け作業を行なっていればCp値管理はいらないのではないでしょうか。 全数ではなく、抜取り検査ですか? それでしたら、外的要因を作らない事ではありませんか。 小生もやはり同じような問題があったとき、有料支給材についても、品質のばらつき低下をお願いし、工程能力を上げたことがあります。 座金・材質など数物で、御社が結構使っていても全体の比率にしては微々たる物だと思います。 しかし、例えばその製造メーカに行って、メーカさんの従来の規格のうちここの部分の物と限定して供給してもらうのも一つの手です。 単価は高くなると思いますが… そこまでしても工程能力を上げるべき物なのか?は判断に迷いますよね。
お礼
有難う御座いました。工程能力を取ったきっかけは、締付工具の変更によるためでした。サンプル25回を測定したところ、全て規格内にはおさまっていました。しかしCp値を取ったところ、1以下が現状です。メーカーにも相談したところ、座面、材質その他さまざまな要因でCp値を確保することは難しいとの回答でした。その為、理由付けに困っています。何か良い案があればアドバイス下さい。