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エンジンフート部のボルト締結部カラーの意味
- 三菱のディーゼルエンジンで6D24-TCです
- エンジンの付属脚部にはカラー状(筒状)のものが溶接されています。
- カラーの目的は取り付けボルトの長さを長くするための工夫です。
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元エンジン設計者です。と言っても、二輪エンジンですので、 こういう大型の据え付け型のものじゃありませんから、 やや分野が異なるので、当てずっぽうです。 > 取付ボルト長さを長くするための工夫というかノウハウ これですが、ボルトを長くとる理由を考えてみます。 ボルトの胴部を伸ばす事で、弾性変形の範囲での伸び量を増やし、 振動を吸収させるのではないかなと推測します。 取り付け関係寸法を検討しなくてはなりませんが、私なら、 取り敢えず、ボルトの長さやカラーの寸法を標準脚と同じに設計し、 試運転で問題無き事を確認する・・って事ではどうでしょうか? 参考にして下さい。
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小生が若い頃、某自動車会社のエンジニアに教えて頂いた事があります。 それは、ボルトが振動等の緩み対策に効果がある内容は、ボルトを長くする 事である。これは、実験等で確認済みで、理由は他の回答者さんと同様で、 ボルトの張力が一定なら、ボルトの長さに比例して伸び代が増加する。 その伸び代が張力そのものであり、伸び代が少ないと振動の波長で一瞬張力 がなくなり、緩み易い状態となるからです。 ボルトの伸び代が多いと、振動波の影響を受けても、常に張力があり、緩み 難い環境を保っている事となるからです。 この森のねじの緩みに対するアドバイスで、同様の内容を多数記入済みです。
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カラーの意味が「ボルト長さを確保すること」に限定されそうであり、安心できました。ありがとうございました。
昨日、わたしも少し考えてみたが、回答1さんの意見に賛成します ボルトの吸収出来る、ひずみエネルギー=ひずみx荷重になる筈で ひずみ=AE/PLでボルト断面積又は長さに比例するのだと思います 振動対策として有効なんだと改めて再認識することが出来ました 言い忘れましたが、振動の加わるボルトでは、ひずみエネルギーを最大に するために半ネジ(ネジ底が長い)部分を長くとるようにしています 恐らく現状でもそうなっていて、ご存知と思いますが追記しておきます
お礼
半ねじをつかうためとの観点は恥ずかしながら見えてませんでした(^^; 単純にねじ=バネと考えた時の長さの考察のみでした 全ねじを嫌うメーカさんもいらっしゃると思いますので、意外と本命なのかも・・・と思いました。 ありがとうございました
お礼
大変参考になりました 早速設計にとりかかります 早速の回答に感謝いたします