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ABS材締結の初期トルク値選定方法と陥没量について
- ABS材を締結する際の初期トルク値を選定する方法について説明します。
- 初期締結トルク値を上げる際に陥没が起きる可能性について考え、許容範囲について解説します。
- 初心者向けにわかりやすくABS材の締結方法やトルク値の選び方について案内します。
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ワークの状態がつかめませんが、緩みだけであれば樹脂用のタッピングビスなどはいかがですか。他にも後埋めのインサートなど使えば軸力を上げることも可能かと。
材料の陥没は基本的にNGです。 ネジ締めが有効なのは、締結部品の弾性応力内で行われて初めて効果を発揮します。陥没する状況はこれをはるかに超えているためトルクを上げる効果がありません。 ちなみに、ABS等のプラスチック材料は、経時変化による応力緩和が大いので、これが原因でねじ緩みが発生してるのではありませんか?
お礼
アドバイスありがとうございます。 原因ははっきりしていませんが、わたしもそう考えております。 やはり締結材料の経時変化によるねじゆるみを抑制するためには、定期的に増し締めを行うしかないのでしょうか?
ねじの締結力は、軸力です。 先ず、ねじの締付トルクと軸力の関係を勉強して下さい。 ねじ一般のカタログ資料に詳細が記載されています。 ねじのカタログを入手して下さい。 M2のねじでは、トルクを上げられないので、軸力を上げる事が困難です。 又、高張力ボルトもあまり種類がないので、更に困難です。 その条件下で、トルクを上げ、軸力をアップさせた結果、材料の陥没が発生。 これは、軸力が材料陥没でアップ出来ていない事になります。 ねじ頭部等の着座面積を(座金や、特注座金使用で)上げると効果があります。 また、振動等での緩みには、使用ねじの長さを長くして、軸力の延び代を増加させ、 振動振れによる、ねじの無重力状態を解消する対策もあります。 そして、軸力が無い無重力状態でも、ねじが緩み側に廻らない様に、ねじロック剤を 塗布する解決策もあります。 後でも良いのですが、ねじの締結メカニズムと緩みメカニズムを勉強して下さい。 機械工学の基礎が沢山含まれています。
お礼
アドバイスありがとうございます。 教えていただいたことをさっそく試してみます。
M2が、設計ミスか否かを、質問してませんよ。 ねじの、緩みに付いての、質問ですよ。
締結力が足りない→締めすぎで座面が陥没するというのは、樹脂に限らずアルミなどでも経験することです。 座面が陥没するならワッシャを追加するなり、陥没しないようにネジサイズを上げるべきでしょう。 失礼ですが、設計ミスのにおいがします(私ならそう判断します)。 そもそも樹脂部品にM2のネジは使うことは、まずしませんが・・・ネジ山をなめてしまいそうで怖い。
回答(1)ですが、それは、貴殿が決める事では?
お礼
教材等で勉強しているのですが、その選定方法がわかりませんでした。そこでみなさんのお知恵を拝借できたらと思っていたのですが。 わたしの勉強不足のようです。もっと勉強します。 アドバイス有難うございます。
陥没しない時のトルクを、計測して、ねじをロックタイトで 固定しては?
お礼
ご回答いただきまして、ありがとうございます。 ただもうひとつわからない事があります。M2ねじを締結する際に必要なねじ締結軸力は標準時で約450N必要だという資料を拝見したのですが、締結材料が陥没しない時のトルク値では、必要な軸力が得られません。 この場合は必要軸力の実現と材料が陥没しないことのどちらを優先すべきまのでしょうか?
お礼
アドバイスありがとうございます。 現在ねじや締結材料の設計変更は考えていません。やはり座金を追加して座面の面積を広くし、陥没が発生しない軸力まで増加させることにします。 ありがとうございました。