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トランスの透磁率測定を受託先を教えてください
- ACアダプターを内蔵した電気製品のS認証にあわせて、内蔵されているACアダプター実装部品の併用部品申請をしました。
- 部品を併用するカ所は10カ所、1カ所に付3種類程度の併用部品です。全てのパターンを実装して受検していたのでは製品の通り数が3の10乗通りになってしまい、できません。で、受検パターンを減らすために認証機関に助言をお願いしたのですが・・・
- ACアダプターに実装されているトランスの寸法図と透磁率を提出するように指示を受けました。
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このようなケースで認証期間とやりとりしたことが無いので見当違いがあればお許しください。 コア材の透磁率(B-H特性)は,エアギャップの影響をできるだけ少なくするために,トロイダルコアで測るか,規定で定められた短冊状のコア材を井桁状に積層して測るものと思います。従って,ACアダプターのトランスのコア(おそらくはEIコア)そのものの状態では測れないと思います。とすれば,前の回答者のご回答の通り,トランスメーカー経由でコア材料メーカーからのデータ提供を求めるしか手が無いように思います。 ご質問中でも疑問をお持ちのことですが,「トランスの透磁率」とは解せない表現です。ACアダプター用に作られたトランスそのものを用いても,巻数や巻線抵抗が既知であれば,コアの励磁特性や損失特性は測定-算出可能と思います。コア材の板厚や素性がある程度特定できていれば,励磁特性と損失からコア材の素性を絞り込むことができると思います。このような過程を経て絞り込んだ材質の代表的な励磁特性を提示することで認証期間の要求するデータに代えることはできないでしょうか。 #1の回答者の方への情報提供の中ででもご指摘になっているようにトランスになった状態では,磁性体としてのコアの特性のひとつ・・・透磁率は直接的に測定できないと思います。 >巻数や巻線抵抗が既知であれば,コアの励磁特性や損失特性は測定-算出可能・・・・とは,無負荷のトランス巻線に定格周波数の交流電圧を印加して,電圧を変化させながら励磁電流と入力電力を測定します。巻数とコア断面積(鉄心枚数×板厚×鉄心幅)から,各印加電圧に対する磁束密度が求まります。コア損失は,入力電力からコイルの銅損を差し引けば求められます。磁束密度対損失の関係は,コア材のデータシート(板厚毎に特性異なります)から判りますので,磁束密度に対する損失の大きさでコア材の材質を推定できます。材質が特定できれば,透磁率に関するデータも付随してデータシートから判るはずです。 言葉で書けば,こんな流れです。計算式の基本は,電気磁気学の教科書に記されていますので,ご自身で納得のうえ計算することが最良です。 大昔に学生実験で実習した手順書でもあればいいのですが・・・・・。ネット上でわかりやすいサイトが見つかればご案内したいと思います。 認証機関は,日本国内の機関でしょうか? 海外の機関に認証を頼んでいて,翻訳上の問題が生じていることはないでしょうか。不要な心配であればいいのですが。
こんにちは トランスのメーカーを調べて メーカーから情報をもらうのが正常な流れです。 メーカーは持っているはずですし 認証の際は部品の情報を提示してくれるはずですので部品メーカーに、有償 無償を含めて 直接相談をしてみると良いと思います。 追記します。 ACアダプターで認証が通っているのなら ACアダプターの認証がある証拠を提示すれば問題ないと思います。 認証のとれているものの確認なのであらためて第3者がやるべきことでもないような気がします。 この場合は 掲示板で聞くよりも先に ACアダプターのメーカーに直接問い合わせるべきです。 内容を読みました。 お困りのようですね。 >当該ACアダプターは併用部品も含めた状態で国際規格、さらにS-TUV >取得済み、経済産業省の菱形PSE認証も受けております。 >このような状況からメーカー担当者も認証機関の指示に疑問を抱いている >状況です。 一般に 電気用品安全法などでも 直流電源の規格では 負荷のある無しで規定があり 他の規格では それにEMC EMIが絡みますが 一般には規格基準に合わせてトランスメーカーが出す資料で済むはずです。 今回の透磁率が必要か不必要かは認証機関によるのかも知れませんから他にもあるのなら他も確認したほうがよさそうですね。 部品については、機器製造などで使う側で特性を知るためには実際に計測をしたり他の計測値から計算で数値を出すしかないので本来は余計な手間だと思います。 本来なら作っているメーカー側からそのような情報は出していただくのが通常の流れだと思います。 たとえば 他の電気部品での話では 基板などの材料の誘電率など材料に絡む資料は材料自体をわかっている基板メーカーから出してもらうものであって、パターンを形成している基板屋さんが出すものではありませんから基板屋さんもメーカーに問い合わせて資料を出してもらいます。 トランスについても アダプターを製造したメーカーに問い合わせてトランスを製造した部品のメーカーから資料をもらうのが流れだと思います。 どの認証機関に聞いても そのアダプターのトランス固有の透磁率のデータが必要といわれる場合はそうするしかありません。 国内のメーカーであれば 部品メーカーであれば出してほしいと話せば出ると思います。 大手メーカーさんに聞ける環境にあるようですから相談されて良い結果が得られると良いですね。出してもらえるならデータを渡すだけなのでしょうからあまり 他が出していないから出さないと かたくなになることもないかと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 ACアダプターのメーカーは中国のメーカーになります。また、アドバイザーとして助言をくださっているのは国内大手の家電メーカー技術者になります。 ACアダプターのメーカーには継続して依頼をかけておりますが、すでにこの件以外に各種データを提供いただきました。S-TUV認証の証明書、試験レポートも含まれます。 認証機関はその資料を見た上でレポートの中の併用部品リストの部品について、サンプルの提出と併用部品を実装した状態での試験を受けるよう指示を受けました。 しかし、当該ACアダプターは併用部品も含めた状態で国際規格、さらにS-TUV取得済み、経済産業省の菱形PSE認証も受けております。このような状況からメーカー担当者も認証機関の指示に疑問を抱いている状況です。 さらに、国内の別な認証機関と常々やりとりしている国内メーカー技術者も指示内容がおかしい、認証機関を変えるべきだと主張されており、現在私が抱える状況を解決に向かわせる助言が得られておりません・・・。 ACアダプターのメーカーからはすでにトランスの仕様書に相当する資料の提供を受けました。インダクタンス、DCR他、トランスの仕様書としての資料になっているのですが透磁率なるデーターは記載されておりません。 参考に国内大手電機メーカーのトランスの仕様書も入手しましたが透磁率は記載されておりません。さらに公的試験所に透磁率測定の可否について問い合わせをかける中で複数の試験官がトランスの透磁率は通常測定しないはず・・・という意見を聞きました。 明日、国内大手電機メーカーにトランスの透磁率の提供が可能かどうか確認してみます。むろん、ACアダプターのメーカーには継続してデータ提供を依頼いたします。
お礼
回答がありがとうございます。 トランスについては構造図の提供を受けております。 恥ずかしながら私にはご助言の内容がかなりレベルが高く理解できておりません。 構造図の中身を再度確認し、励磁特性の算出?を試みてみます。 可能でしたら、特性算出のより詳しいフローを明示していただけいるとありがたいです・・・