- 締切済み
NC旋盤の導入を検討中!特徴や使い分けについて教えてください
- 最大外径170mm、長さ170mmのワークに対応するNC旋盤の導入を検討しています。ローラー形状の部品を削ります。
- 森精機NL2500S/700と村田機械MW200Gのサブスピンドル付CNC旋盤と平行2軸旋盤を比較検討しています。特徴や使い分けについて教えてください。
- ローダー仕様での導入を検討中ですが、15kgの重量ワークをストッカーに段積みする方法をアドバイスしてください。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
平行2スピンドルは、2サドルなら、 同時並行で加工ができますから、左右の表裏ワンツーだけでなく、 左右で同じ加工や全く別個の仕事ができたりもしますが、 対向2スピンドルは基本的に製品の表裏だけですよね. とくに、NLは1サドルですから、表裏どちらかの加工が必ず止まってしまいます. 上手く段取れば、もしかしたら表裏同時穴あけくらいはできるかも知れませんが、 基本構造は、表側を加工中は裏側の加工ができず、裏側を加工中は表側の加工ができず、どちらかが必ず中断します. 対向2スピンドルでも2サドル以上なら表裏同時並行して加工を進められますが、 対向2スピンドルは表裏以外の組み合わせは基本的に苦手です. ローダーは、機械メーカーと打ち合わせれば、頃合いのものが付くと思います. 機械メーカー単独で無理となれば、適切なローダーメーカーを連れて来るでしょう. ただ、対向2スピンドルは、第二主軸移動型なら主軸間で直接ワークの受け渡しができますから、 掴み換えの位置的な精度は若干高くなります. 平行2スピンドルだと、主軸間の受け渡しは必ずハンドリング装置を経由しますので、 アーム剛性などによっては、ローディング不良が若干出易くなります. 左右両主軸共に着座検知が必要になったりする訳です. ま、主軸間で直接受け渡しすると切り粉噛みが出易くなったりもしますので、一長一短ではありますが.
対向型2軸 と 並列型2軸 の違いでしょうか? 1.ローダーの違い 対向2軸 → ローダーはメイン側だけでも可能 サブ側にアウトシュートの取り付けでもOK 1工程から2工程への掴み替えはサブ側の移動 平行2軸 → 両主軸に対して必要(標準装備も) 1工程から2工程へ加工の場合反転装置が必要 2.加工能力 対向2軸 → メイン主軸に対してサブ側は能力(小) 大きさの違いと刃物の本数等 平行2軸 → 第1主軸・第2主軸 は同等の能力 ※加工数量が多く1工程目と2工程目の加工負荷が同等の場合は平行2軸を選定します。 加工工程の自由度が欲しければ対向2軸をお勧めします。 ローダーストッカーは「?松浦鉄工所」がお勧めです。 丸の多段積みは他社より段取りがやり易い。 ?松浦鉄工所 http://www.matsuura-iron.co.jp/ ハンドリングに関しては、日東・トーヨーなどのバランサーが使いやすいですね。 トーヨーコーケン http://www.toyokoken.co.jp/products/category_005.html 対向2軸はシャフト加工も可能です。 第1主軸、第2主軸で シャフトの両側を把握して加工出来ます。 センターはでは圧縮の力が掛かりますが、 両側を把握して加工ならば引っ張りの力を掛けて加工出来ます。 バー材の場合も第2主軸で引っ張り出しての加工も可能。 アイデア次第で使い方色々! でも、それなりに know-How が必要ですが。 松浦のストッカーの特徴は 3本の棒がワークの位置を決める構造です。 クランプを緩めてやると、スクロールのチャックの爪のように簡単に動かせます。 この機構は、松浦の特許の筈です。 他社も見た目は同じでも1本づつ固定される機構を採用している場合も有ります。 良く知っている会社でも有りますので、わがままを言いやすい事も有りますが。 アキオ さんのご指摘通り。 NL2500Sは/700はターレツトが1つだけですね。 生産性は大きく違いますね。
お礼
よく分かる回答ありがとうございます。 “加工工程の自由度が欲しければ対向2軸をお勧めします。” “松浦鉄工所の丸の多段積みは他社より段取りがやり易い。” をもう少し具体的に説明していただけるでしょうか。 よろしくお願いします。