- 締切済み
インバータ使用時の消費電力量についての疑問
- インバータ使用時の消費電力量について調べました。
- 200W、4Pの3相モーターを駆動する場合、60Hz基準のインバータの上げ下げで電気代がどう変化するか知りたいです。
- どちらの場合が電気代が安くなるかと原因について教えてください。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
ファンやポンプはインバーターでの省エネ効果がもっとも出やすい事例です。 ファンやポンプは回転数の3乗に比例して動力が変化します。風量や流量をバルブで絞っているなら、バルブを全開にしてその分インバーターで回転数を落とすと大きな省エネ効果が得られます。
通常のACモータは、以下の如く回転数を求めます。 N rpm(r/min)= 120×f÷P N;回転数、f;電源周波数、P;モータの極数 通常は、4P(ポール)のモータをよく使用しますので、 fが、60Hzの場合;1800rpm、50Hzの場合;1500rpmが計算結果です。 が、モータに負荷が掛かると、(実際の使用状態では) * 60Hzの場合;1750rpm * 50Hzの場合;1450rpm で、計算します。 さて、インバーターで、 70Hzにすると、回転数が上がる 50Hzにすると、回転数が下がる 回転数=円周の速度なので、速度(回転数)が上がると抵抗が増し、 結果的に電気代が上がります。<一般的な場合ですが、>
まづは、インバーターを使ったときのモーターの出力について考えましょう。 インバーターでトルク制限しないときには、回転数が上昇すると出力(トルクX回転数)は上昇します。トルク制限をすると回転数の上昇に従いトルクが減少することから、出力は一定となります。これは最大出力のことです。 しかし、実際は負荷により回転数を変化させたときの出力が変化することから、一概にはいえません。 もう1つは評価内容の「電気代が安くなる」で、時間当たりの電気代か、仕事あたりの電気代かにより評価結果が変化します。 ぐだぐだ云っていても何ですので、ひとつの例を示します。 ファンを駆動するモーターをインバーターを使って、必要且つ十分な風量となるように、インバーターで回転数を選択すると、最適(最も安い)な電気代での運転が可能になります。