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オイルシールのシールリップ部の擦れは減らないのか?
- オイルシールのシールリップ部は回転軸と擦れていますが、どのくらいの速度で減っていくのでしょうか?
- オイルシールのシールリップ部は1日中回転軸と擦れているため、すぐに減ってしまうのではないかと心配です。
- オイルシールをハウジングから取り出す作業も容易ではないため、シールリップ部の減りが心配です。実際の耐久性はどうなのでしょうか?
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基本的には、接触していて、擦れていますが、 オイルシール(NOKさん等)云わく、接触していないし、擦れてもいない。 が、シールは出来ている。 その原理は、オイルシールの営業マンか技術者に確認下さい。 簡単に云えば、回転による非常に速い流速が発生して、 * ベルヌーイの定理等では、流速が上がると圧力が低下する原理で、 隙間があっても、外に液体等が出ていかない、流速があるので 圧力が低下して、液体が外へ出ていけない * 翼がへの字をしていて、 への上の部分は流速が早い、(圧力が低くなっている) への下の部分は流速が遅い、(圧力があまり変わらない) 状態となり、翼が圧力差分だけ上にあがる"揚力"を得る 等と同じ、飛行機が空に浮く力(原理)と同じで、液体を 外に出さない工夫があり シールリップ部分は、拡大すると、前述の効果を最大限に出す様に 工夫が確認できます。
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シールのリップ部はオイルまたはグリス潤滑が条件です。基本的には油膜で保護され簡単には摩耗しません。なおオイルシールリップ内径は軸径20~30mmくらいで外径で1mm以上小さくできています。これはゴム弾性の範囲で このしめしろがゼロになるとシール性能はなくなります。 すなわち寿命になります。寿命は他の方の回答にもあるように適用軸との 摩擦や,適用環境の影響を受けます。たとえばアルミナセラミックスの軸に NBRのオイルシールを用いるとあっという間に摩耗して寿命に達してしまい ます。メーカーカ技術資料に適用条件や寿命についての指針が示されて いますので設計時には参考にして下さい。
実は私も、つい最近までオイルシールに付属しているバネの押し付け力により 軸とゴムリップ部で軸封するものと思い込んでいたがココの過去ログで知った 参考URLを見ればゴムの押付圧の差で密封しているので磨耗は左程でない理屈 URL中の空気を微量ながら吸い込むことでシールしているは新鮮な驚きだった ちなみに前回答者が言うように軸の硬さを各メーカーとも指定している筈だが 条件などにより軸側も見事に磨耗するので、設計側でメンテも考えてあげよう
お礼
ありがとうございました。 吸い込むがあるんですねー。
オイルシールはドライで使わず、オイルまたはグリスで潤滑されます。油膜によって軸から浮いている状況であれば摩耗はごくわずかです。 油膜が切れてしまうと摩耗が始まりますが、油膜が切れてしまうような条件下では漏れる物がないので漏れに気付かないのだと思います。 粉塵の多い環境ではあっという間にシールと軸が減っていきます。 軸の交換が困難なところではシール面を取り外し可能なスリーブにしてそこだけを交換したりします。 オイルシールの交換時はシールの破壊しかないことが多いです。基本的に取り外した物は再使用しません。
お礼
ありがとうございました。 当社では食品がらみが多いので、グリスなど使わずに使用しています・・・ 既にここが間違った使用方法なんですね。 取り外しは破壊になりますよね
リップの先端も減ってはいきますが、リップシールの裏側にはスプリングが入っていますので、多少の磨耗でもシール性に問題は起きません。 (ダストや傷の影響が無い均一な磨耗なら) 経験ですが、シールの磨耗以外に軸に溝が掘れてしまいそれが原因でオイル漏れをする事があります。 特にオイルシールのみ交換している機械では、2~3回交換で軸に溝が出来てしまい、それが原因で新品のシールに交換してもすぐにオイル漏れが起こる場合がありました。(有名メーカーの減速器等) また、ベアリングの磨耗が原因で軸に振れや偏心が起こり、リップが均一に当らなくてオイル漏れするケースも多いです。(高負荷運転が多い機器) 特注で軸の材質を硬い物にしたり、シールが当る部分にセラミック溶着をしたこともありますが、オイルシールの寿命と他の部品の磨耗による要因と複雑な場合が多いので、定期的に分解整備が一番安く確実でした。 ちなみにオイルシールの交換は楽ですよ。 一般的に「取り外し=交換」ですので、破壊してでも外せば良いのですから。 挿入は普通の組み立て要領でOKです。
お礼
ありがとうございました。 なるほどと思いました。 >ちなみにオイルシールの交換は楽ですよ。 >一般的に「取り外し=交換」ですので、 圧入勘合なんで結構とりずらいと思ったんですが・・・・
お礼
ありがとうございました。 そんな仕組みになっているとは驚きでした。