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平面度・平行度とは?
- 円柱状の物体の端面を基準に、他の面の許容される平面度を計算する質問です。
- A面の平面度が0.15であり、B面を基準とした平行度も0.15と指示された場合、B面で許容される平面度はどれくらいになるのか疑問があります。
- 平行度の定義や図面の作成について、正しく理解したいです。
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データムに、基準となる面自体の公差を入れるか入れないかという問題だと思うのですがJISを見て判断する限り「基準面の公差は無関係」と言えます。 ・データム 関連形体に幾何公差を指示するときに、その公差域を規制するために設定した理論的に正確な幾何学的基準。 ・データム形体 データムを設定するために用いる対象物の実際の形体 ・実用データム形体 データム形体に接してデータムの設定を行う場合に用いる、十分に精密な形状をもつ実際の表面(定盤、軸受、マンドレルなど) となっています。 つまり平行度の値は、 1、「理論的に正確な幾何学的基準」であるデータムを基準にした値。 2、 そのデータムは「実際の部品の表面」と「定盤など」を用いて設定される。 というわけで、 データムは実際の部品の表面と定盤の接触面によって設定されるのですから、 A平面に0.15の公差が付いていても、データムの設定時にはデータムは1つの面に定まります。 そして平行度は、その1つに定められた基準面(データム)を基準としたものだから、当然A平面の公差は影響しないと言える。 まあ私の説明より、直接JISの該当個所をその方に見ていただく方が分ってもらいやすいかなと思いました。 追記 つまり、 A面の平面度はデータムの「正確さ」を表している。
結果として平面度は0.15となります。 A面を基準とする、すなわち幾何公差用語では”データム”として B面はデータムと平行な0.15mm離れた幾何学的平面の間に存在することを要求されています。結果として平面度は0.15となります。 次の質問A面基準の振れについては実用的には採用できません。触れの基準は回転体の中心軸であるべきだからです。A面は回転軸ではない! A面と軸との関係に関する指示が記載されていませんので、B面の振れは指示されていないと考えるべきです。 円筒形状のような回転体の場合は振れで指示するのが最も合理的です。 回転軸をデータムとしてA,B面に全振れ交差0.15を指示すれば、A,B面共に回転軸に直交する0.15mm離れた幾何学的平面の間に存在することを要求されます。
改めて考えると難しいですね。 > A面の平面度によらずB面で許容することになる平面度は0.15だと思うのですが・・・。 平行度の理想的な中心に面があったら平面度としては0.15まで許されますね。 したがって、平行度で0.15と枠が嵌ってますので、 平面度を指示するなら0.15未満でないと意味がないのではないでしょうか。 しかも、両方が成り立って始めてOKとなる。 また、平行度の成り立たなくなる平面度は指示できませんよね。 さらに、平面度が0で出来たとしてもその面が大きく傾いていて 平行度を超えていたとしたらそれはNGですよね。 下記回答(3)さんに対して質問します。<ここでは違反ですが・・・ >A面に対して >・B面の平行度が0の時,B面に許される平面度は0.15, それでは平行度0が成り立たないのでは? >・B面の平行度が0.15であったなら,B面に許される平面度は【 0 】 平行度の範囲内で平面度0.15が成り立ちませんか? > 平行度の定義って何でしょうか?例えば、A面に対するB面の平行度0.15とは、B面のA面に対する傾き及び平面のうねり、全てを含めて0.15mmの幅の中にB面が入っていなければならない、と理解しております。 その通りです。 くどいですが、補足するなら、 基準面はデータムのあるA面の幾何学的平面(理想的な平面)ですから ここ(A面)の平面度の値は考慮する必要はありません もちろん、A面の平面度がB面の平面度に影響は与えません。 と理解してます。
(2)の方 > A面に対してB面の平行度が±0の時のB面の平面度は0.15。 > そこに平行度が0.15付くと、B面の平面度は最大0.30になる。 A面に対して ・B面の平行度が0の時,B面に許される平面度は0.15, ・B面の平行度が0.15であったなら,B面に許される平面度は【 0 】 なのです.
お礼
コメント有難う御座います。 A面に対するB面の平行度0.15とは、B面のA面に対する傾き及び平面のうねり、全てを含めて0.15mmの幅の中にB面が入っていなければならない、と理解しております。 B面の平行度(面の傾き)がゼロで、平面度(面の凹凸、うねり)0.15であった場合、平行度としては0.15ですよね?正しい平行度、平面度の定義のもとに考えた場合、B面の許容できる平面度は最大0.15ですよね?(再確認のため)
多分その方が言われるのは A面に対してB面の平行度が±0の時のB面の平面度は0.15。 そこに平行度が0.15付くと、B面の平面度は最大0.30になる。 と言うことでしょうか。 それなら理屈上ありかと思います。 JISを読むとデータムとは 「理論的に正確な幾何学的基準」とあります。 よって、その理論的に正確な幾何学的基準を基準にB面に平行度0.15の 指示があるなら、B面の平面度はその平行度の範囲内での平面度に なるようです。 上記のように基準をデータム形体と捉えてしまうと、 平面度0.3との誤解が生じてしまう。 あくまで、データムはデータム形体そのものではなく、 理論的に正確な幾何学的基準というところに今回の混乱の原因が あったのかもしれませんね。
お礼
コメント有難う御座います。 平面度、平行度の定義からして、上記理屈は正しいのでしょうか? B面の平行度0.15とは、例えばA面をジョウバンの上に置いたとき、B面はジョウバンと平行で0.15の間隔の2平面内になければならない。(実平面が)と思うのですが、間違ってますか? だから、正しい定義のもとではB面で許容できる平面度は0.15と思うのですが。
A面をデータムとしたのですから0.15です.
お礼
B面で許容する平面度は当然0.15ですよね!ある人からあまりにもっともらしく0.3と言われたので・・・。 有難う御座いました。
お礼
回答有難う御座います。 平行度の定義って何でしょうか?例えば、A面に対するB面の平行度0.15とは、B面のA面に対する傾き及び平面のうねり、全てを含めて0.15mmの幅の中にB面が入っていなければならない、と理解しております。 >・B面の平行度が0.15であったなら,B面に許される平面度は【 0 】 平行度の範囲内で平面度0.15が成り立ちませんか? ここで言われている平行度とはA面に対するB面の傾きが0.15ということだと思います。 平行度の範囲内で平面度0.15が成り立ちませんか? これだけを考えるなら当然成り立つと思います。