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溶接後に叩くメリットとは?
- 溶接後に金属ハンマーで叩くことにはどんなメリットがあるのでしょうか?近所の工場で特定の人間だけがひたすら叩いていて、音がうるさくて困っています。
- 溶接後の品質確保や加工品の品質向上のために溶接後に叩くことが行われていますが、その目的やメリットは一体何なのでしょうか?労力や騒音の問題もあり理解できません。
- 溶接後に叩く行為には一体どのような目的があるのでしょうか?近所の工場で一日中ひたすら叩かれる音がうるさくて仕方がありません。労力や品質確保のために行われているのでしょうか?
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フラックス入りワイヤを使っているからと違いますか?うちでもフラックス入りですと叩きます
昔、うちの機械のφ45のシャフトがスプロケット部で ねじ切れた事故がありました。 早朝2時に機械ストップ。 急いで部品をばらし早朝五時くらいに町鉄工所にもって行きました。 早朝にもかかわらず寝起きで、溶接してもらい無事、機械が動かせました。 そのとき、シャフトにスプロケットを全周溶接後、大きなハンマーで 何度も叩き、ダイヤルケージで計り、、叩き、、、計りの繰り返しで 最終的に0.1mm以内の振れで収まりました。 その時のおじさんが、すごくかっこ良くみえました。 何か大きな部品で数も多く作っているのでしょうか。。 かなりの職人さんと思います。
回答(1):SHIRAISHIさんのご回答を支持いたします。 残留応力を取り除くためのピーニングだと思います。 話題にされている工場の規模他詳細・ひたすら叩く方の真意はわかりかねますが、職人気質の方で「溶接後に周囲を叩いて歪を取り除く」ことを教えられて長年作業されている方でしたら、「ひたすら叩いて歪を取り、品質の高い製品を作る」「叩いても壊れるわけではないので、たくさん叩いたほうがよりよいものになる」信念のもと、一生懸命叩いているのではないでしょうか? 作業時間・品質・騒音・労力等考えれば、適当に叩いておく・別の歪取り方法をとる、など別案も考えられますが、所詮よその工場の方がやることに対し、「うるさい!」と一喝できるわけはないですもんね。 「ひたすら叩く」理由はみなさんの回答どおりだと思いますので、如何にして「音がうるさくて仕方が無い」状況を解決(しかも丸く)するかが問題ですが、ケースバイケースですので具体的な提案をすることが出来ません。 (スミマセン、与太事が多くなりました)
数ミリの薄肉の板を溶接加工すると、周辺にひずみ(ゆがみ)が出ます。 平らな板がエイが泳いでいるようにゆがみます。 特にステンレス板は激しい。 この周辺のゆがみを叩いて平らに矯正します。 長年の養われた感による職人技です。 もう一つはtara555が回答されたように溶接部のビードを平らに潰します。 巣をなくすのと硬化させるのと見栄えを良くします。 板金やさんは何処でもやっていると思っていました。
直感的に思うのは溶接を一層してから二層目の間にどうしても巣が出来てしまうので鉄ハンマーで上から叩いて中の巣をつぶそうとしているのだと思います。 そのほかの理由としてはその近所の工場の人が分かってしているのか不明ですが、いくらかの応力除去という可能性もあります。 ウチでもよくしますが、鋼を溶接(肉盛り)をするとき初めに余熱をかけ、溶接をします。そして溶接してすぐに鉄ハンマーで「コンコン」叩きます。 今言われるようにひたすら叩くと言うのものではありません。 これでいくらかの応力除去(いくらかの溶接後の割れ防止)が出来ると溶接棒のメーカーの職人さんに教えてもらいました。 物理的な根拠は分かりませんが、ウチでする限り確かに効果があるみたいです。 参考になれば幸いです。
> 私も溶接をしますが、 でしたら、溶接ビードのスラグを叩くのは分かりますよね? 私も専用のハンマーで叩きますよ。 スパッタも叩けば取れるのが殆どですし、タガネを当てても叩きますよね? ただ闇雲に叩いている筈ありません。 半自動だと、手アークに比べてスパッタが多いと思いますし・・。 (上手な人だとそんな事無いのかな? 条件にもよりますが。)
ピーニングですね。 圧力容器か何かを溶接されているのでしょうか。 良い職人さんだと思います。