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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:樹脂の表面分析方法について)

ポリマーの表面分析方法について

このQ&Aのポイント
  • ポリマーの最表面の状態を分析する方法について教えてください。ポリマーのフィルムへの接着性改善のために行った処理により、表面粗化によるアンカー効果は見られず、最表面の層が除去され、内部が露出した可能性があります。
  • 現在の分析手法としてAESやESCAがあると思いますが、ポリマー最表面の状態を正確に分析するにはどのような方法がありますか?また、分析を進めていくとCしか検出されない可能性についてもお教えください。
  • ポリマーの最表面の状態を分析するために求められる方法についてお知恵をお借りしたいです。フィルムの接着性向上に伴い、表面の粗化が原因ではなく、最表面の層が除去され、内部が露出している可能性があります。AESやESCAなどの手法ではCしか検出できない可能性に懸念があります。

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noname#230359
noname#230359
回答No.2

表面改質を通じていろいろな大手企業とお付き合いをさせていただいていますが、やはり一般的にはXPSを使用するようです。 測定深度は数Åです。 未処理試料と接着前、接着剤、剥離後の測定結果比較をすれば良いがと存じます 通常、O/C や N/C の比較 特殊な表面改質では、F/C も見たりします。 ケミカルシフトと合わせて比較すれば、それなりの結果が得られると思いますよ。 コロナ、プラズマ処理の場合は特別な測定上の注意点はありませんが、フッ素ガスを用いた表面改質の場合は導入されたフッ素がx線で解離することがあるようなので、先にフッ素から測定するほうが良いそうです。 簡易的には接触角でとりあえず確認する企業さんもあります。 接触角に影響を与える表面深度はあまり深くないそうなので、表面構造が無ければ、とりあえず比較は出来るようです。

noname#230358
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 XPSを別のものと勘違いしていました。電子状態もわかるのでしたね。 接触角は盲点でした。早速測定してみます。 XPSも近々トライしてみようと思います。 しつこいようですが、気がかりなのは密着力発現の原因が分子の1次的な構造ではなく、2次3次あたりの高次構造の違いによるものである場合、いかに検出するかが課題です。

その他の回答 (1)

noname#230359
noname#230359
回答No.1

表面粗さをさらに詳細に追求するのならば FE-SEMやAFMはどうでしょうか。 XPSは金属やセラミックスしか経験がないのですが・・・ ポリマーってことはOとCは多量に含まれているのでしょうが、 密着性が良いものと悪いもののO、C、Hあたりを ナローで時間をかけてとってみれば何かわかるのでは?? コンタミとポリマーのCなら区別がつくはずです。 金属セラミックスならば、密着性のよしあしは酸化物が 大きいはずですが、ポリマーはどうなんでしょうね・・・ ポリマーの生成法はどんな方法なのでしょうか。 液体からの生成であれば、基盤の埃と 空気中の湿気がかなり影響するそうです。 以上丸投げの回答です。

noname#230358
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。 FE-SEMで20000倍まで見ましたが、処理前後ほとんど見た目が変わりませんでした。 ポリマー自体にはO、C、Hしか含まれていませんので、コンタミ関係でなければ元素分析では厳しいかなと持っています。 ポリマーの生成法は溶融物をフィルム化しているそうです。その後、熱ロールの履歴を通るようなので、その辺から何か転写している可能性もあるかもしれません。 ポリマー生成時の湿度が物性に影響するというのは初耳でした。それはフィルム表面に密着阻害層のようなもの?を生成する可能性があるのでしょうか?もし、参考になる情報ありましたらご教授願います。 取り急ぎお礼まで。

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