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ばねの高温でのへたりについて
- ばね(ねじりコイルばね)は高温下で使用するとへたりが早いんですよね?
- 高温下にはあるけれども、使っていない状態で放置されているばねはどうなるのでしょうか?
- 70℃くらいのところに5日間くらい放置されたばねは弱くなるのでしょうか?
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70℃は高温と呼ぶ温度域には入らないと思います。 5日間の放置がバネを劣化させるとは思えません。
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「回答2」に補足いたします。ご質問内容を誤って解釈しました。ご使用条件が常温であれば、ばね強度は変化しません。すなわち、SUP系のばね材の熱処理条件は、焼入れ;830-860C、 焼きもどし温度は、鋼種によって若干異なりますが、450-570Cの範囲です。したがって、ご指摘の温度 70C よりはるかに高い焼きもどし温度で処理されておりますので、ばね強度に関係する、硬さや引張り強さは変化いたしません。以上、大変失礼致しました。
お礼
御丁寧にありがとうございます。 やはり70℃レベルは強度に影響するほどの温度環境ではないのですね・・・。 実際にちょっとへたってしまって、原因を調査中で、もしかしたら 70℃程度でも弱くなることもあるのか?と思って質問させていただいたのですが・・・どうやら他に原因がありそうですね。他の面からも考察してみます。 勉強になりました、ありがとうございます。
JIS規定のばね鋼(SUP系)を用いて製作された、ばねは常温て゛の使用を前提としております。手元のデーターによると、ばね線径7.0, 締付応力45.5Kg/mm-sq, 締付時間 5hrの条件にて、SUP系ばね材料の高温(100-300度C)締付試験による永久せん断ひずみは、100度Cにおいて、0.005%程度です。データ曲線から推測すると、70度Cの場合は、0.002-0.003%になります。高温の使用環境においては、弾性係数の減少などに伴う永久ひずみを発生しばね特性が低下します。ただし、ご質問の条件(70度、5日間)下では、ごく軽微と推測され、ご使用条件に対して許容できるか、どうかが問題となります。ご参考まで。
お礼
ありがとうございます。 やはり弱くはならないのですね・・・。 その書き方だと、もし力のかかっていない状態での放置ではなく、 応力85%くらいまでの締め込みをその5日間中に行っていたと しても、70℃くらいならば、へたることはない、ということにも なりますか? 参考までに教えていただければ幸いです。