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ボールエンドミルのヘタリ方について
- ボールエンドミルのヘタリ方について度々質問させていただきます。宜しくお願い致します。
- HPM38のHRC53で、1RBの有効長10の深リブボールで、突き出し代はトータル22で、S8000で加工したところ、先端が欠けてました。しかし、外周刃はそれなりに保ってました。つぎにS5600にしたところ(送りも同じ比率で落としました)、今度は先端はそれなりに刃は保ってたのですが、外周刃が崩れたようになってて、極端に言うと、まるで鉛筆のようになってました。4個のワークを4本の刃物で、同じパスで加工したのですが、あまりにも結果が正反対なので、悩んでます。2回も同じ現象なので、たまたまとも思えません。
- どうか、良きアドバイスをお願い致します。
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こんにちは、同じ材質のワークで同じ工具を使用しているのにプログラム 上での違いだけでEMの減り方に違いがある。当然の結果かも知れません ね。目的は、EMの減りが少ないプログラム設定ということですね。 まずはHPM38(HRC53)とありますが、硬度試験機での測定を実 際にワークに使用した全てを自分で行いましたか?また、EMを主軸に装 填した状態でダイヤルゲージ等で刃先の芯振れを毎回チェックしてみまし たか?これらは、誰かが精度良く加工しているのだから紙面上やカタログ 上の精度数値通り絶対に全てクリアされていると決めている点だと思いま す。少なくても私は、φ1以下のEMや深リブEMを購入したときは自分 で刃先の芯振れを一本ずつ検査して、高速回転に耐えられない振れや顕微 鏡で見て刃先に荒れがある物は外して荒加工に使うか場合によっては返品 もあります。「出店でコマを10個買い同時に回してみると何個かは綺麗 に制止したまま回転するが中には振れて暴れてコケてしまうものがある。 高速回転するものには、僅かな芯振れが大きな違いをもたらすものです。」 と、工具メーカーの担当に話したことがあります。「全く同じ条件で…」は、自分で検証したものだけに言えることと思います。原因を解くには関 わる全てにおいて検証されなければ本当の原因は見えて来ないと思います。 残念ながら具体的にどのような図面形状での加工なのか解らないのでプロ グラム以前でのアドバイスのみです。
カタログでの推奨値は何とあるのでしょうか。 ここでアドバイスをするのであれば推奨条件内で加工してくださいとしか言えないと思います。 よく、他の人の質問で「この回転数、送りで合っていますか?」と質問がありますが、私としてあまりに条件が違うと指摘をさせていただきますが、そうでなければ条件に関しては何もいえません。 それでもどうしても良きアドバイスをと言われるならば、もう少し細かい内容を書かれてはどうですか。(機械、切削油、工具、ツールパスなど) 追伸 私としては、貴方が聞きたいことってもうすでにご自分で答えを出しているように思えます。(聞きたいことがよく分かりません) 何度も言いますが、答えは出ているように思います。 エンドミルも鋼材(合金)ですから、当然へたります。 結局、S5600からS8000の間で加工すればいい感じになると思います。 おそらく、この疑問点の中心にあることは「カタログ値の100%まで設定していないのに・・。」と推測されますが、カタログ値の100%というのはおのおの会社の機械のすべてに適応できるという数値ではありません。 機械のメーカーや大きさ、設置状態、機械の個体差などでたとえ同じ機械でも全然状況が変わる恐れがあります。 ウチの機械でもエンドミルの径によって、カタログ値の80%でもできないことも多々あります。 要はカタログ値は参考にして、いろいろやってみて、その機械にあった一番良い条件で加工するということを早く探し出す必要があるということです。 参考になれば幸いです。
まずS8000の時は熱に溶けていた もしくは回転のために先端部分がこけてしまっている S5600の場合は熱の不可やこすれが減ったことにより 先端部分は問題なくなったが今度は側刃が衝撃に耐えられなかった という感じなんだと思います 工具はなにをお使いでしょうか? 加工状況がわからないので何ともいえないですけど ・工具(コーティング)を変えてみる ・回転を落として送りを上げてみる 等試されたらご自分のためになると思いますよ あとはパスですね あまりにも同じ事があったので驚いています。 私も以前ユニオンさんの同じ工具にて同じ現象が起きました そのまま当てはまるかは分かりませんがその時の事を書いておきます ただし自分自身結論が出たわけではありませんので。。。 被削材 NAK80です まず変更した点は 1.ユニオンから日立ツールへ変更 2.パスで狭いポケットみたいな形状でしたので 粗加工の最後の一発の取り代をXYPでなくZPと同じにした (これは最後壁の部分の時の取り代がフルRでかかるので減らすため) ただし、CAMによっては出せないです 以上の点を変更しました 昔の話なので今はどうなのか分からないですが その後はユニオンツールでの不具合が多発したので 今はすべて日立へ切り替えています ただしこの場合もユニオンさんが悪いのではなくコーティングがTiCNのものだったので35HRC以上になるとしんどいと解釈しました (あと刃も結構立ってますよね) なのでS50Cとかではユニオンさんの方を使ってました 今では高々度用のコーティングや刃形状をしてますので ハードマックスで一度おためしください すいません 追加です 最初切削中は水溶性クーラントをかけていましたが 高硬度用に変えてからは仕上げ以外エアブローにして落ち着きました 切削条件についてはなんとも言えませんが 閉形状のリブ加工の場合(Epoch Deep Ball) S8000 F400 XYp0.25 Zp0.05 あたりでどうでしょうか? あとこの当時のCAMはMasterCAMです
お礼
アドバイス有難う御座います。 多分個人的には、S8000では熱よりも先端のコケと想像してます。 S6500では、ゆっくり回すと言う事は、長い時間刃が鉄をカイてる と思うので、その衝撃でかな?と想像してますが・・・。 工具はユニオンの深リブボールのUTコートのほうです。 今度、HARDMAXでよく似たケースで試そうと思います。
補足
説明不足でゴメンナサイ。 今回の件でどうしても不明なのが、 『S8000』では外周刃が多少のヘタリで先端が大きなカケ、『S5600』では外周刃が大きくヘタって先端はカケ無し、と言う、極端に正反対 な事が疑問です。今までの感じでは基本的には、周速を変えると『ボールR全体がヘタるかヘタらないか』というイメージだったからです。 機械は牧野V33で、油性切削油、工具はユニオンのUTコートの深リブ ボールで、ツールパスは等高線加工部と、走査線加工(ジグザグ)です。 製品形状的には、エンドミルR部をまんべんなく使います(同じポイント ばかりで削らないです)。 あと、条件はカタログの80%くらいをねらってます。