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磨き材と黒皮材の違い(板金上の留意点)
- 板金溶接で使用する磨き材と黒皮材にはどのような違いがあるのでしょうか?磨き材がない場合にクロカワ材を使用する際に注意すべき点や不便な点について知りたいです。
- 磨き材と黒皮材の違いについて解説します。クロカワ材を使用する場合、溶接や二次処理での塗装において注意が必要です。具体的な留意点についてもご紹介します。
- 板金作業において、磨き材と黒皮材の選択によって発生する留意点についての情報をお伝えします。クロカワ材の使用時に注意すべきポイントや不便な点についてもご紹介します。
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1.熱間圧延材の分類 黒皮とは、熱間圧延時に生じた酸化物、スケールとも呼ばれる。 ?熱間圧延材(黒皮材)例 SPHC ?〃 酸洗材 SPHC-P(ピーリング材:かわむき材) ? 磨き材 p材を研磨 となります。みがきパイプも?を素材としてロール成形して溶接アニールしたもので、磨きパイプとは、素材が違うだけです。 2.黒皮の問題点 ?溶接 黒皮(抵抗が高い)があるとスポットなどの抵抗溶接には向かな い。またアークも飛びにくくなり、アークスタートもしにくくなる。つま りMIGやMAG溶接の自動化には向かない。手動で溶接するなら大きな問題と はならない、溶接時、黒皮が飛び散る。 ?塗装 黒皮自体が酸化物である為、発錆を送らせる程度の働きはある。 従って、素材の段階で油は塗布されていない。この為、塗装工程に入る 場合、脱脂などがある程度簡略化できる。 黒革材専用の塗料もある。 トラックのホイールや荷台などは、黒皮にカチオン電着を直接行う。 ?その他 曲げなどの加工で、黒皮は落ちる。同様に塗装の前処理等で落ちて しまう。 錆にくいだけで、錆は簡単に出てくる。
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クロカワ=黒皮。 鋼材を形状加工すると内部に応力が残ったりして物性が変化するので、素材に応じてメーカーにて熱処理します。その際、表面に酸化物=スケール=黒皮がつきます。これを最終的に酸洗いしたものが黒皮材です。 スケールは錆と同じですので、酸洗いした表面はボコボコです。「梨地肌」とも言います。 不便というか、磨き材とは見た目が全く異なるので、見た目を気にする客は嫌がります。もし、施工後に塗装するならあまり影響はないでしょう。 また、スケール発生時に最表面の金属成分や含有成分が消化されるので、溶接に多少の影響があるかもしれません。 塗装強度が落ちるのは前回答者の通りかと思います。 塗装強度低下を避けるためには多少磨いてみては?
お礼
ありがとうございます。外観面でなく裏側につく部品が多いので、塗装等はそれほど心配しなくてよさそうですね。納得しました。これからも良きアドバイスを!!
当社は板金加工でタンクを製造しているのですが、 チャンネルや、配管パイプなどは黒皮を使用しています。 その際、注意しないといけない点を聞いた範囲で答えます。 1.溶接時 やりにくいと聞きますが何がやりにくいとかまではわからないです。 2.塗装時 黒皮皮膜が邪魔をして塗装強度が落ちる。 (碁盤テストをやると効果がわかりやすいです) 3.その他 パーカー処理する際、磨きと黒皮が混在している場合磨きに焦点を おくと黒皮が残ります。 (黒皮は酸洗いする際除去に時間がかかるとの事) まぁ、アドバイス程度に聞いて貰えたら幸いかと思います。 それでは。
お礼
パーカー処理する際、磨きと黒皮が混在している場合は注意しないといけませんね。忘れてしまいそうでした。ありがとうございます。又宜しくお願いします。
お礼
ありがとうございます。弊社では手動の溶接なのでそれほど問題はなさそうです。塗装も外観面でなく裏側であれば気にしなくてもよさそうです。いつも、クロカワ使用にはなんとなく不安?疑問?があったのですが、納得できました。