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Crメッキと油圧シリンダの相性について
- 油圧シリンダ(Cyl)のロッドにCrメッキを施した際に、塵噛みに伴うすじ状傷が生じて困っています。SUS316製ロッドとの接触面は黒く変色しています。材料同士の相性に問題があるのでしょうか。
- ロッドの移動速度は極低速であり、摩擦熱の発生もありません。また、無負荷状態での運転ですので、こじりなどの影響も考えられません。何か情報をご教示いただけませんか。
- 油圧シリンダのロッドに施した硬質CrメッキとSUS316製ロッドとの相性に問題が生じています。接触面が黒く変色しており、塵噛みに伴うすじ状傷も発生しています。移動速度や負荷の影響を考慮しても、材料同士の相性が原因の可能性があります。詳しい情報を教えていただきたいです。
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硬質クロム鍍金は肉厚のばらつきが大きく、はめあいでの局部ストレスが大きい鍍金です。 同じ硬質鍍金でも、無電解ニッケル鍍金は自己潤滑性もあり、肉厚を1/1000単位で調整できます。熱処理をすれば高度は十分でます。一度検討されてはいかがでしょうか?
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ご使用の環境等が詳しく解りませんが、材質変更が可能でしたら、高荷重でなければBC6(CAC406)の方が硬度は低く、相手材とのなじみは改善されると思います。 又、黒く変色しているということは界面の油膜が切れている状態だと思われます。無給油状態での材質選定は又違うと思いますが...。
お礼
早速のアドバイス誠に有難うございます 頂いた情報検討させて頂きます
ロッドは曲がっていませんか。 ロッドはメッキ後に円筒研削されていますか。 リングとのはめあいの具合はどうですか。 組立時全てのシールと摺動部は作動油で潤滑されていますか。 シリンダ側シール類に塵噛みはありませんか。 検査用ユニット、ホース、作動油中に塵はありませんか。 はめあい及び材質に問題がありそうな場合、傷が分かるように合マークを付けます。 ロッドを回して原因がどちらにあるか探って下さい。 全周に傷がある場合は、仕上用研磨紙で軽く傷を均して下さい。 部分的な傷は、形状を観察し測定します。 部分的に僅かなしめしろがあった場合、研磨紙であたりを取ります。 シール脱着に金属性工具を使わないで下さい。 各部品の組立時の変形に注意して下さい。 ご存知の事ばかりかも知れません。 地道ですがご健闘下さい。
BC3のリングは交換されましたか。 内面に切粉、塵が噛み込んでいるかも知れません。
補足
早速のご返事有難うございます 傷発生した際のリングはCrメッキが溶け込んだ状態を示しており再利用が出来ません 組立の際にはごみの付着、切粉の付着が無いことを確認しております ごく短時間(2,3回の往復)でしかも無負荷、ロッドの自重を受けぬよう先端を支えた状態で運転を行った結果です
ダストシールは使用されていますか? 塵噛みを軽減する為に、ダストシールの使用を検討されてはどうでしょうか。
補足
早速のご返事有難うございます 使用環境上ご指摘の部品は織り込み済みです 傷はオーバホール直後の運転試験の際に生じたものです
お礼
アドバイス有難うございます 最後の手段として機会を見付けトライしてみます