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切削速度とテーブル送り速度の違いを教えてください
- MC初心者の私は参考書を見ていたところ、切削速度とテーブル送り速度という二つの速度があることを知りました。MCの軸は動かずにテーブルだけがX-Y方向に動くため、Z方向は軸が上下に動きます。
- しかしどちらがどのような速度を表しているのか、正確に理解していません。切削速度とテーブル送り速度の違いを教えていただけると幸いです。
- また、切削速度とテーブル送り速度の計算式についても教えていただけるとありがたいです。
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既に回答されているのでダブるかもしれませんが 切削速度 MCなら工具の外周の速度です、単位はm/minで表し実際の指令値は1分当たりの回転数rpmに計算して指令しなければなりません。 じゃ何故回転数で工具のカタログなどで表示しないのかと言えば直径が変われば回転数が変わるからです イメージとして軽自動車と普通車が同じ速度で走ったときのタイヤの回転数を考えれば イメージしやすいと思います、当然タイヤ径の小さい方が多く回転しますよね。 計算式は V=切削速度m/min π=円周率 D=直径 N=回転数rpm V=πxDxN/1000 N=Vx1000/πxD テーブル送り速度 その名の通りのテーブル(ワーク)の送り速度ですがMCは工具を中心に考えますので何が動こうが 送り速度でいいのですテーブルという名前に惑わされては行けません、つまり工具からみたワークの速度なのです 求め方 F=送り速度mm/min N=回転数rpm f=1刃当たりの送りmmカタログなどに記載されている t=刃数 ドリルなどのように回転当たりの送りが表示されている場合は1 F=Nxfxt 計算が面倒ならマクロで計算させれば便利ですよ。
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> 送り速度の計算式はとても面倒なんですが、1刃あたりの送りがわからない時は複雑 > な計算をしなければいけないことになりますね。 そのような計算式で求めても良いですがメーカのカタログ、ホムペあたりで 推奨値、加工事例などを参考にしたほうが近道だと思う そのときのコツは推奨値に幅が有る場合は真ん中からスタートする事。 OSG http://www.osg.co.jp/products/index.php あたりが分かり易い。 > > 1刃あたりの送りというのはタンガロイのカタログに書いてあるのを例にするとfz=0. > 075mm/tという数字ですか? そうです。
お礼
色々と勉強になりました、ありがとうございました。
回答ありがとうございます。 お返事の仕方がわからなかったので新たに書き込みます。 切削速度=送り速度だと思っていて混乱していましたが、やっとわかりました。外径が変われば回転数も変わりますね、全然気が付きませんでした。 ありがとうございました。
切削速度とは刃物が素材を削る速度の事で、素材上をどれ位の速さで刃物が走っているかを表します。これを元に理想とする回転数を割り出します。 初心者のうちは、工具が回転しているからイメージしにくいワケですが、木材を削るカンナのように直線的に真っ直ぐ走るとすれば、そのスピードが切削速度となります。これは理想的に削る速度が存在するわけです。 フライス等の回転工具の場合は刃物は回転数で指令するため、この速度を元に回転数に直さなくてはいけません。 切削速度とか言われるから紛らわしいのですが、ようするに工具の「周速」なのです。 極端な例えを言いますと、ある人が運動場のトラックを一定のスピードでグルグル回っているをします。 この時の走っている速度が切削速度です。そして、単位時間当たりに何週しているかが回転数となります。 切削速度がフライスでイメージしづらい場合は旋盤を見てみると良いでしょう。バイトが素材を走っている(削っている)速度が切削速度です。 そして理想の切削速度から素材を回す回転数を求めます。 テーブル送りは切削速度や回転数とは別物で、文字通りテーブル自体の移動速度です。ちなみに主軸が移動するタイプの場合でもこの送り(F値)の意味するものは同じです。 回転している工具と素材との相対速度ですから。 工具と材質の相性によって理想とされる切削速度が存在し、切削速度を元に工具の回転数を求める。 そして理想とされる送り(刃一枚当り、もしくは1回転当り)がありますので、回転数とかけることによりテーブル送りが決定されることになります。
お礼
回答ありがとうございます。今まで回転数も送り速度も適当に入力して削っていましたが、やっと意味がわかったのでこれからはきちんと計算して回転数と送り速度を決めてから切削してみたいと思います。ありがとうございました。
切削速度とテーブル送り速度、まぎらわしいことばですね。よく取り違えられてしまうことがあります。 簡単に言うと、切削速度は刃物をどれくらいの速さで回転させるか、例えばS3000とかいうことです。また、テーブル送り速度とは、文字どうりテーブルを動かす早さ、たとえばF500とかいうことです。 基本的には、参考書とかカタログにある計算式のとうりで、刃物の径が2倍になったら回転数は半分に、F送りを2倍にするなら回転数(S)も2倍に、と考えおけば、とりあえずはやっていけるでしょう。しかし、現実には、機械の剛性、ワークの固定の仕方、材質、刃物の種類、工具把持の仕方、等々、数え上げたらきりの無いくらい制約条件があって、計算どうりには行きません。 やり方の違いで、回転や送りが10倍くらい違ってしまうこともあります。 いろいろやってみて最適な値をつかんでください。
お礼
機械剛性や固定の条件でカタログ通りの回転数や送りにはならないかもしれないですね。軽い条件で試していって試行錯誤していきたいと思います。ありがとうございました。
お礼
速度の単位 m/min と mm/min がなんでこんなに差がるのか不思議だったのですが、やっと意味がわかりました。 ちなみに参考書に書いてある計算式はもっと複雑で、 回転数N=(320x切削速度)/エンドミル外形 送り速度C=(切削速度xエンドミル外形x送り係数xエンドミル係数)/ 軸方向切り込み深さ x 半径方向切り込み深さ と書いてあり、回転数は簡略化されてますが、送り速度がちょっと複雑です。送り係数は切削する素材とエンドミル径によって様々な数値があり、表になっていてそこから適した数字を拾うようになっています。エンドミル係数はエンドミルのタイプ、ショートとか標準、ロング刃と刃数との関係が表になっていて適合する数字を拾うようになっています。 送り速度の計算式はとても面倒なんですが、1刃あたりの送りがわからない時は複雑な計算をしなければいけないことになりますね。 1刃あたりの送りというのはタンガロイのカタログに書いてあるのを例にするとfz=0.075mm/tという数字ですか?