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メッキのシミとは?黄色や黒いシミの原因と対策について
- ニッケルメッキの上にクロムメッキを施し、純水で洗浄すると、黄色シミや、黒いシミがメッキ表面に現れることがあります。見た目としては液が垂れたような跡になっています。
- このようなシミが出る理由は、メッキ層が剥がれてしまったり、メッキ表面に付着した異物が反応して変色したりするためです。
- また、メッキ表面が劣化している場合や、洗浄時の水の中に含まれる鉄イオンなどの影響も考えられます。黄色シミや黒いシミの対策としては、メッキの剥がれを予防するために丁寧な洗浄手順が重要であり、メッキの定期的なメンテナンスも必要です。
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私も「おそらく洗浄が不十分であるための水染み」だと思います 均一な洗浄・均一な乾燥が大切です 詳細な原因は各種の洗浄条件によりこたなりますので、工夫して対応してください 追加します:このシミは後からの洗浄では落ちません
補足です。 弊社で発生した事例は、クロム後、水洗しても、手でこすっても除去出来ない。シミでした。状態とすれば、黒クロメートの干渉色ににています。 原因を調べたところ3価の濃度が極端に低いことが解かりました。カラ電解を実施し、3価を生成することでこの問題は解決しました。 以上、参考までに。
この黄色・黒色のシミは、水に溶けるでしょうか? 発生から時間が経過していると判断し難いのですが、水に濡らしたティッシュで擦って除去できたとして、そのシミがティッシュ上で滲んでいると、水に溶けると考えて構わないでしょう。除去できたとしても溶けていないのなら、以下は読み飛ばしてください。 当社でも同じような経験があります。 液垂れのような黄褐色・黒色の汚れのようなものが、垂直に連続した数個に発生しました。明らかに、クロムめっき液の付着で、かしばゆきこさんのおっしゃるような洗浄不足ではありません。黒くまでなるような濃いものです。eijiさんのおっしゃるようなクロムめっき皮膜の異常でもありません。洗浄すると除去できるからです。 原因は治具を吊るすハンガーからの液垂れでした。 クロムめっきには、スクラバーを設置するのが当然になっています。これで、発生するミストの飛散を防ぐのですが、作業環境を維持できたとしても、ミストの発生防止のものではなく、依然としてめっき槽の上にはミストがあります。このミストがハンガーに付着し、これが後の水洗乾燥工程で製品に落下して付着したのです。 ハンガーが一枚物の銅板でできているのなら可能性は低いでしょうが、複数部品の組み立て物だとその隙間にクロムめっき液が染み込んでいるので厄介です。 幸い、水洗工程にシャワー水洗を設置していましたので、この位置を変更してハンガーごとシャワー水洗することで解決しました。勿論、ハンガーの分解洗浄も行いましたが。 以上、ご参考までに。
クロムめっきは Cr6+ → Cr3+ → Cr0 ・・・(1)の過程でめっきになります。 3価クロム濃度が低いと(1)の過程がスムーズに行われていない状態になり、クロム皮膜がうまく生成されなくなります。そのための染みだと思います。 以上、ご参考までに。
お礼
遅くなって申し訳ありません。回答ありがとうございます。結局6価クロムの場合も3価クロムを経由して皮膜になると考えてもよろしいんでしょうか?皮膜がうまく生成されなければその部分だけ色が変わるということが考えられるのでしょうか?よろしければ教えていただけませんか。
私が想像する「シミ」であれば、 クロムめっき液の組成濃度バランスが崩れているように思えます。 特に3価クロムの濃度が極端に低くい場合や新建浴時に発生しやすいです。 組成バランス(硫酸も含めて)が妥当かどうか 確認してはいかがでしょうか? 以上、参考までに。
お礼
回答ありがとうございます。さっそく確認してみます。特に3価クロムと書いてありますが、やはり六価クロムの場合でも基本的に同じシミがおこるのですね?また、どういった原理で発生するのか良かったら教えていただけませんか?
おそらく洗浄が不十分であるための水染みではないでしょうか。 水洗層を3段階式にするとか、水洗後のエアーを十分行うことが重要な気がします。 もし、これらを既に行っているのであれば、ピンホールからの前処理液のもれを要因にいれる必要があると思います。
お礼
回答ありがとうございます。洗浄時にしっかりクロム液が取れていなければ、そういうシミも発生するのですか?クロム液が付いたまま一度乾いてしまうと、後で純水洗浄してもとれにくいものなのですか?実際にピンホールからの液漏れも可能性があると思います。 もう一度確認してみます。
お礼
ありがとうございます。結構可能性が高いと思われます。シミが水に溶けるかどうか試してみます。