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ステンレス切削のチップのもちが悪い問題について
- ステンレスの切削において、チップのもちが悪い問題が発生しています。
- 使用しているチップは京セラ製であり、材料はSUS316の鍛造品です。
- 内径のねじ切りのチップが持ちません。ネジのサイズは9/16-18UNFで、下穴のサイズは13.1です。
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こちらの偏芯のねじ切りバイトは良く持ちますよ。 お試しください。量産に使用いただけます。
- 参考URL:
- http://www.grandroyal.co.jp/
sugikafun2です。 固溶化熱処理は焼きなましのようなものです。(急冷しますが効果は焼きなましのような状態です。) 熱処理は専門ではないので詳細な説明はできませんが、確か1010℃1050℃に加熱後急冷だったと思います。真空炉で行えば酸化することも無くきれいな状態です。材料強度はロックウエルBスケール1/16"ボールの100kg荷重で98.5→76.5(処理の前後当方での実測値)になったので少し低くなるのかもしれません。ただし、当方が切削したのは316Lでもっと厄介な材料です。 固溶化熱処理はオーステナイト系ステンレスで行う処理なので316にも有効です。 熱処理屋さんに聞けばもっと適切に教えて下さると思います。とりあえず1個だけ試してみられてはいかがでしょう。また、鍛造前の材料がどういう処理をしてあるのか確認しなければならないとおもいます。 当方で購入した材料は特注品で未処理だったらしく4ヶ月間精度が出ず、大変でした。
お礼
ありがとうございます。 早速、明日にでも熱処理屋さんに聞いてみます。 自社ではステンレスは量産ではあまりやったことがないので(単品物などはあるが)チップのもちなどが余り把握できてないので、30個削ったらチップがかけるなどしたりしたので、sugikafun2さんのアドバイスでうまくいけばいいなと思います。 すばやい対応本当にありがとうございました。
わたしもヒデキチさんのアドバイスが適切な方法だと思います。 タッピングオイルを使ってみてはいかがでしょうか?
材料を固溶化熱処理すればSS材より加工がやりやすくなります。 以前、角材に穴あけとフライス加工をしていましたが変形が大きく刃持ちも悪く困っていました。 もし、材料が鍛造したままの状態なら固溶化熱処理で チップの耐久性は10倍以上になります。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 ちょっとお聞きしたいのですが固溶化熱処理というのは何ですか?それは材料の焼入れ、焼きなましのようなものなのでしょうか?そのことによって材料の硬さなどが変わったりするのでしょうか?その辺の知識がまったくないので、すみません。 一応、鍛造は冷間鍛造です。 アドバイスお待ちしています。
タンガロイのコーティング(ステンレス向け)チップは結構良いですよ。(出来るだけノーズRの大きい物が望ましいです) あと切削液は水溶性ですか? だとしたら、ねじ切りの前に一旦止めて下穴にタッピングペーストを塗り込むとさらに良いです。(クーラントは止めて) 穴の中で切粉が刃先に悪さをしないように工夫もして下さい。(切粉を噛むとすぐに欠けてしまいます)
補足
早速の回答ありがとうございます。 自社では水溶性を使っています。 後、加工はロボットを使っているので、ネジきりのときにとめることは出来ません。 キリコの除去の工夫としては、加工の時に後方から切削油を常時出してます。 説明不足ですみませんでした。
お礼
久しぶりにメールが入ってたのでビックリしました。 一応、製品としてはOKとなりましたが(まだ1LOTで1万個しかやってないので)、これから量産になるとやはりチップの持ち具合がこれから課題になると思うので、参考のURLに早速確認してみたいと思います。 情報ありがとうございます。